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WEST TOKYO TV-FM DX

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私のマルチシステムテレビ、マルチシステムビデオデッキ紹介

初版 2006.08.12 UP
更新版 2009.08.13 UP

画像削除 2014.11.24 UP / 2016.04.11 UP


初めに

 私が現在使用している海外向けテレビ、マルチシステムテレビ、マルチシステムビデオデッキ、及び過去に使用していた機器を紹介します。

 地元TV局を受信するのと異なり、海外TV-DXは受信状態が不安定で、電波の弱い所でも支障なく見聞き出来るのがテレビや録画用デッキを選択する条件の1つになります。テレビやビデオデッキでは、電波の弱い部分や無電波の部分は映像がブルーバック、音声がスケルチで無音になるものがありますが、マルチシステムテレビ、マルチシステムビデオデッキにも同様の機種が多く、これは海外TV-DXを行うのには不利な機能です。また、内蔵チューナーのチャンネル設定方法、異なる放送方式の同時設定が出来るかどうかも重要な点です。これらの点を中心に私の所持しているものを紹介していきます。

 なお、国内で販売されているマルチシステムテレビやマルチシステムビデオデッキは電源がAC110V~240V自動変換のものが多いですが、日本国内のAC100Vの電源でも特に問題なく、そのまま使用出来ます。ただし、電源プラグの形状がCタイプやBFタイプになっていて、日本国内のAタイプとは異なる場合が多く、変換プラグが必要な場合があります。

 また、アンテナ入力・出力もPAL型と呼ばれる形状になっていて、日本のF型とは異なる形状になっている場合が多く、アンテナの接続にはPAL型のアンテナプラグが必要になる場合があります。

JVC CX-60ME(K)

 海外向け(CCIR、OIRT)ポータブルカラーテレビ。6インチブラウン管。カラー方式はPAL、SECAM対応。1986年1月にLAOX本店で購入。購入価格64800円、物品税7776円。

 画像をクリックすると、大きなサイズの画像が別ウィンドゥで開きます。


本体

本体側面

本体上部

主な仕様
Color TV system:PAL(B,G,I) CCIR continental std.、SECAM(B,G,D,K,K1) CCIR continental std./OIRT std.
Channel coverage:
VHF…CCIR countries 2-12 (OIRT countries 1-12)
UHF…21-69
TV sound:5.5MHz(CCIR), 6.0MHz(U.K), 6.5MHz(OIRT)
入出力端子:コンポジット外部入力1系統、コンポジット外部出力1系統
AC電源アダプター:AC110V~260V、50/60Hz
AC電源アダプターのプラグ:Cタイプ

 チューニングはロータリーダイヤル式。ロータリーダイヤル式なので、異なる放送方式でもダイヤルを回せば受像出来ます。

 内蔵チューナーは電波の弱い所や無電波の所でもブルーバックにならずにちゃんと見ることができ、音声も聞けます。

 他機で受信して外部入力から映像と音声を取り込んだ場合も同じで、電波の弱い所や無電波の所でもブルーバックにならずにちゃんと見れ、音声も聞けます。

 カラー方式がPAL、SECAM方式のみ対応なので、NTSC方式の映像は白黒映像になりますが、内蔵チューナーで受像した日本、韓国、フィリピンなどのNTSC方式の映像(白黒映像)は、外部出力からマルチシステムテレビや日本国内用テレビでモニターすればちゃんとカラー映像で見れます。マルチシステムビデオデッキや日本国内用ビデオデッキなどに一旦録画して、マルチシステムテレビや日本国内用テレビをモニターとして再生してもカラー映像になります。

 また、内蔵チューナーは映像と音声の周波数差が西欧方式、中国方式、ロシア方式などにのみ対応しているため、日本方式、アメリカ方式などは受像は出来るものの映像と音声を同時に聞くことが出来ませんが、基本的に映像はテレビで受像し、音声はIC-R7000、AR5000A+3などで聞くため、不便は感じていません。

 現在、海外TV-DXのTV受像のメインとして使用。なんと言っても、チューニングがロータリーダイヤル式で、海外TV受像のワッチに大変使いやすいのが良いです。最近はこのようなロータリーダイヤル式のテレビが少なくて大変残念です。ブルーバックやスケルチ無音の類も一切ありませんし、コンポジット外部出力・入力もあり、このテレビで受像した海外TVのビデオデッキへの録画、録画ビデオのモニター用にも大活躍しています。

