TV-FM DX Report 2006.12 2006.12.17 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●放送大学 ほうそうだいがくがくえんとうきょうデジタルテレビジョン…J28ch
●各局のワンセグ放送
 放送大学の地上デジタル放送が12月1日から本放送を開始した。
 また、各局のワンセグ放送の受信状況をチェックした。
 これらの詳細は別のコンテンツにまとめて報告した。

地上デジタル放送 試験電波〜本放送モニター(2006年12月)


[受信以外の情報]

■中華人民共和国

●徐州電視台のホームページ

 C1chで頻繁に受信出来る江蘇省の徐州電視台のHPを以前から探していたが、今年秋頃に見つけた。12月3日にチェックしたところ、系統には「XZTV-1 新聞総合頻道」、「XZTV-2 経済生活頻道」、「XZTV-3 文芸影視頻道」、「XZTV-4 社会政法頻道」が掲載されている。C1chで受信出来る「新聞総合」の正式名称は「新聞総合頻道」のようだ。徐州電視台のページは今年(2006年)5月から更新されていないようだが、番組表の方は更新され続けている。
 URLは下記の通り。

徐州広播電視網TOPページ
http://www.xzgd.com/
徐州電視台TOPページ
http://www.xzgd.com/index_new.asp
徐州電視台番組表
http://www.xzgd.com/jmd.asp?id=3117&action=review

■フィリピン

●RMNのFM各局の愛称が"iFM"に変更

 11月下旬に久しぶりにRMN(Radio Mindanao Network)のHP < http://www.rmn.ph/ > を見たところ、FM各局の愛称が"iFM"に変わっていた。以前はManila局は"KCFM"、地方局は"Smile FM"と称していた。
 11月26日の16〜17時台にManila局(93.9MHz)のネットライブ放送を聞いてみたところ、SJやCanned IDでは"iFM"、DJのIDでは"Ninety three point nine, iFM"と称していた。
 12月3日にチェックしたFM各局の掲載データは下記の通り。
iFM 100.7 - DXXX:Frequency 100.7、Power 10、Vicinity Butuan
iFM 102.3 - DXYX:Frequency 102.3、Power 10、Vicinity Iligan
iFM 103.9 - DWHB:Frequency 103.9、Power 10、Vicinity Baguio
iFM 104.7 - DWON:Frequency 104.7、Power 10、Vicinity Dagupan
iFM 107.9 - DWHT:Frequency 107.9、Power 5、Vicinity Dagupan
iFM 90.9:(選択すると中波のRMN CAGAYAN de ORO - DXCC 828kHzが表示されるため、詳細不明)
iFM 91.1 - DWNX:Frequency 91.1、Power 10、Vicinity Naga
iFM 91.9 - DXCK:Frequency 91.9、Power 10、Vicinity General Santos City
iFM 93.9 - DXXL:Frequency 93.9、Power 25、Vicinity Davao
iFM 93.9 - DWKC:Frequency 93.9、Power 35、Vicinity Manila
iFM 93.9 - DYXL:Frequency 93.9、Power 25、Vicinity Cebu
iFM 94.1 - DXKE:Frequency 94.1、Power 5、Vicinity Surigao
iFM 94.1 - DXZZ:Frequency 94.1、Power 5、Vicinity Dipolog
iFM 94.1 - DXZZ:Frequency 94.1、Power 5、Vicinity Dipolog
iFM 94.3 - DYHT:Frequency 94.3、Power 10、Vicinity Bacolod
iFM 95.1 - DYIC:Frequency 95.1、Power 10、Vicinity Iloilo
iFM 96.3 - DXWR:Frequency 96.3、Power 10、Vicinity Zamboanga
iFM 96.7 - DXWD:Frequency 96.7、Power 5、Vicinity Pagadian
iFM 99.1 - DYXY:Frequency 99.1、Power 10、Vicinity Tacloban
iFM 99.1 - DXVM:Frequency 99.1、Power 10、Vicinity Cagayan de Oro
iFM 99.5 - DWHP:Frequency 99.5、Power 10、Vicinity Laoag

■タイ

●Thai TV Si Chong 3のE2,E3ch、全局停波の可能性も?

