TV-FM DX Report 2015.06　2015.07.16 UP

［受信情報］

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●InterFM…89.7MHz(S)
　同局の新周波数89.7MHzの試験電波、本放送開始日を受信した。今年秋に76.1MHz→89.7MHzに完全移行するが、それまでの間、従来の76.1MHzと新周波数89.7MHzでサイマル放送を行うとのこと。
〔試験電波〕
　6月27日, 0434〜0506, S-5。サイマル放送を実施するための試験電波を初受信。内容はNon-stopの音楽とIDで、IDは0436, 0447, 0454, 0503に「こちらはJODW FM、InterFMです。周波数89.7メガヘルツ、出力10キロワット。ただいまサイマル放送を実施するための試験電波を発射しています」と出た。
　76.1MHz（通常放送）とは別内容。
　同局HPによると6月26日から試験電波を発射しているとのこと。
http://www.interfm.co.jp/news/detail.php?id=1055
　同日, 1150〜1159, S-5。チューナー SONY ST-SA50ESで東京各局の電波強度を測定してみた。

ATT OFF＝ST-SA50ESのアッテネーターOFF
ATT ON＝ST-SA50ESのアッテネーターON

　ST-SA50ESは70dB以上は「70dB↑」と表示されて測定不可能なため、わざとアッテネーターをONにして、他局とどのくらい電波強度が異なるのか調べてみた。
　結果、当地では89.7MHzは76.1MHzより電波強度が少し強いものの、TOKYO FM、J-WAVE、NHK東京FM放送よりは電波強度は弱いという結果になった。
　6月29日, 0147〜0502, S-5。0147に76.1MHzとパラ（サイマル放送）の洋楽が流れているのに気付いた。この時間は月曜未明の放送休止時で、これは試験電波だが、この時間帯にはIDの類は出なかった（この日76.1MHzの方は0130に放送終了アナウンスの後、0131に一度c/offしていた）。
　0151〜両波共、変調音になり、0404〜89.7MHzは無音、76.1MHzは停波し、0407〜89.7MHzではサイマル放送を実施するための試験電波に戻った（6月27日と同じIDと音楽）。
〔本放送開始日〕
　6月30日, 1650〜1926, S-5。この日の1800に89.7MHzが本放送開始になった。
　1700まではサイマル放送を実施するための試験電波（6月27日と同じIDと音楽）。1700〜無音。
　そして1800〜s/on、本放送開始、SJが"The Real Music Station, InterFM"と出て、「The Dave Fromm Show」となった。放送開始アナウンスの類は一切出ず、1800〜76.1MHzと同一内容の放送が流れ始めた。
　「The Dave Fromm Show」では周波数を76.1MHzから89.7MHzに変更したこと（76.1MHzはまだ続いていること）や、今年10月1日にステーションネームを「InterFM897」に変更することなどを話していた。
　2014年2月に89.7MHzで受信した「エフエムインターウェーブでんぱでんぱんじっけん」< http://konsu.sakura.ne.jp/tvfmdxreport/dxreport/dxreport201402.html > はこの周波数変更のための実験放送だったと思われる。

［受信以外の情報］

■日本

●東京各局の「ワイドFM」
　90〜95MHzの「FM補完放送」（FM補完中継局）の愛称が「ワイドFM」に決まったとのこと。
　東京各局の中波局のワイドFMのページを紹介する。
TBSラジオがFMラジオでも聴けるようになります！FM90.5MHz
http://www.tbs.co.jp/radio/jokr_fm/
二刀流ラジオ。文化放送AM1134kHz / FM91.6MHz
http://www.joqr.co.jp/fm916/
HappyFM93　ワイドFM FM補完放送 ニッポン放送
http://www.1242.com/info/jolf_fm/

●かずさFM送信所移転
　千葉県木更津市のコミュニティFM局かずさFMのHPのお知らせによると、同局は6月2日から送信所を木更津市太田山から君津市鹿野山に移転した。周波数は83.4MHzのまま変更なし。
http://www.kazusafm.net/info/kazusafm20150601.html
http://www.kazusafm.net/info/img/iten.pdf
　2013年12月に86.8MHzで受信できた「かずさでんぱでんぱんじっけんきょく」はこのための実験局だったと思われる。
http://konsu.sakura.ne.jp/tvfmdxreport/dxreport/dxreport201312.html
http://konsu.sakura.ne.jp/tvfmdxreport/dxreport/dxreport201401.html

■NHK放送文化研究所 放送研究と調査 放送界の動きより

▽2015年3月号
●韓国，教育放送EBSが2チャンネルに
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/title/month/2015/2015_03/ugoki/asia.html
▽2015年5月号
●CNNフィリピン，地上チャンネルで放送開始
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/title/month/2015/2015_05/ugoki/asia.html
▽2015年6月号
●香港，地上テレビ局ATVの免許取り消しへ
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/focus/754.html

(S)=ステレオ受信　(M)=モノラル送信　(C)=カラー受像
TV受信周波数：映像周波数/音声周波数の順

All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, AOR AR5000A+3, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY ICF-SW55
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : KUROUTOSHIKOU SAA7135-STVPCI/R ( Capture board )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, AR5000A+3 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。

Logs 2015.06>

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