 外部アンテナ入力コネクターは元はPAL型メスでしたが、購入当初はPAL型オスのコネクターが無く、M型コネクターにかなり強引に取り換え、今はF型コネクターに変えています(見栄えが悪いですが・・・)。また、AC電源アダプターのプラグも元はCタイプでしたが、購入当初は変換プラグが無かったため、日本のAタイプに変えました。

 古い機種であり、2003年10月に故障、一旦引退したのですが、今ではこのような海外TV-DXのワッチに便利なロータリーダイヤル式のテレビはなかなか無く、2009年3月にJVCにダメ元で修理に出したところ、見事に復活して戻ってきました。電源部分のコンデンサーがダメになっていたとのこと。ボリュームのガリガリ音も直してもらいました。修理費用はデンカイコンデンサ(部品番号:QEHR1HM-476Z)200円、デンカイコンデンサ(部品番号:QEHR1HM-475Z)200円、修理補助部材(部品番号:HJ1)220円、技術料5900円、消費税326円、合計6846円+送料700円でした。JVCさんには本当に感謝しています。

SONY KV-AR142M80

 全世界対応マルチシステムテレビ。14型ブラウン管。2004年5月に海外電気CLUBで購入。購入価格29800円(税込、送料込)。同年7月に一旦手放しましたが、2005年2月に同じく海外電気CLUBで再購入。購入価格29800円(税別、送料込)。

SONY HPのページ
http://www.ecat.sony.co.jp/tourist/tv/acc/index.cfm?PD=20670&KM=KV-AR142M80(JE)

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本体正面

本体背面

チャンネルのマニュアル設定画面

取説のチャンネルマニュアル設定の説明ページ

リモコン

主な仕様
Television system:B/G, I, D/K, M
Color system:PAL, PAL60, SECAM, NTSC3.58, NTSC4.43
Channel coverage:
B/G…VHF:E2 to E12、UHF:E21 to E69、CATV:S01 to S03, S1 to S41
I…UHF:B21 to B68、CATV:S01 to S03, S1 to S41
D/K…VHF:C1 to C12, R1 to R12、UHF:C13 to C57, R21 to R60、CATV:S01 to S03, S1 to S41, Z1 to Z39
M…VHF:A2 to A13、UHF:A14 to A79、CATV:A-8 to A-2, A to W+4, W+6 to W+84
入出力端子:コンポジット外部入力2系統(背面1系統、前面1系統)、S映像外部入力1系統、DVD用コンポーネント外部入力1系統、コンポジット外部出力1系統
電源:AC110~240V、50/60Hz
電源プラグ:Cタイプ

 内蔵チューナーのチャンネル設定は基本的にスキャンをさせるオートチューニングですが、マニュアルチューニングで、受信周波数、放送方式の変更が可能です。しかし、マニュアルチューニングでも受信周波数は電波の出ている所でしか止まりません。異なる放送方式の同時設定も可能です。

 内蔵チューナーは電波の弱い所や無電波の所でもブルーバックにならずにちゃんと見ることができ、音声も聞けます。

 他機で受信して外部入力から映像と音声を取り込んだ場合も同じで、電波の弱い所や無電波の所でもブルーバックにならずにちゃんと見れ、音声も聞けます。

 内蔵チューナーは電波の弱い所や無電波の所では画面左下に"No signal"の文字が出ますが、この文字は外部出力映像には出力されないので、このテレビの映像を他のビデオデッキやビデオキャプチャーなどに録画するのには特に問題はありません。

 外部入力に繋いだビデオの再生時には録画内容の受信状態が良くならないと、画面左上の"Video 1"などの文字が消えないので、海外TVの局マークなどと重なって見づらい時があります。

 なお、外部入力からの映像をこのテレビを経由して外部出力する場合、外部出力映像は電波の弱い所や無電波の所は強制的にブルーバック(真黒画面)になり、解除は出来ないので、使用用途によっては注意が必要でしょう。

