TV-FM DX Report 2007.03 2007.04.17 UP
[受信情報]
◆グランドウェーブによる受信
■日本
●NHK東京FM放送 エフエム文字多重放送…82.5MHz(S)
3月31日, 2315〜翌日0005。NHK-FMのエフエム文字多重放送が3月31日の2400をもって放送を終了した。VICSは継続されるとのこと。
2400までは通常放送で内容は下記の通り。
トップ画面
「NHKオシラセ 1/01 3.31
NHKFM文字放送は07年3月末で終了。VICS道路交通情報は継続」
メニュー画面
「1ニュース・スポーツ情報 2全国天気
3週間天気 4地震情報 5津波情報」
メニュー内の内容は通常通りで、エフエム文字多重放送終了に関したものは無かった。
そして、2359からテキストディスプレイユニット(チューナーからエフエム文字多重放送を復調するための機器)を何度もリロードしていたところ、2400(4月1日 0000)になった途端、表示が変わり、下記のようになった。
トップ画面
「受信できません。」
メニュー画面
「1. 受信できません」
同機器がエフエム文字多重放送を受信している旨の表示は引き続き出ている(ディスプレイ上部に「FMデータ データジュシンチュウ LIVE」と出る)。
正式な放送は終了したものの、メニュー画面が存在するなど、データ自体は送信されているようである。
他のNHK横浜FM放送 81.9MHz、NHKさいたまFM放送 85.1MHz、NHK千葉FM放送 80.7MHzの各エフエム文字多重放送も、3月31日の1620〜1640のチェックでは東京局と同一内容の通常放送が出ていたが、4月1日
0005のチェックでは東京局と同様の画面に変わっていた。
3月31日 1620〜1640のチェックでは、NHK水戸FM放送 83.2MHz、NHK甲府FM放送(三ッ峠) 86.0MHzはデータは受信するが復調は不可、NHK前橋FM放送 81.6MHz、NHK宇都宮FM放送 80.3MHzはデータ自体受信不可。もっとも、これらのFM局ではVICSのみで、元々エフエム文字多重放送は行われていない。
4月1日の0130頃には既にNHKのHPに「FM文字多重放送サービスの終了について」がアップされていた。
3月31日 2400まで出ていたトップ画面 |
4月1日 0000以降出ているトップ画面 |
[受信以外の情報]
■日本
●アナログTV放送終了後の周波数割当
2011年7月のアナログTV放送終了後の周波数割当だが、放送グループ(地上デジタルラジオ放送)はVHF
Low ch(J1ch〜J6ch)、自営通信システムグループはVHF High ch(J7ch〜)、ITS関連システムグループと電気通信システムグループ(携帯電話会社など)はUHFを使用する方向に進んでいるようである。
遠距離受信を楽しむ私たちとしては、海外のFM放送と周波数が重なるJ1ch〜J3ch(90〜108MHz)は使用しないで欲しいものだ。
以下、関連記事を紹介する。
◎「通信らU・自営Vハイ・放送Vロー」明言。「実用化試験放送2011年以降無し」基本線。MBS田島氏「事業者モラル低下…」指摘も。電波有効利用方策委、2グループ化の新体制で詰めへ
マスコミ研究会 日刊合同通信 バックナンバー 2007年2月26日(月) 第52巻 第12596号
http://www.godotsushin.com/backnumber_nikkan/2007/2007_02.html
◎アナ跡地検討会、突然の提案「放送」30MHz前後に集約へ
文化通信.com 放送業界最新ニュース (2/13)
http://www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/article.php?storyid=8218
■タイ
●タイ唯一の民放テレビ、事業権料未払いで国が接収
newsclip.be 2007/3/8 (00:08)
http://www.newsclip.be/news/2007308_010087.html
[投稿者註:3月8日の0030頃からITVのネット放送を見ていたが、局内からライブ特別番組を放送しており、それが終わった0203(現地時間0003。ネット放送なので実際の放送より遅延があると思われるが)に何かの告知が流れ、0205に通常番組の「TITV UPDATE」(ニュース番組)になった。ここから画面隅には右下のTITVの局ロゴの他に、左上に冠のようなマークが常時出るようになった。この冠のようなマークはPRD(政府広報局。The Government Public Relations Department)が運営するTelevision of Thailand(Sor.Thor.Thor. Channel 11)のネットライブ放送で出ているものと同じものである。恐らく0203の告知が民放からPRDへの運営に切り替わる旨の告知で、その後、PRDによる運営に切り替わったものと思われる。]
■NHK放送文化研究所 放送研究と調査 放送界の動きより
▽2007年3月号
●韓国,テレビのアナログ放送終了は2012年に
●韓国地上DMB,2007年上半期中に全国で視聴可能に
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/ugoki/asia_0703.html
(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順
All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, AOR AR5000A+3, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations )
TV set : SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : Panasonic NV-FJ630 ( Multi system ), JVC HR-S5980AH ( Multi system ), HDD/DVD recorder for Japan ( For reception of local TV stations )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )
情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。