TV-FM DX Report 2009.04 2009.04.25 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●でじたるらじおすいしんきょうかい とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん…(190.2MHz)
 PC用地上デジタルラジオチューナー BUFFALO DH-KONE/U2R、SKnet MonsterTV 1DRでの受信で、周波数は推定。
 TV-FM DX Report 2009.03で報告したように、首都圏の独立系FM局3局(Fm yokohama、bayfm、NACK5)が地上デジタルラジオの番組制作を3月末で終了するのに伴い、9301chの「UNIQue the RADIO」(文化放送とNACK5の制作)は文化放送の単独制作になった。
 状況をタイマー録音も含めて受信モニターした。

◎UNIQue the RADIO…地上デジタルラジオ9301ch
 NACK5が番組制作を終了するのは3月末だが、UNIQue the RADIOの番組改編が4月第2週から(4月6日〜)だったため、実際には文化放送とNACK5の共同制作だったのは4月5日までで、4月6日から文化放送の単独制作となった。
▽3月31日〜4月4日
 0559の放送開始時、深夜0200の放送終了時などを連日チェックしたが、放送開始アナウンス、放送終了アナウンス、番組と番組の合間及び放送休止時に出るデータ放送の画面では文化放送とNACK5の制作と告知しており、通常通りのものだった。NACK5が番組制作から抜けることについての特別な告知などは無かった。
▽4月5日〔文化放送とNACK5共同制作最終日〕 0550〜0710, 1550〜1805, 2036〜2101, 2255〜翌日0106受信。
 朝は波の音と鳥の声の後、0559〜s/on、DigiQ+N93のSJ、放送開始アナウンス、0600〜「Soul, R&B Cruise」、0659〜局スポット、0700〜「中島ノブユキ sinfonia」。
 夜は「Listen UNIQue」の後、2259〜局スポット、2300〜「Goo Goo Radio」、2359〜局スポット、翌日0000〜「Music Tavigation」、0059〜局スポット、0100〜放送終了アナウンス、DigiQ+N93のSJ、0101〜s/off、波の音と鳥の声、0106〜無音(c/off)。
 放送開始アナウンス、放送終了アナウンス、番組と番組の合間及び放送休止時に出るデータ放送の画面などは通常通りで、NACK5が番組制作から抜けることについての特別な告知などは無かった。NACK5制作の番組(メールアドレスの「・・・@nack5.co.jp」で判断)は最終回だったが、単に最終回と言っているだけだった。
 放送開始アナウンス(4月5日 0559)
「こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけんです。周波数190.2メガヘルツ、出力2.4キロワットでお送りします。お聴きの放送はデジキューン93、チャンネル9301、Unique the Radioです。この放送は文化放送とNack5の制作でお送りします」
 放送終了アナウンス(4月6日 0200)
「こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけんです。周波数190.2メガヘルツ、出力2.4キロワットでお送りしました。お聴きの放送はデジキューン93、チャンネル9301、Unique the Radioです。この放送は文化放送とNack5の制作でお送りしました。これで本日の放送を終了致します」
 番組と番組の合間及び放送休止時に出るデータ放送の画面(4月5日 2359など)
「JOAZ-FM DigiQ+N93」
「9301ch[UNIQue the RADIO] 放送時間[06時〜26時(日のみ25時まで)] 文化放送・NACK5の制作でお送りしています」
▽4月6日〔文化放送単独制作初日〕 0550〜0630, 2345〜0205受信。
 朝は波の音と鳥の声の後、0559〜s/on、DigiQ+N93のSJ、放送開始アナウンス、0600〜「アジアン!プラス」。
 夜は「Live for Life」の後、2359〜CM、翌日0000〜「FranceAcTubes」、0159〜局スポット、0200〜放送終了アナウンス、DigiQ+N93のSJ、0201〜s/off、波の音と鳥の声。
 この日から文化放送の単独制作となり、番組と番組の合間及び放送休止時に出るデータ放送の画面が下記のように変わった。
 番組と番組の合間及び放送休止時に出るデータ放送の画面(4月6日 2359など)
「JOAZ-FM DigiQ+N93」
「9301ch[UNIQue the RADIO] 放送時間[06時〜26時(日のみ25時まで)] 文化放送の制作でお送りしています」
 しかし、放送開始アナウンス、放送終了アナウンスは4月5日までと同じものがそのまま流れており、「・・・文化放送とNack5の制作で・・・」と告知していた。
▽4月7日〜4月8日
 0559の放送開始時、深夜0200の放送終了時などをチェックしたが、放送開始アナウンス、放送終了アナウンスは変化なく、4月5日までと同じもので、文化放送とNACK5の制作と告知していた。
▽4月9日 0550〜0605, 翌日0155〜0210受信。
 朝0559の放送開始アナウンスは4月5日までと同じもので、文化放送とNACK5の制作と告知していたが、深夜0200の放送終了アナウンスが下記のように変わった。
 放送終了アナウンス(4月10日 0200)
「こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけんです。周波数190.2メガヘルツ、出力2.4キロワットでお送りしました。お聴きの放送はデジキューン93、チャンネル9301、Unique the Radioです。この放送は文化放送の制作でお送りしました。これで本日の放送を終了致します」
▽4月10日 0550〜0605受信。
 朝0559の放送開始アナウンスもこの日から下記のように変わった。
 放送開始アナウンス(4月10日 0559)
「こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけんです。周波数190.2メガヘルツ、出力2.4キロワットでお送りします。お聴きの放送はデジキューン93、チャンネル9301、Unique the Radioです。この放送は文化放送の制作でお送りします」
 放送開始アナウンス、放送終了アナウンスは新しいものに変えるのを忘れていたのだろうか。

