TV-FM DX Report 2013.03 2013.03.23 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●NHK東京総合テレビ…J27ch、NHK東京Eテレ…J26ch、日本テレビ…J25ch、テレビ朝日…J24ch、テレビ東京…J23ch、TBSテレビ…J22ch、フジテレビ…J21ch
 「東京スカイツリー受信確認テスト」は毎週土曜早朝0458〜0500の定期放送の他、2月には土曜夕方の1分間のテスト、2月18日未明の「東京スカイツリー録画確認テスト」が行われたが(先月報告済み)、これではテストが不十分なため、土曜早朝0458〜0500の定期放送の他、3月前半には平日の特定日の朝夕の5分間のテスト、3月後半には様々な曜日・時間帯でのテストが行われた。
 状況を受信モニターしたので報告する。全て映像・音声共受信。
☆3月前半:平日の特定日の朝夕の5分間のテスト
 事前の予告によると、次の日・時間の通常番組放送中にテストを実施するとのこと。
 3月4日(月)、3月5日(火)、3月7日(木) 1835〜1840
 3月13日(水)、3月14日(木)、3月15日(金) 0835〜0840
 このうち、初日の3月4日 1835〜1840のテストの状況を受信モニターした。
 1835〜1840は各局共、通常番組を放送しながら画面がL字または逆L字画面になり、L字・逆L字部分に1835〜1836はこのあと東京スカイツリー送信に切り替える旨の文字表示、1836〜1839(フジテレビのみ1836〜1838)は現在東京スカイツリーから送信している旨の文字表示、1839〜1840(フジテレビのみ1838〜1840)は東京タワー送信に戻った旨などの文字表示が出ていた。
 東京スカイツリーからの送信は各局共1836〜1839の3分間(フジテレビのみ1836〜1838の2分間)だった。
 NHK東京総合テレビ、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、フジテレビは夕方の生放送のニュース番組の放送中で(NHK東京総合テレビは関東ローカルの「首都圏ネットワーク」)、NHK東京総合テレビでは番組中で数分前から東京スカイツリー受信確認テストについての詳しい説明をしていたのに対し、民放各局は生放送にもかかわらず番組では東京スカイツリー受信確認テストに全く触れず、少々不親切な印象を持った。
 当地(東京西部)では受信には問題はなかった。
☆3月後半:様々な曜日・時間帯でのテスト
 事前の予告によると、次の日・時間の通常番組放送中にテストを実施するとのこと。長時間(1時間、30分)やゴールデンタイムに放送するテスト時間もあり、やっと放送局や総務省も本気を出してきたようだ。
3月16日(土) 1400〜1500
3月19日(火) 2335〜2340
3月20日(水) 1600〜1700
3月23日(土) 1000〜1100
3月23日(土) 1800〜1900
3月23日(土) 2335〜2340
3月24日(日) 0800〜0900
3月28日(木) 2200〜2230
3月31日(日) 2000〜2100
 このうち、初日でしかも1時間の長時間テストをする3月16日 1400〜1500の状況を受信モニターした。
 東京スカイツリー送信は各局共1401〜1459の58分間。
 NHK東京総合テレビでは1358〜1400に東京スカイツリー受信確認テストについてのお知らせ番組(担当:鈴木奈穂子アナ)を放送し、その放送中の1358に逆L字画面になり、逆L字部分にこのあと東京スカイツリー送信に切り替える旨の文字表示が出ていた。そして逆L字画面のまま1400〜サッカー中継の「Jリーグ」になった。
 NHK東京Eテレ、民放各局は1400〜L字または逆L字画面になり、L字・逆L字部分にこのあと東京スカイツリー送信に切り替える旨の文字表示が出ていた。
 1401〜全局、東京スカイツリー送信に切り替わり、L字・逆L字部分に東京スカイツリーから送信している旨の文字表示が出ていたが、1401(30秒頃)には全局共L字・逆L字部分が消えて通常の画面表示になった。L字画面時に民放各局ではCMが流れることはなかった。
 その後の断続的チェックでも各局共、通常の画面表示、東京スカイツリー送信が続いていたようだ。
 1459に東京タワー送信に切り替わると同時に1459〜1500までTBSテレビ以外の各局ではL字または逆L字画面になり、L字・逆L字部分に東京タワー送信に戻った旨などの文字表示が出ていた。L字画面時に民放各局(TBSテレビ以外)ではCMが流れることはなかった。
 TBSテレビも1459に東京タワー送信に切り替わったようだが、CM中だったためか、この時はまだL字画面にならず、番組が始まった1500〜1501にL字画面になり、L字部分に東京タワー送信に戻った旨などの文字表示が出ていた。
 当地では受信には問題はなかった。また、東京スカイツリー受信確認テストを行った各局以外のTOKYO MX J16ch・J20ch、放送大学 J28ch、神奈川のtvk J18ch、埼玉のテレ玉 J32chの受信状態にも問題はなかった。