 Thai TV Si Chong 3はE2, E3chで送信している地域ではUHFでもサイマル放送を行っているようだが、BangkokのE3chが今年(2006年)夏に停波したことから、地方の中継局も停波する可能性が出てきた。
 今年の春頃に同局(The Bangkok Entertainment Co.,Ltd.)のHP < http://www.thaitv3.com/ > にアクセスした際、BangkokでUHFでも放送している旨の記載があるのに気づいた。その時は大して気に留めていなかったが、「TV・FM-DXの広場」掲示板の福永光洋さんの書き込みで、"TELERADIO NEWS"からの情報として今年夏にE3chが停波してUHFに移行したとの情報があり(Bangkok送信のみ?)、掲載内容に信頼性のある「ASIAWAVES: Radio and TV Broadcasting in South and South-East Asia」の「Thai television: TV Stations in Thailand」のページにもBangkokの項に"MCOT-3 (service on VHF channel E3 closed down 30 June 2006, replaced by UHF channel E32)"と記載があるのに気付いた。
 12月中旬に改めて同局のHPを見たところ、UHF受信についてのページがあるのに気づいた。
http://www.thaitv3.com/what_up/technic_hotquest.html
 更にこのページには地方の中継局もUHFでも送信している旨記載されていた。
http://www.thaitv3.com/what_up/technic_hotquest.html#q3
 タイ語が分からないため、次の翻訳サイトを利用し、内容を解読してみた。
Thai to English dictionary & transliteration
白石昇泰日単語検索
thai-language.com
 タイ語が分からないので、自信はあまりないが、意訳としては大体次のようなことが書いてあるようだ。記載されている年は仏暦で、仏暦2548年=西暦2005年である。

 どの文章にもUHFのチャンネルの前にはタイ語で"duay"(英語の"also"に相当)という文字があるので、これらは従来からのVHFに加え、UHFでもサイマル送信を行うという意味だと思う。
 同局HPにはタイTV各局のチャンネルリストが掲載されている。
http://www.thaitv3.com/aboutus/about_us3.html
 これと先述の「Thai television: TV Stations in Thailand」のページを見ると、どちらもNakhon Ratchasima、SongkhlaはE2ch、Chiang Mai、SukhothaiはE3chとなっており、これはかつて同局の放送開始アナウンスでアナウンスされていたり、同局のライセンスを持っているMOTから私が得た小冊子に記載されているチャンネルと同じである。
 E2,E3chで送信を行っている地域でUHFでもサイマル放送を開始したのはEスポ混信障害対策だと思うが(同局でE4chで送信している地域はない)、今回Bangkok送信が停波したことにより、地方中継局のE2,E3chも停波する可能性も考えられる。同局はF2関連伝搬やEスポの超常連局だけに今後の動向が気になるところだ。

■NHK放送文化研究所 放送研究と調査 放送界の動きより

▽2006年12月号
●中国,携帯向けテレビ放送の独自規格を発表
●香港,非合法ラジオ局を摘発
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/ugoki/asia_0612.html


[QSL返信情報]

(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数

●NHK長野総合テレビジョン
(1)2006年10月9日・J2ch (2)80円切手、PFC (4)確認済みPFC、礼状、送った80円切手 (5)3日
技術部から返信。PFCを同封して再送付
●SBCテレビジョン(信越放送)
(1)2006年10月9日・J11ch (2)80円切手 (4)ベリカードを発行していない旨の手紙、タイムテーブル (5)28日
総務部から返信


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations )
TV set : SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : Panasonic NV-FJ630 ( Multi system ), JVC HR-S5980AH ( Multi system ), HDD/DVD recorder for Japan ( For reception of local TV stations )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


Logs 2006.12>


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