TV-FM DX Report 2012.08 2012.08.17 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●とりでさいがいエフエム・とりでFM…89.4MHz
 8月1日, 1150〜1310。開局日の受信で、各ニュースサイトの事前情報として1200〜1300に開局特番を放送すると書いてあったので、録音ワッチしてみた。朝からPCMレコーダーを録音しっぱなしにしておいたが、午前中の部分は電波が弱くて聞きづらく、時間の関係もあって、1150〜1310の部分をチェックした。
 内容はNon-stopの歌の後、1200にIDが「JOYZ3P-FM、JOYZ3P-FM。こちらは茨城県取手市、とりでさいがいエフエムです。周波数89.4メガヘルツ、送信出力10ワット。取手市役所から放送しています。」、開局アナウンスが「ただいまより取手市臨時災害放送局、とりでFMを開局します。」と出て、開局特番となり、市長・市議会議長の挨拶、スタッフの意気込み、ラジオの受信方法の説明があった。
 1211〜は「お昼の定時放送」となり、天気予報、電力使用量情報、放射線量情報、「市政情報」、「クローズアップ取手」、「お話の時間」などがあった。
 1303に番組が終了し、ID(1200と同じ)が出て、Non-stopの音楽になった。
 また、この日付けで関東総合通信局から同局に本免許が交付された。
 送信所と演奏所が取手市役所の住所(茨城県取手市寺田5139番地)と同じで、「広報とりで」にスタジオの写真と共に「市役所の一室を改造したミニミニ放送局から(略)」と書いてあるので、スタジオ、送信アンテナ共に取手市役所にあるものと思われる。取手市議会議員の方のブログにアンテナの写真が載っているが、設置場所は書いてない。
総務省関東総合通信局 お知らせ 2012年8月1日
東北地方太平洋沖地震に係る茨城県取手市臨時災害放送局(FM放送)の開設
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/if/info/i24/i2408/i240801ho.html
取手市役所のHP
臨時災害FM放送局 - 取手市
http://www.city.toride.ibaraki.jp/index.cfm/8,0,13,438,html
広報とりで 2012年8月1日号 PDFファイル
http://www.city.toride.ibaraki.jp/index.cfm/11,16489,c,html/16489/koho_toride_120801_all1.pdf
結城しげるの取手市再生工房 臨時災害FM放送局(とりでFM)
http://toride10.blog.fc2.com/blog-entry-23.html


[受信以外の情報]

■日本

●東京タワーに新アンテナ用支柱設置
 FNNニュースのサイトで、東京タワーのアナログTV放送用アンテナの撤去について解説されているが、撤去したアンテナの代わりに新しいアンテナ用支柱を取り付けるとのこと。この支柱にどんな用途のアンテナが設置されるかは決まっていないとのこと。詳細は下記のFNNニュースのページを参照。
--------------------------------
東京タワーのアナログ放送用アンテナ撤去、高さ315メートルに
FNNニュース 2012年7月18日
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00227716.html

●神奈川県葉山町のV-Lowマルチメディア放送実験試験局に免許交付
 神奈川県葉山町のコミュニティ放送局「ずし・はやまエフエム・湘南ビーチエフエム」に併設される形で、V-Lowマルチメディア放送実験試験局に免許が交付された。V-Lowマルチメディア放送はアナログTV放送終了で空いたJ1〜J3ch=90〜108MHzの帯域を使用するもので、海外FM-DXの視点からは、本放送として実現して欲しくないものである。
 詳細は下記の関東総合通信局のプレスリリースや、ニュースサイトの記事を参照。
--------------------------------
◎V-Lowマルチメディア放送に係る実験試験局に免許 ≪災害時におけるデジタルラジオの有効性の検証≫
総務省関東総合通信局 プレスリリース 2012年7月26日
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/if/press/p24/p2407/p240726ho.html

◎V-Lowマルチメディア放送で逗子・葉山実験局に免許
日経BSP社 IT pro 2012年7月26日
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120726/412102/

■大韓民国

●KBSから返信
 今年の6月にEスポで受信したKBS1TV(A4ch、A5ch、A6chパラで受信)の受信報告書をKBSに送ったところ、返信があった。送付した受信報告書、返信共に英文。今年の年末で韓国のアナログTV放送が終了してしまうため、KBSのTVから返信を貰うことは今年の目標の1つだったので、大変嬉しい限りである。KBSのTVから返信を貰ったのはこれが初めて。
 QSLレターによると、私が受信したのはKBS1TVに間違いなく、アナログTV放送は既報通り2012年12月31日で終了するとのこと。
 また、受信したチャンネルのロケーションは次の通りとのこと。ただ、「TV-FM受信ガイド2012PDF版」にはこれ以外のロケーションも記載されているので、これが正確かどうかはわからない。
A4ch Mangwoon station
A5ch Mooryong station
A6ch Bulmo station
 返信はBroadcast Technology & Strategy Departmentからあった。封筒には印刷された局名と住所の横に手書きで「기술기획부」(=技術企画部)(Inoさんに解読して頂いた)と書いてあったので、Broadcast Technology & Strategy Department=技術企画部ということだろう。

■NHK放送文化研究所 放送研究と調査 メディアフォーカスより

▽2012年8月号
●台湾,地上アナログ放送を前倒しで終了
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/focus/498.html


[QSL返信情報]

(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数

●KBS1TV
(1)2012年6月4日・A4,A5,A6ch (2)音声録音CD、米1ドル紙幣1枚など (3)英語 (4)QSLレター(英文) (5)56日
 Broadcast Technology & Strategy Department/기술기획부(=技術企画部)から返信
http://tvfmdx.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/kbs-784e.html


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像 (T)=エフエム文字多重放送・RDS復調
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, AOR AR5000A+3, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY XDR-F1HD ( For USA ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations )
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : Panasonic NV-FJ630 ( Multi system ), JVC HR-S5980AH ( Multi system ), HDD/BD recorder for Japan ( For reception of local TV stations )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


Logs 2012.08>


<TV-FM DX Report


<TOP