TV-FM DX Report 2002.12-2 2002.12.18 UP


●NNNドキュメント'02「2011年7月24日 今のテレビが消える」

 日本テレビ系『NNNドキュメント'02』で、12月15日深夜0025〜0055まで放送された「2011年7月24日 今のテレビが消える」で地上波デジタル放送が取り上げられた。興味深い内容も含まれていたので、内容を箇条書きで文章におこした。【 】内は私の方で付け加えた解説。

「NNNドキュメント'02 12月の放送内容」より。

2011年7月24日 今のテレビが消える 制作 = 日本テレビ

■内容
来年、三大都市圏で始まる地上波デジタル放送。9年後には完全移行し、1億台近くある今のテレビが全て使えなくなる。買い替えだけで40兆円、国家予算を凌ぐ210兆円の需要効果が見込まれている。IT時代、地上波デジタル放送は国民に何をもたらすのか?放送局の果たすべき役割とは何なのか?すでにデジタル放送を開始したイギリス・アメリカ、韓国を取材。日本の地上波デジタル放送の取るべき道を考える。

http://www.ntv.co.jp/document/200212.html


・2011年、皆さんが見ているテレビがデジタル放送に取って変わると、今ある受像機では放送が見られなくなってしまうことをご存知だろうか?
・街でのインタビュー…「えっ、本当に決まったんですか?」、「困りますねー。何か機械を買い換えないといけなかったりとかするんですか?」
・全国に1億台あると言われるテレビ。9年後、その受像機では放送が見られなくなることを知っている国民はわずか約1割しかいない。

・11月、岡山。全国マルチメディア祭2002 in おかやま。IT社会を国民に実感してもらおうというイベント。携帯やパソコンの展示に混じって、地上波のデジタル放送を知ってもらうコーナーがあった。。
・データ放送のテレビショッピングを紹介している。
・大きいモニターの下に「データ放送デモ実施中!」のパネル。
・モニターにはデータ放送のテレビショッピングの画像。画像の右下に「地上デジタル放送実験岡高地区協議会」、左下に「広島地区地上デジタル放送実験協議会」のテロップがある。
・リモコンがアップで映る。【リモコンはPanasonicのBSデジタルチューナー TU-BHD100のリモコンに極似。同じものか?】
・係員の説明…「今、実際にオンラインで、電話回線を通じて東京のセンターに購入情報を送ってますので」

・地上波テレビは今の放送を続けながら、来年には関東・近畿・中京の3大都市圏の一部地域でデジタル放送を開始する。名古屋では既にデジタル放送の試験電波を出して実験が行われた。
・名古屋の街中を走行するバン。バンの上には小さいアンテナが付いている。走行中、テレビの受信状況のテストが繰り返されている。【バンの上のアンテナは十字架を横にしたような小さいGP風のアンテナ】。
・今のテレビは移動しながらの受信が苦手で、走行中は画面が乱れてしまう。しかしデジタル放送の場合は走行中であるにも係わらず、乱れのない映像が映し出される。
・バンの後ろに設置された「地上波デジタル放送用の受信機」の裏側が映る。
・座席の後ろに小さいモニター画面が設置されている。モニターに映っている画像は乱れの全くない鮮明な画像(自然番組風の動物の映像)、音声は音楽。モニターの左上に「HITACHI Inspire the Next」、右上に「SDTV」のシール。モニターの型番らしきものも見えるが、よく読み取れず。

・既に7000万台を超えた携帯電話。ある調査によると、携帯電話でテレビが見たいと答えた人が7割を占めている。
・テレビが見られる携帯電話が開発中。携帯が必需品になっている日本では、地上波放送のデジタル化で最も期待されるサービスの一つ。
・「テレビ付き携帯電話(試作機)」が映る。ボディには「VOLUME」、「EPG」、「TV」などのボタンもある。液晶部分の画像は、お天気カメラ(?)の映像、「1. ヘッドラインニュース解説」、「2. その他のニュース」、「3. 地域ニュース」、「提供:NTT DoCoMo」、「16ch」などの文字。音声は女声の天気予報(?)。
・NTTドコモの野村和生さんが携帯電話を実際に操作しながら解説…「今表示されてますのはEPG、電子番組案内と言いまして、通信を使って今やってる番組を見ることが出来ます。この中から自分の見たい番組を選択して決定ボタンを押すとですね、このようにですね、テレビを見ることが出来るようになります」。
EPG画面は小さくて文字はよく読み取れず。番組選択後の画面は上記の試作機と同様の画面。
・NTTドコモ クロスメディアビジネス部 石川昌行 担当部長へのインタビュー。「Q. 携帯電話にデジタル放送の受信機能をつけた狙いは?」…「世界各国でですね、デジタル化ということで、日本はどちらかと言うと遅れてるような部類にはなるんですけれども、こと携帯と言いますか移動体向け放送についてはですね、まだ本格的に展開している所はございませんでですね、むしろ日本発のですね、新しいまさにその放送とですね、携帯に乗るということで通信が融合したようなサービスが展開出来るチャンスだなと私は思っております」。

