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2012.05.31 UP
「追記事項」 2012.06.11 UP
多数画像削除 2014.11.24 UP / 2016.04.11 UP
地上波アナログTV放送廃止後の空き周波数を利用した新しいメディアとして、V-Highマルチメディア放送(207.5~222MHz。全国向け)とV-Lowマルチメディア放送(90~108MHz。地方ブロック向け)があります。そのうち、V-Highマルチメディア放送が2012年4月1日から始まりました(V-Lowマルチメディア放送は2012年5月現在計画中で、開始時期は未定です)。
V-Highマルチメディア放送(モバキャス)は、基幹放送局提供事業者(ハード事業者)がジャパン・モバイルキャスティングで、当地(東京西部)で受信可能な墨田親局の概要は次の通りです。
墨田親局の概要 | |
呼出符号(コールサイン) | JOMZ |
呼出名称 | ジェイモバマルチメディアほうそう |
周波数 | 214.714286MHz |
出力 | 25kW |
実効輻射電力 | 105kW |
送信場所 | 東京都墨田区押上(東京スカイツリー) |
認定基幹放送事業者(ソフト事業者)のmmbiはジャパン・モバイルキャスティングの送信設備を利用して放送を行い、mmbiが行っているスマートフォン向け放送局の愛称がnottv(ノッティーヴィー)です。2012年4月1日に開局しました。nottvはリアルタイム放送としてnottv1、nottv2、nottv NEWSの3つのチャンネルの放送を行っています。
V-Highマルチメディア放送(モバキャス)のnottvが受信できる対応機種は2012年5月現在、2機種しかありませんが、nottvのHPから「NOTTVモニターキャンペーン」に応募したところ、モニター機としてnottv対応スマートフォンのSH-06Dが送られてきましたので、nottvの受信モニターをしてみました。
この「NOTTVモニターキャンペーン」は申込期間が2012年3月1日~9月上旬の期間限定ですが、受信エリア内の人であれば誰でも応募でき、約2週間、モニター機を貸してもらえるようです。私のようにドコモの携帯を使っている人であれば更に応募が楽です。
私のモニター期間は2012年5月15日~5月28日の2週間でした。
<受信モニター日時>
2012年5月14日 15~18時台, 20~24時台
2012年5月15日 04~07時台, 22~23時台
2012年5月16日 00時台, 02~03時台, 06~07時台, 20~23時台
2012年5月17日 00~04時台, 06~07時台
(各チャンネルをザッピングしての受信のため、受信時間はおおまかに記しました)
2012年4月7日にnottvのHPから「NOTTVモニターキャンペーン」に申し込み(直後に自動返信メール到着)、5月12日に配送手続きが完了した旨のメール、5月14日にモニター機のスマートフォン SH-06Dが届きました。
モニター期間は5月15日~5月28日の2週間です。
あくまでもモニター機であるため、モニターに無関係な電話など多くの機能は制限されており、これらの機能を使用しようとするとパスワードを求められて使えません。ワンセグTVやネットは見ることができました。
SH-06Dの電源を入れると、NOTTVウィジェットのアップデートのお知らせが出ますが、そのままアップデートをしようとすると、パスワードを求められてアップデートができません。NOTTVモニターキャンペーン事務局に電話で問い合わせたところ、nottvが問題なく視聴できればアップデートの必要はなく、またアップデートはそのままにしておけば毎日午前3時頃に自動アップデートされるとのことです。しかし、私に送られてきたモニター機ではなぜか自動アップデートはされませんでした。nottvが問題なく視聴できたのでそのままにしておきましたが・・・。
SH-06Dの中には予めmicroSDHCカードがセットされていますが、このmicroSDHCカードはモニター終了後に取り外して貰うことができます。私に送られてきたモニター機には台湾製16GB Class4のmicroSDHCカードがセットされていました。
モニター機のスマートフォン SH-06D本体 |
本体の左上には「ドコモ貸出品」の刻印があります |
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SH-06Dの付属品 |
キャンペーンのパンフレットやSH-06Dの取説 |
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このような箱に入ってゆうぱっくで届きました。 送り状は剥がしてあります。 |
SH-06Dの電源を入れたところ |
受信地は東京西部です。スマートフォンのnottvアプリを立ち上げると自動的にnottvの受信を開始します。
スマートフォン単体で本体のワンセグ・モバキャス用アンテナを伸ばした状態では、受信可能ポイントにムラがあり、うまく受信できるポイントを探すのに苦労しました。携帯電話でワンセグTV(東京タワー送信)を受信するのと同じような感じです。スマートフォンの左上にアンテナレベルを示す「))))」マーク(最大4本)があり、私の部屋で受信した限りでは、アンテナレベルは一番高い所でも2本でした。
スマートフォンを持って家の中をうろついてみたところでは、受信可能なポイントは多かったです。しかし、移動しながらの視聴は途切れ途切れで安定した視聴が難しく、固定しての視聴も視聴可能な設置ポイントを探さなければなりませんでした。
そこで、私は固定設置で安定して視聴するために、FMチューナーに繋いでいる外部アンテナ(ログペリアンテナ CLP5130-1)のコネクタを外して、ワニ口クリップを使ってスマートフォンのワンセグ・モバキャス用アンテナに繋いだところ、安定した視聴ができるようになりました。この時のスマートフォンのアンテナレベルは最大の4本になりました。
この時の構成は次の通りです。