 取説に"(C)2004 Sony Corporation"と記載があるので、2004年に発売された機種のようです。

 海外TV受像のメインとして使用していましたが、海外向けテレビ JVC CX-60ME(K)が修理から戻ってきてからは、現在はマルチテレビの利点を生かして録画ビデオなどのモニター用や、TVコンバーター D-100のモニター用として使用しています。。画面表示文字の問題がありますが、ブルーバックやスケルチ無音がありませんし、FLATスクリーンブラウン管のためオーバースキャンで画面の見えない部分も少ないので、最近の他機種と比べるとTV-DXには向いている方でしょう。コンポジット外部出力があるので、同機で受信したTVを他のビデオデッキなどに録画することも出来ます。

Panasonic NV-FJ630BD

 全世界対応マルチシステムビデオデッキ。VHS機。2004年5月にマサニ電気で購入。購入価格26040円(税込、送料込)。

 一部の画像は画像をクリックすると、大きなサイズの画像が別ウィンドゥで開きます。


本体正面

本体背面

リモコン

電源プラグはBFタイプ


チャンネル設定画面
 
取説のチャンネル設定の説明ページ

主な仕様
Channel coverage:
B/G…VHF:E2-E12、UHF E21-E69、CATV:S01-S05, M1-M10, U1-U10, S21 to S41
I…UHF:E21-E69
D/K East Europe…VHF:R1-R12、UHF:E21-E69、CATV:44-470MHz
D/K China…VHF:C1-C12、UHF:C13-C57、CATV:Z1-Z35
M USA…VHF:2-13、UHF:14-79、CATV:5A, A-5-FFF
M JAPAN…VHF:1-12、UHF:13-62、CATV:C13-C63
ステレオ方式:NICAM、GERMAN
入出力端子:コンポジット外部入力2系統(背面1系統、前面1系統)、コンポジット外部出力1系統
電源:AC110~240V、50/60Hz
電源プラグ:BFタイプ

 内蔵チューナーのチャンネル設定はスキャンをするオートチューニングの他、"Direct Tuning"があります。これはCCIRの西欧チャンネル(E-ch)を数字でダイレクトに入力出来るもの。E-chの入力後に"Fine Tuning"で受信周波数を微調整すれば、他のC-ch、R-ch、A-chなどのチャンネルの周波数にも調整が可能です。"Fine Tuning"は受信画面を見ながら調整することが出来ます。放送方式の変更や、異なる放送方式の同時設定も可能。

 内蔵チューナーは受信時には電波の弱い所や無電波の所でもブルーバックにならずにちゃんと見れます。この機種にはブルーバックの機能そのものがありません。しかし、音声は電波の弱い所や無電波の所ではスケルチがかかって無音になります。録画したテープを再生しても同じ状態です。

 他機で受信して外部入力から映像と音声を取り込んだ場合は、受信時は電波の弱い所や無電波の所でもブルーバックにならずにちゃんと見れ、音声も聞けます。録画したテープを再生しても状態は同じ。

 テープの再生はコマ送りが正方向のみで逆方向が出来ず、各倍速の正逆再生も出来ないので、録画した海外TVのテープを細かく見返すのには適していません。テープ再生の操作性は悪いです。

 現在、メインのマルチシステムビデオデッキとして使用していますが、ほとんど録画専用で、再生は簡易的に再生する時だけです。自機録再が一番だとは思いますが、テープの内容を細かく再生チェックする時はJVC HR-S5980AHを使っています。

 録画画質はSONY SLV-ED100ME(JE)と比較するとちょっと甘い気がします。2002年頃を境に日本国内ではDVDデッキの普及によってビデオデッキは性能を落とした廉価機が中心になりましたが、その傾向はマルチシステムビデオデッキでも同様のようで、このNV-FJ630BDも発売年はよく分かりませんが、恐らく2002年以降に発売された性能を落とした廉価機と思われます。実際本体の重量はかなり軽く、廉価機であることが実感されます。

JVC HR-S5980AH

 全世界対応マルチシステムビデオデッキ。S-VHS機。2004年5月に野口商会で購入。購入価格32800円(税込、送料込)。

 一部の画像は画像をクリックすると、大きなサイズの画像が別ウィンドゥで開きます。


本体正面

本体背面

リモコン

チャンネル設定画面

取説のチャンネル設定の説明ページ

主な仕様
Channel coverage:
VHF:(Low)42MHz-175MHz/(High)175MHz-470MHz
UHF:470-870MHz
TV system:PAL B/G,I,D/K、SECAM B/G,I,D/K(OIRT)、NTSC(M)
ステレオ方式:A2、NICAM
入出力端子:コンポジット外部入力2系統(背面1系統、前面1系統)、S映像外部入力2系統(背面1系統、前面1系統)、コンポジット外部出力1系統、S映像外部出力1系統
電源:AC110~240V、50/60Hz
電源プラグ:BFタイプ