・11月24日、富山県立山。北日本放送は立山の美しい自然を2年前からを高画質なカメラで取り続けている。
・カメラのボディに「HDCAM High Definition Video System」のパネルと、「KNB 北日本放送」のシール。
・デジタル放送用のハイビジョンカメラ。走査線がこれまでに比べて2倍もある。画面サイズも横長で、より人間の見た目に近づく。

・地上波デジタル放送は既にイギリスやアメリカで始まっている。韓国でも去年(2001年)10月に地上波デジタル放送を開始して1年が経った。サッカーワールドカップで一挙に普及。今のところデジタル放送が見られるのはソウル首都圏600万世帯だが、来年(2003年)から全国に広がる。
・街のあちこちで見かけるインターネットカフェ。若者達の間ではネットゲームが盛ん。高速で大容量の通信が出来るブロードバンドの加入者は1000万人。人口比では世界一。ブロードバンドの普及は放送と通信を結びつける新たな可能性を秘めている。

・インターネット配信会社「SBSi」。ここはSBSソウル放送の全ての番組をインターネット向けに配信している所。韓国では放送とインターネットを結んだビジネスにも力を入れている。
・壁には「SBSi www.sbs.co.kr」のロゴ。
・SBS 朴喜薛 メディア政策部長へのインタビュー。「Q. テレビ番組をインターネットで配信するメリットは?」…「地上波は無料放送ですが、色々なジャンルの番組があって面白いので、インターネットでたとえ有料にしても需要があるんです」。
・ニュースは無料、ドラマは1回50円、台本が20円。それでも多い時は1日7万件のアクセスがある。韓国のテレビ局は放送のデジタル化をきっかけに新しいビジネスへの挑戦を続けている。

・韓国の3大ネットワークの1つ、SBS・ソウル放送のスタジオ。SBSは韓国でデジタル放送を最初にスタートさせた局。
・公開バラエティ番組収録中のハイビジョン専用スタジオ。毎週金曜日の夜7時から放送している若者に人気の番組。
・出演のタレント 李敬実さんへのインタビュー…「ハイビジョン【原語では「HDTV」と言っていた】になってから厚化粧がすぐばれてしまうんですよ。今では化粧を薄くするというのが女優さんの間での流行りですね。それで最近はハイビジョンの番組の時にはシミとかほくろを隠すメイクに気を使っているんです」。
・この番組を4年間担当している番組プロデューサー 崔寧仁さんへのインタビュー…「セットを立てる時は仕上げには気を使いますね。照明が明るくなったこともあってアナログ放送の時には見えなかった傷が気になるんですよ。画面のサイズが広くなったので色んなものが映るようになりました。でも映像がきれいになって自分の番組が良くなったような気がします」。

・デジタル放送を見ている視聴者はどんな感想を持っているのだろうか。3LDKのマンションに住む韓国の平均的な会社員 劉氾鐘さんの自宅を訪ねた。劉さんはデジタル放送の開始に合わせてテレビを買い換えた。サッカーなどスポーツ番組をハイビジョンで見たかったからだと言う。
・居間に平面ブラウン管のテレビが置いてある。画面には放送中のSBSの番組が映っており、画面右上に「SBS HD」のテロップがある。HDはハイビジョン放送中の意味。
・29インチのデジタルテレビで値段は18万円。今までのテレビに加えてちょっと高いくらい。
・劉さんへのインタビュー。「Q. 地上波デジタル放送の感想は?」…「ソウルの電気店で買ったんですが、デジタルテレビのハイビジョン放送はDVDに比べても画面がきれいなところに惹かれました。テレビ局に言いたいのはこの番組のようなハイビジョンの番組をもっと増やして欲しいということです」。
・韓国ではデジタルテレビは既に100万台が売れ、政府の予想を越える伸びを見せている。

・ソウルの情報通信部。地上波のデジタル放送を推進しているのが日本の総務省に当たる情報通信部。韓国政府は日本より1年早い2010年には地上波のテレビ放送を全てデジタルに切り替える計画。しかし、国民のほとんどがデジタル放送を見られる環境になるまではアナログ放送をやめない。
・情報通信部 季哉鴻 放送衛星課長へのインタビュー。「Q. アナログからデジタル放送への移行の見通しは?」…「韓国の国民は携帯電話やブロードバンドとか最先端の電子製品には目が肥えているし、買うのも早いんですよ。デジタルテレビの普及率を見ていると、予定の2010年より2年ほど早めに切り替えられるかなとは思いますが、あくまで95%の世帯がデジタル放送を見られるというのがアナログ放送を打ち切る条件です」。

