TV-FM DX Report 2012.04 2012.05.31 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

●J-WAVE…81.3MHz(S)
 4月23日, 0055〜0110 c/off、0114 c/on〜0540。この日、送信所を東京タワーから東京スカイツリーに移転した。状況を受信モニターした。
 通常番組「GROWING REED」の後、0100〜「Vision」で、この番組自体は他の時間に放送されている通常番組だが、この日だけこの時間にスペシャル版が放送されていた。J-WAVEが東京タワーからお届けする最後のプログラムと称して、東京タワーとJ-WAVEの歴史を振り返っていた。
 0104〜放送終了音楽("Across the View")、0108〜特別な放送終了アナウンスが次のように出ていた。
 「JOAV FM、JOAV FM。こちらはJ Waveです。周波数81.3メガヘルツ、出力10キロワット、実効輻射電力44キロワット。これでこれで東京タワーからの放送を終了致します。JOAV FM, JOAV FM. This is J Wave. Frequency eighty one point three megahertz, transmission power ten kilowatts, ERP fourty four kilowatts. This is the last transmission from Tokyo tower.」
 0109にs/off、無音、0110 c/off。
 ここまでが東京タワーからの送信。
 そして、0114にc/on。ここからが東京スカイツリーからの送信で、無音の後(0133に一瞬IDが出たがすぐに無音に戻った)、0140に試験電波のIDが「JOAV FM, JOAV FM. This is J Wave. Now test transmitting from Tokyo skytree」と出て、Non-stopで音楽や歌が流れ、時々試験電波のID(0140と同じ)が出ていた。
 これが0446まで続き、0446〜無音、0459にs/on、特別な放送開始アナウンスが次のように出ていた。
 「JOAV FM、JOAV FM。こちらはJ Waveです。周波数81.3メガヘルツ、出力7キロワット、実効輻射電力57キロワット。これより東京スカイツリーからの放送を開始致します。JOAV FM, JOAV FM. This is J Wave. Frequency eighty one point three megahertz, transmission power seven kilowatts, ERP fifty seven kilowatts. We hereby commence transmission from Tokyo skytree.」
 0500〜は特番「Voice From the Sky」となった。ナビゲーターはジョン・カビラ、東京スカイツリー天望デッキからの生放送で、第一声は"Goooooooood morning Tokyo"だった。
 送信所が東京タワー→東京スカイツリーに移転して、出力が10kW→7kWに下がっているが、実効輻射電力(ERP)は44kW→57kWに上がっている。東京スカイツリーに移転してアンテナ高が上がり、電波が飛び過ぎるため、出力を下げたものと思われる。

●NHK東京FM放送…82.5MHz(S)
 4月23日, 0055〜0105 c/off, 0110 c/on〜0245 c/off, 0248 c/on〜0350 c/off, 0400c/on〜0540。同局もこの日、送信所を東京タワーから東京スカイツリーに移転した。状況を受信モニターした。
 「ワールドミュージックタイム」の後、0100に設備の点検のため放送を終了する旨のアナウンス、君が代、0101にローカルIDが「JOAK FM、NHK東京FM放送です」と出てs/off、無音、0102〜変調音、0105 c/off。
 証拠はないが、恐らくここまでが東京タワーからの送信と思われる。
 そして、0110にc/on。これも証拠はないが恐らくここからが東京スカイツリーからの送信と思われる。内容は変調音のみで、途中0245〜0248, 0350〜0400は停波した。
 そのまま変調音が続いた後、0453〜IS、0459にs/on、ローカルID(0101と同じ)が出て、0500〜「日本の民謡」となった。
 同局は送信所移転についての特別な告知などは無かった。
 昼間にJ-WAVEと同時放送で送信所を東京スカイツリーに移転した記念特番を放送していたようだが未チェック。
 総務省HPの無線局免許状情報によると、同局も送信所が東京タワー→東京スカイツリーに移転してから、出力が出力10kW 実効輻射電力(ERP)44kW→出力7kW 実効輻射電力(ERP)57kWに変更されている。
http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=4&IT=A&DFCD=0000033407&DD=1&styleNumber=01


[受信以外の情報]

■日本

J-WAVEとNHK東京FMが送信所を東京スカイツリーに移転
 J-WAVEとNHK東京FMが4月23日から送信所を東京タワーから東京スカイツリーに移転した。両局のHPのお知らせや総務省関東総合通信局のプレスリリースを参照。
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◎J-WAVEは東京スカイツリーに送信所を移転します!
J-WAVE TOPICS
http://www.j-wave.co.jp/topics/1204_skytree.htm

◎J-WAVE 81.3FM 送信所移転のお知らせ
J-WAVE PRESS RELEASE 2012年4月5日
http://www.j-wave.co.jp/topics/data/1204_skytree.pdf(PDFファイル)

◎NHK-FM 東京スカイツリーから送信開始のお知らせ
NHK-FMブログ お知らせ 2012年4月6日
http://www.nhk.or.jp/fm-blog/050/116238.html

◎東京スカイツリーからの超短波放送及び超短波文字多重放送の開始について ≪東京都西部地区及び都心部の受信環境の改善≫
総務省関東総合通信局 プレスリリース 2012年4月20日
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/if/info/i24/i2404/i240420ho.html

●東京スカイツリーの各種電波発射予定
 東京スカイツリーのHPに各種電波発射予定が記載されているのでその部分を転載する。
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 東京スカイツリーからの電波について
 放送事業や通信事業では国の免許を受けて電波を発射することになるため、東京スカイツリーから送信される電波の強さについても、電波防護指針を遵守した安全で安心な電波となります。
 東京スカイツリーから最初の本放送・本運用が開始された後から2年間(計8回)、東京スカイツリー周辺の電波環境の測定を行い、測定結果を本ホームページで公表する予定です。
 本放送等開始予定
(1)タクシー無線(関東自動車無線協会)
 2012年3月 一部運用開始予定
 2012年5月 本運用予定
(2)マルチメディア放送(ジャパン・モバイルキャスティング)
 2012年4月 本放送開始予定
(3)FMラジオ(NHK、J-WAVE)
 2012年4月下旬以降 本放送開始予定
(4)東京MXテレビ
 2012年10月頃 サイマル放送(東京タワーと東京スカイツリーの両方から放送)開始予定
 2013年4月 本放送(東京スカイツリーからのみ放送)開始予定
(5)テレビ在京6社(NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)
 2013年1月頃 本放送開始予定
東京スカイツリー 東京スカイツリーについて 電波の安全性
http://www.tokyo-skytree.jp/archive/elew/


[QSL返信情報]

(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数

●テレビユー福島
(1)2012年3月31日・J31ch (2)80円切手 (4)QSLカード(データ記入あり)、礼状、Time Table (5)5日
 技術管理部から返信
●NHK福島Eテレ
(1)2012年3月31日・J2ch (2)80円切手 (4)QSLカード(データ記入あり) (5)6日


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像 (T)=エフエム文字多重放送・RDS復調
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, AOR AR5000A+3, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY XDR-F1HD ( For USA ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations )
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : Panasonic NV-FJ630 ( Multi system ), JVC HR-S5980AH ( Multi system ), HDD/BD recorder for Japan ( For reception of local TV stations )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


Logs 2012.04>


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