 内蔵チューナーのチャンネル設定は基本的にスキャンをさせるオートチューニングですが、オートチューニング後にマニュアルチューニングで、チャンネル数、受信周波数、放送方式の変更が可能。異なる放送方式の同時設定も可能。受信周波数の調整時はチューナー表示になってしまい、実際の受信画面を見ながら調整することが出来ないので、ちょっとやりづらいです。

 内蔵チューナーは受信時には電波の弱い所や無電波の所は強制的にブルーバック&無音になり、ブルーバックの解除は出来ません。しかし、録画したテープを再生してみると、ブルーバックはかかっておらず、電波の弱かった所や無電波の所もちゃんと録画されています。音声は無音のままです。

 他機で受信して外部入力から映像と音声を取り込んだ場合は、受信時は電波の弱い所や無電波の所は強制的にブルーバック。ブルーバックの解除は不可。音声は聞こえます。しかし、録画したテープを再生すると、やはりブルーバックはかからず、電波の弱かった所や無電波の所もちゃんと見れ、音声も聞けます。

 テープの再生はリモコンや本体のジョグシャトルで各倍速正逆再生、コマ送り、コマ送りの逆再生もでき、テープ再生の操作性は良好です。コマ送りの操作性がとても良いです。コマ送りや一時停止では他機で録画したテープでも横じまも出ず、テープを細かく見返すのには私の持っているマルチビデオの中で最も適しています。テープの内容がそのまま再生されます。

 現在、録画にはほとんど使わず、テープの内容を細かく再生チェックする時の再生専用機として使っています。

 Panasonic NV-FJ630BD同様、同機も録画画質はSONY SLV-ED100ME(JE)よりもちょっと甘い気がします。取説に"COPYRIGHT (C)2003 VICTOR COMPANY OF JAPAN, LTD."と記載があることから、2003年に発売された機種と思われ、恐らく性能を落とした廉価機と思われます。同機の本体の重量もかなり軽いです。

現在冬眠中のマルチシステムビデオデッキ
★SONY SLV-ED100ME(JE)

 全世界対応マルチシステムビデオデッキ。VHS機。2002年3月にLAOX本店で購入。購入価格44800円。2002年12月に一旦手放しましたが、2005年6月にマサニ電気で再購入。店頭展示品で購入価格31500円(税込、送料込)。

 マルチシステムビデオデッキを購入したのは同機が初めてで、同機を購入するまでは海外TVの録画には国内用の普通のビデオデッキを使い、海外用テレビ CX-60ME(K)のコンポジット外部出力を繋いで録画していました(PAL/SECAMでも白黒録画は可能。また海外TVのNTSCのカラー録画も可能でした)。

主な仕様
受信チャンネル:
VHF R1~R12、E2~E12、NZ1~NZ11
UHF E21~E69、R21~R60(471.25~863.25MHz(C57))
CATV S01~S05、S1~S41
カラー方式:PAL(B/G, D/K, I)、MESECAM(B/G, D/K)、NTSC(M)
ただし、フランス、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどで使用されている方式には対応していません。
ステレオ放送方式:ZWEITON(ドイツステレオ)、NICAM
入出力端子:コンポジット外部入力3系統(背面2系統、前面1系統)、コンポジット外部出力2系統(1系統は音声のみ)
電源:AC110~240V、50/60Hz
電源プラグ:Cタイプ

 内蔵チューナーのチャンネル設定は自動設定(オートチューニング)の他に、手動設定ができ、ほぼ全世界のチャンネル、放送方式を手動でダイレクトに設定出来ます。異なる放送方式の同時設定も可能です。この点は私が所持しているマルチシステムビデオデッキの中でも最も優れている点です。

 内蔵チューナーは録画待機中は電波の弱い所や無電波の所は強制的にブルーバック&無音になり、ブルーバックの解除は出来ません。録画中は電波の弱い所や無電波の所でも画面はブルーバックがかからず受信しているものがそのまま映りますが(音声は無音)、録画したテープを再生して見ると電波の弱い所や無電波の所は画面は黒っぽい画面が録画されてしまっており、音声も無音のままです。