・11月、ソウル。デジタルテレビ放送 方式変更消費者運動のデモ。「アメリカ方式を撤回せよ! 放送方式を変更しろ!」。
・すべてがうまく行っているように見える韓国だが、問題もある。デジタル放送の方式をめぐって対立が起きている。
・韓国が採用したデジタル方式では携帯電話など移動体の受信機でテレビが見られない。デジタル放送には2つの方式がある。韓国政府は移動しながらの受信には不向きだが、実用化がたやすいアメリカ方式を採用した。運動の中心になっている放送技術人連合会前会長 朴秉完さんは、携帯が普及している韓国では移動受信に強いヨーロッパ方式に変えるべきだと主張している。
・壇国大学に招かれた朴さんの特別授業の講義。講義を受けるのは放送映像学部の学生たち。朴さんが選んだテーマは「デジタル放送はなぜアメリカ方式よりもヨーロッパ方式がいいのか」。
・朴さんの講義発言…「政府がデジタル化を押し進めた一番の狙いは高画質、ハイビジョンなんです。デジタル放送の議論が始まったのは1997年3月からで、実は当時の実験はアメリカ方式だけしかやらなかったんです。ヨーロッパ方式のハイビジョンの技術が完成したのはその年の12月でした。その時既にヨーロッパ方式の方が優れたハイビジョンであったにもかかわらず、政府はアメリカ方式だけがハイビジョンが可能だと今でも主張しています」。
・ハイビジョンも大切だけれども、朴さんがより大事だと強調するのは災害など満一の事態に備えて、移動しながらでもテレビで非難情報が得られることだと言う。

・アメリカや韓国に出遅れた形となった日本。総務省を中心にようやく国をあげてのテレビ放送のデジタル化が始まろうとしている。
・片山虎之助 総務相へのインタビュー。「Q. 日本にとって地上波放送のデジタル化とは?」…「まあね、国策と私が国会で答弁したんです。2011年までに全部アナログやめちゃおうと。うんあのね、デジタルする理由は今使えるテレビちゅうことを言いましたけどね、もう1つはね、電波の事情が大変ひっ迫して来ているんですよ。モバイルちゅーのかね、こっちの方がずーっと伸びてるから。だからそう言う意味ではここでデジタルすることによってね、空いた領域を、電波の、そういうものをこう作っていって、これから新しい需要がどんどん出来てきますから。今の携帯だって第3世代でしょ。今度は第4世代なんで。第4世代になるとね、携帯1つで何でも出来るようになるんですよ。だからそういうためのね、そういう需要が出てくるんで、その為には電波空けておかなきゃいけませんね」。

・10月、東京 青梅市沢井地区。テレビ受信個別確認調査。テレビ受信個別確認調査をしているのは電波技術協会の山田秀一さん。【アナアナ変換の事前調査】。
・東京 青梅市では放送のデジタル化の準備が既に始まっていた。地上波をデジタル化するには新たにデジタル放送用のチャンネルが必要となる。ところが電波が込み合っているため、新たなチャンネルを確保するには、今放送しているアナログ放送を別のチャンネルに移さなくてはならない地域が出てくる。この電波の引越し作業のためにはまず各家庭がどこの中継局の電波を受けているかを調査しなければならない。
・山田さんと地元のおじさんとの会話…
山田さん「えー、実はですね、各家庭の今どこの放送局を受けているか、ここら辺一体をちょっと調査して回らせて頂いているんですよ。それでちょっとまあ、ご迷惑をおかけしていると思うんですけれども。あのー、国の政策でですね、地上デジタル放送ってご存知ですか?」
おじさん「うーん、よく知らないけどね、もうね。知らないけど、気にもしてないから」
山田さん「現在のテレビのチャンネルを移行しなきゃいけない所が出て来てるんですね。で、実はこの地区がそうなんです。それで先ほどおっしゃいましたあの上の、あの山の上にある青梅沢井局。あの放送局のチャンネルが一部変更になりまして、そのままですと各家庭の家、このままですと映らなくなるんですね」。
おじさん「あ、そうなんだ。結構めんどくせーことやってんだね」。
山田さん「もう全国規模であらゆる所で、こういうのが場所によっては発生致しますので」。
おじさん「まー、どっちみち大変は大変だろうけどね。結局、やっぱどんどんどんどん変わっていくんだよね、もうねー。でもそれだけもう通信の、あれなんだ、そういう電波なんか空きも無くなってるんだ、もうあっちこっち」。
・山の上にある青梅沢井中継局の送信アンテナと、その方向を向いている各家庭の屋根の上のUHFアンテナが映る。
【NHKアイテック『1997年全国テレビジョン・FM・ラジオ放送局一覧』によると、青梅沢井局のチャンネルは、NHK総合テレビ 52ch、NHK教育テレビ 50ch、日本テレビ 54ch、TBSテレビ 56ch、フジテレビ 58ch、テレビ朝日 60ch、テレビ東京 62ch、MXテレビ 48ch。青梅沢井局は東京タワーからの電波を受信して、上記各チャンネルで再送信。】
・デジタル放送のチャンネルを確保する為に、今見ているアナログ放送のチャンネルを変更したり、アンテナの向きを変えなくてはいけない家庭が全国でおよそ420万世帯出ると予想されている。デジタル放送が始まる準備段階でこうした作業におよそ1800億円がかかる。更にデジタル放送が始まると受像機の買い替えという重い負担が国民にのしかかる。