ログペリアンテナ CLP5130-1--アンテナ切替器--FM・VHF-TV・UHF-TV用ブースター--(延長同軸ケーブル)--(ワニ口クリップ)--スマートフォンのワンセグ・モバキャス用アンテナ
私の部屋で本体のワンセグ・モバキャス用アンテナを伸ばして受信しているところ。 写真では見づらいですが、スマートフォンの左上のアンテナレベルは2本です。 |
スマートフォンを少しずらすと受信できなくなってしまいます。 |
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ワニ口クリップを使って外部アンテナ(CLP5130-1)をスマートフォンのワンセグ・モバキャス用アンテナに繋いだところ。 写真では見づらいですが、スマートフォンの左上のアンテナレベルは最大の4本です。 |
スマートフォンを卓上ホルダに設置して固定設置でnottvを視聴しているところ。 アンテナはワニ口クリップを使って外部アンテナ(CLP5130-1)を繋いでいるので、受信状態は安定しています。 |
nottvはリアルタイム放送にはnottv1、nottv2、nottv NEWSの3つのチャンネルがあります。スマートフォン SH-06Dでは、nottv1がチャンネル「1」、nottv2がチャンネル「2」、nottv NEWSがチャンネル「3」で受信できます。放送内容はnottv1、nottv2は一般番組、nottv NEWSはTBSニュースバードをそのまま流しています。
nottv1、nottv2では独自番組の他にBSやCSの番組も放送されています。番組の合間には番組宣伝スポットが流れており、CMは放送されていないようです。nottv NEWSはTBSニュースバードをそのまま流しているおり、nottvの番組や番組宣伝スポットなどは流れないようです。TBSニュースバードをそのまま流しているため、同局で流れるCMもそのまま流れます。
nottv1、nottv2、nottv NEWS共に画面右上に常時「nottv」の局ロゴが表示されています。ただ、nottv1、nottv2では番組の合間の番組宣伝スポット放送時にはこの局ロゴは表示されていません。
nottvのIDはnottv1、nottv2で番組の合間にたまに流れます。nottv1、nottv2、nottv NEWSの各々の系統名を含んだIDは流れていないようです。系統名の判別はスマートフォンの表示(SH-06Dの場合は「1」=nottv1、「2」=nottv2、「3」=nottv NEWS)か電子番組表との対比で判別するしかありません。
基幹放送局提供事業者(ハード事業者)であるジャパン・モバイルキャスティングのID(呼出符号(コールサイン)、呼出名称、周波数、出力など)はモニター期間中には確認できませんでした。
nottv1、nottv NEWSは24時間放送で月曜未明も放送しており、nottv1の1日の放送の基点である0500(5月15日チェック)、nottv NEWSの1日の放送の基点である0445(5月17日チェック)をチェックしましたが、ジャパン・モバイルキャスティングのIDは出ていませんでした。
nottv2は深夜放送を休止していますが、0300の放送終了時は放送休止の告知が出るだけ(5月16日・5月17日チェック)、0700の放送開始時はいきなり番組で放送開始しており(5月15日・5月16日・5月17日チェック)、こちらもジャパン・モバイルキャスティングのIDは出ていませんでした。
全チャンネル放送休止時にジャパン・モバイルキャスティングのIDが出ている可能性がありますが、私の2週間のモニター期間中にはそのチャンスはありませんでした。なんらかの形でジャパン・モバイルキャスティングのIDを見聞きしてみたいものです。
nottvを受信するには受信可能エリア内である上に、対応機種を手に入れなければならず敷居が高いかもしれません。有料放送ですので、最初の30日間の無料お試し期間が終わると有料視聴となるようです。
そのため、受信エリア内であれば「NOTTVモニターキャンペーン」に応募するのが一番良いと思います。ただ、このキャンペーンは申込期間が2012年3月1日~9月上旬の期間限定ですので、早めの方がいいでしょう。
QSLはnottvを運営しているmmbiは認定基幹放送事業者(ソフト事業者)であるため、QSLは発行してくれない可能性があります。その代り、基幹放送局提供事業者(ハード事業者)のジャパン・モバイルキャスティングがメールで受信報告書を受け付けています。受信報告書の様式(XLSファイル)も用意されていますので送付は楽でしょう。QSLカード(ベリカード)を送ってくれるそうです。
http://www.j-mobilecasting.com/area/areaimage.html#vericard_cap
私は5月18日の未明に送りましたが、5月30日現在はまだ届いていません。届くのを楽しみ待っています。
6月10日にQSLカードと礼状が届きました。返信日数は23日です。QSLカードには受信データがちゃんと記入してあり、裏側右下に発行ナンバーと思われる「00007」の刻印があります。
(2012.06.11 UP)
受信地
東京西部
当ホームページでは当コンテンツなど一部コンテンツで東京で受信した国内の放送の受信画像を掲載していますが、これらは地上放送受信の参考資料として掲載しているものであり、商用目的ではありません。何か問題がありましたら、TOPページにありますメールアドレス宛てにメールにてご連絡下さい。直ちに削除致します。
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in Tokyo, JAPAN
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RX : Smart phone SHARP SH-06D
ANT: Rod antenna attached to this smart phone, CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For CLP5130-1 )
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