 他機で受信して外部入力から映像と音声を取り込んだ場合は、録画待機中は電波の弱い所や無電波の所は画面は強制的にブルーバックなります(音声は聞こえます)。しかし、録画中は電波の弱い所や無電波の所でも画面はブルーバックはかからず受信しているものがそのまま映って音声も聞こえ、録画したテープを再生して見ても画面は録画したもの(受信したもの)がそのまま録画されていて、音声もあります。

 テープの再生時は(同機で録画したもの、他のビデオデッキで録画したもの共に)、ブルーバックは出ず、テープの内容がそのまま再生されます。ただ、何も録画されていない部分などは画面が黒っぽい画面になります。

 テープの再生の操作性はリモコンや本体のジョグシャトルで各倍速正逆再生や、コマ送り、コマ送りの逆再生などもでき、操作性は良い方です。コマ送りの操作性もまずまず良いです。しかし、コマ送りや一時停止では自機録画したテープでさえ横じまが出やすく、録画したテープを細かく見返すのには若干支障があります。

 録画画質はPanasonic NV-FJ630BD、JVC HR-S5980AHと比較すると若干良いと思います。取説に"(C)1999 Sony Corporation"と記載があるので、1999年に発売された機種と思われ、まだメーカーがビデオデッキの製造に力を入れていた時期のものと思われます。本体の重さもNV-FJ630BD、HR-S5980AHと比べるとずっしりと重みがあります。

 チャンネル設定がダイレクトに設定出来る点や、録画画質が良い点は評価出来ますが、ブルーバックの点や、コマ送り・一時停止時に出る横じまの点などから、現在は押入れで休眠中になっています。

 同機については下記ページもご覧下さい。

マルチシステムビデオデッキ SONY SLV-ED100ME 使用記

★SAMSUNG SV-9000W

 全世界対応のワールドワイドビデオデッキ。VHS機。2003年2月にサムスンダイレクトで購入。購入価格44940円(税込、送料込)。

主な仕様
カラーシステム:NTSC、NTSC4.43、PAL、PAL-M、PAL-N、SECAM
チューニングシステム:B/G、D/K、I、M、N、N(取説記載のまま)
入出力端子:コンポジット入力2系統(背面1系統、前面1系統)、コンポジット出力2系統
電源:100V~240V AC、50/60Hz

 各種カラー方式の相互変換機能も備えた機種で、例えばPAL方式のTV放送やPALで録画したテープをNTSCに変換して、日本国内用のテレビで見るといった使い方が出来ます。取説ではマルチシステムビデオデッキとは差別化されており、ワールドワイドビデオデッキと呼んでいます。同様の機種にSV-5000Wという機種がありますが、日本サムスンに問い合わせたところ、SV-5000Wは一般店販売用、SV-9000Wはサムスンのネットショップ販売用というだけで、両機に機能の違いはないそうです。

 内蔵チューナーのチャンネル設定はまず最初に国名を設定し、その後に自動設定(オートチューニング)やマニュアルチューニングでチャンネルを設定しますが、マニュアルチューニングでも受信チャンネルはスキャンをして電波の出てるチャンネルでスキャンが止まるようになっています。放送方式は最初に選択した国の放送方式が自動的に適応されます。一つの国しか選択出来ず、国名を変更してしまうと設定したチャンネルの周波数も新たに選択した国のチャンネルの周波数に変わってしまいます。異なる放送方式の同時設定は不可能であり、海外TV-DXには向いていません。

 内蔵チューナーは録画待機中、録画中にはブルーバックをOFFにしていれば電波の弱い所や無電波の所でも画像はブルーバックにならずに見ることが出来ます。しかし、その録画したテープを再生してみると電波の弱い所や無電波の所はブルーバックが強制的に録画されてしまっています。

 他機で受信して外部入力から映像と音声を取り込んだ場合も同じです。

 現在、同機はほとんど使っておらず、押入れで休眠中です。外部入力からの場合でも電波の弱い所でブルーバックが強制的に録画されてしまったり、異なる放送方式の同時設定が出来ないのではどうしようもありません。カラー方式の相互変換機能が貴重なくらいです。

 同機については下記ページもご覧下さい。

ワールドワイドビデオデッキ Samsung SV-9000W 使用記


All reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN


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マルチシステムビデオデッキ SONY SLV-ED100ME 使用記
ワールドワイドビデオデッキ Samsung SV-9000W 使用記