●放送大学・放送大学学園東京テレビジョン…J16ch
 4月5日, 0122〜0123, 映像・音声共。
 同日, 2340〜翌日0015 c/off, 映像・音声共。0015 s/off。
 4月6日, 0530 c/on〜0605, 映像・音声共。0559 s/on。
 同局のアナログ放送は画面右上の「アナログ」表示を出していなかったが、4月5日の0122に画面右上に常時「(局ロゴ)アナログ」という「アナログ」表示を出しているのに気付いた。放送終了時、放送開始時もチェックしたが、放送終了後の真黒画面、放送開始前のカラーバーも含めて、電波送信中は常時「アナログ」表示が出ていた。
 なお、アナログ放送終了のお知らせスポットの方は上記受信チェックでは出ていなかった。

●NHK教育・東京…J26ch(地上デジタル・ワンセグ放送)
 4月7日, 0013〜0031, 映像・音声共。「受信以外の情報」に報告したように、NHKがワンセグ独自放送「ワンセグ2」を4月6日から始めるとのことだったので、4月6日深夜の放送(正確には4月7日)をチェックしたところ、独自のチャンネルを増設した訳ではなく、NHK東京教育テレビのワンセグ放送の一部時間帯を使って放送しているだけだった。内容は0030までは通常の12セグの地上デジタル放送とは別のワンセグ独自の放送で、「大河ドラマ 天地人ダイジェスト」の後、0015〜「ワンポイント英会話」、0020〜「ヒーリングTV」となり、0030〜は12セグの地上デジタル放送とパラの番組になった。「ワンセグ2」のIDなどは無かった。
 同日, 2350〜翌日0035, 映像・音声共。0000までは通常の12セグの地上デジタル放送とパラの番組。0000〜0030はワンセグ独自の放送となり、0000〜「クイズ de チャージ!にっぽん力mini」、0005〜「アジわいキッチン」、0010〜「Aランチ」、0015〜「ワンポイント英会話」、0020〜「ヒーリングTV」。0030〜は12セグの地上デジタル放送とパラの「テレビでアラビア語」になった。この日もやはり「ワンセグ2」のIDなどは無かった。
 「ワンセグ2」のIDが出ている訳でもなく、番組だけが突然独自放送となっている。番組自体もそれほど特別なものとは思えず、むしろNHK教育テレビをワンセグで見たい人には迷惑なようにも思え、わざわざ独自放送として放送するまででもないようにも思えた。本当にワンセグ独自放送が普及するのか今後を見守りたい。
 PC用ワンセグチューナー BUFFALO DH-KONE/U2R、SKnet MonsterTV 1DRでの受信。

◆Eスポによる受信

■中華人民共和国

●蕪湖新聞広播…100.4MHz
 4月25日, 1759〜1801。1800にCanned IDが「……。調頻一零零点四、蕪湖新聞広播」 と出た。


[受信以外の情報]

■日本

●NHKがワンセグ独自放送「NHKワンセグ2」を4月6日開始
 NHKがワンセグの独自放送「NHKワンセグ2」を4月6日の1200から開始する。NHKワンセグ2のサイトの番組表によると、独自放送は平日1200〜1240(月曜は1255まで)、月曜〜木曜深夜2400〜2430、金曜2230〜深夜2445、土曜1300〜1400となっており、それ以外はNHK教育テレビのサイマル放送とのこと。
☆NHKワンセグ2のホームページ
http://www.nhk.or.jp/1seg-start/1seg2/
 詳細は下記のNHKワンセグ2のページを参照。
◎NHKワンセグ2とは?
http://www.nhk.or.jp/1seg-start/1seg2/pr/about/

■NHK放送文化研究所 放送研究と調査 放送界の動き・メディアフォーカスより

▽2009年2月号
●台湾,中国ラジオの2チャンネル返上へ
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/ugoki/asia_0902.html
▽2009年3月号
●ネパール,電力事情の悪化で放送時間を縮小
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/ugoki/asia_0903.html
●ハワイ,本土に先駆けデジタルへ移行
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/ugoki/america_0903.html
●アメリカの地上デジタル移行 最終期限を「6月12日」に変更
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/media/media09030101.html
▽2009年4月号
●新政権の“圧力”に揺れる台湾の公共放送
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kaigai/kaigai_09040102.html
●米国で2月17日に421局がデジタル移行
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/ugoki/america_0904.html


[QSL返信情報]

(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数

●とつかエフエム
(1)2009年3月13日・83.70MHz (2)80円切手、PFC (4)QSLレター(データ記入あり・No.001)、礼状、ステッカー3枚、送った80円切手 (5)20日(速達で送付)


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, AOR AR5000A+3, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY XDR-F1HD ( For USA ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations ), Digital radio tuner for Japan ( For reception of local radio stations )
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : Panasonic NV-FJ630 ( Multi system ), JVC HR-S5980AH ( Multi system ), HDD/BD recorder for Japan ( For reception of local TV stations ), HDD/DVD recorder for Japan ( For reception of local TV stations )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


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