・11月、千葉・幕張メッセ。2002年国際放送機器展。
・業務用放送機器が並ぶ展示会。現在のアナログ放送を続けながら、2011年までにデジタル放送に完全に変えなければならないテレビ局。デジタル化に備え、新たな放送機器の購入や巨額の設備投資がテレビ局にものしかかる。
・日本民間放送連盟 氏家齊一郎 会長へのインタビュー。「Q. テレビ局にとって地上波放送のデジタル化とは?」…「今の我々の試算ではね、6000億弱の設備投資が民放だけで必要になるだろうと言われてるんですよ。この6000億弱という数字はね、部分部分によっては、例えば県によってはね、小さい県で小さい放送局の場合はね、その局の1年の全売上をこの投資だけに振り向けなくちゃいかんということが出てくるんですね。特に経営規模の弱い地方局なんかではね、大きなね、負担になる。これがね、大きな経営上の問題になるんですよ」。
「Q. 地上波放送をデジタル化するために必要なことは?」…「私どももこれは国策としていいことだから、重要なことだから、我々放送業者も協力してる、ということで協力してますね。ところが国民の皆様は今のアナログテレビでご覧になってもですね、何の不便もないわけですね。で、なんでじゃデジタルをこういう風に変えるんだという、でこれをどういう風に国民の皆様にお分かり頂けるかが、政府と、それから放送業者と、それから更には受像機を作る家電メーカーと、これが三者一体になって徹底的にその意味合いと結果をですね、国民の皆さんにお教えするってことが必要になります」。

・大阪府茨木市、松下電器産業 デジタルテレビ開発センター。
・デジタルテレビを開発するメーカー。9年後、地上波放送がデジタルに完全に切り変わると、今の受像機では放送が見られなくなる。この為、日本に1億台あるテレビの買い替え需要など、家電メーカーを中心に経済効果は10年間で200兆円を超えると言われている。
・16:9の平面テレビ、部品を製造している社員、試作機らしいチューナーが映る。
・松下電器産業 今井淨 技術総括部長へのインタビュー。「Q. 地上波デジタル放送を普及させるために必要なことは?」…「まず私どもメーカーといたしましては、より魅力ある商品をお買い求め頂ける価格でご提供していくということで、日夜開発に励んでおります。あと、放送局さんにぜひお願いしたいのはこのデジタル放送の魅力、例えばハイビジョンでありますとか、データ放送でありますとか、そういった魅力あるコンテンツをどんどん提供して頂きたいなと思っております」。
・テレビがアナログからデジタルに変わるということは、テレビがよりパソコンに近づくということ。どの家庭にもあるテレビがインターネットと結びつくことによって、一気に日本国内のIT網が整備される。まさにテレビがIT社会の窓口になる。

・11月、札幌。北海道地上波デジタル放送 研究開発支援センター。
・テレビ局側もデジタル化ならではの新しい番組作りへの挑戦を始めている。デジタル放送では効率良く映像を送ることが出来るため、1つのテレビ局で同時に3つの放送が可能となる。
・2つのモニター画面があり、左のモニターの上には「左映像」、右のモニターの上には「右映像」とパネルに書いてある。両方共、画面にはてんとうむしのキャラクターが動くCG画像が映っている。同じような画像が映った2つのモニター。実は左目と右目の映像。これらを1つに合体させて、特殊なメガネを通して見ると映像が立体的になる。
・札幌テレビ放送会館、地上波デジタル放送立体映像サービス実験。
・モニターに先ほどと同じてんとうむしのキャラクターのCGが映っているが二重映しに見える。特殊なメガネをかけた客席の人たちがモニターを見ている。
・近い将来お茶の間のテレビで、よりリアルな立体映像を楽しめる日が来るかもしれない。

・国が1億総IT化の窓口と位置付けた地上波のデジタル放送。デジタル化が社会全体をどう変えていくのか、今、国をあげての壮大なプロジェクトが始まろうとしている。


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
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TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Victor AT-A20 ( For ST-SA50ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

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