●TOKYO MX…J16ch, J20ch
 3月22日, 0310〜0315, 両ch共に映像・音声共。同局HPによると、東京タワー送信波(J20ch)が3月18日の0500から5回目の減力を行ったとのことで、数日遅れたがこの日に受信チェックした。今回が最後の減力で、出力は約100W(定格3kW)になったとのこと。
 昨年11月12日の1回目の減力の時はアンテナレベルが大きく下がったが、1月14日の2回目の減力、2月4日の3回目の減力、2月25日の4回目の減力の時と同様、今回の減力でもアンテナレベルにはあまり変化が見られなかった。当地では約100Wの出力でも十分実用になっていることになる。

受信機 ハイビジョン液晶テレビ
Panasonic TH-L26D2
HDD/BDレコーダー
Panasonic DMR-BW900
デジタルチューナー
Panasonic TU-MHD500
動作状況 2回目の減力時に自動的に
J16chに変更されたまま
*1参照 *2参照
東京タワー送信波
(J20ch)のアンテナレベル
47→46 45→41 49→47
東京スカイツリー送信波
(J16ch)のアンテナレベル
53→53 52→50 50→47

アンテナレベル:2月26日0107〜0111のチェック→3月22日0310〜0315のチェック
*1:2回目の減力後に微妙な差ではあるが、東京スカイツリー送信波(J16ch)の方がアンテナレベルが高くなったため、1月下旬に「地上Dチャンネル再設定のお願い」という放送メールが届いていた。この機器は自動的にチャンネルは変更されず、手動でチャンネルスキャンをしてチャンネルを変更しないといけないようだ。受信チェックのためJ20chのままにしておき、再スキャンはしていない(先月報告済み)
*2:4回目の減力で微妙な差ではあるが、東京スカイツリー送信波(J16ch)の方がアンテナレベルが高くなったため、「送信状況変更のお知らせ」という放送メールが届いていた。この機器も自動的にチャンネルは変更されず、手動でチャンネルスキャンをしてチャンネルを変更しないといけないようだ。受信チェックのためJ20chのままにしておき、再スキャンはしていない(先月報告済み)。


[受信以外の情報]

■日本

●V-Lowマルチメディア放送を取り止め、AM局をFM(90〜108MHz)移行へ
 90〜108MHzの周波数帯ではV-Lowマルチメディア放送が予定されていたが、これを取りやめて、この周波数帯にAM局をFM移行させる方向に進んでいるようだ。
 下記のニュースサイトを参照。
------------------------
◎V-Low政策を見直しへ 総務省が検討会
映像新聞 2013年2月25日号
http://www.eizoshimbun.com/broadcast/2085/2085bc1.htm
◎AMラジオ局、FM化検討 デジタル化、聞きにくさ解消
朝日新聞デジタル 2013年2月28日
http://www.asahi.com/business/update/0228/TKY201302270601.html

●TOKYO MXが東京タワー送信波(J20ch)の5回目の減力を実施
 TOKYO MXが東京タワー送信波(J20ch)の5回目の減力を3月18日の0500から行った。この5回目の減力が最後の減力となり、これで出力は約100W(定格出力3kW)、東京スカイツリーへの完全切替は現状5月頃と見込んでいるとのこと。
 下記の同局HPを参照。
----------------------
◎3月18日(月)午前5時より、東京タワーからの放送波について、第5回目の減力を実施しました。
TOKYO MX * 「東京スカイツリーから放送開始」
http://s.mxtv.jp/skytree_iten/genryoku.html

●「東京スカイツリー受信確認テスト」3月後半の放送予定
 新たに様々な曜日・時間帯のテスト時間が加わった。中にはゴールデンタイムに長時間放送するテスト時間もあり、やっと放送局や総務省も本気を出してきたようだ。
 土曜早朝0458〜0500の定期放送以外の放送日・時間は次の通り。
3月16日(土) 1400〜1500
3月19日(火) 2335〜2340
3月20日(水) 1600〜1700
3月23日(土) 1000〜1100
3月23日(土) 1800〜1900
3月23日(土) 2335〜2340
3月24日(日) 0800〜0900
3月28日(木) 2200〜2230
3月31日(日) 2000〜2100
 下記のプレスリリースも参照。
------------------------
◎「東京スカイツリーへの送信所移転に向けた3月後半の取り組み」について
日本放送協会 日本テレビ放送網株式会社 株式会社テレビ朝日 株式会社TBSテレビ 株式会社テレビ東京 株式会社フジテレビジョン 2013年3月14日
東京スカイツリー移行推進センター
http://t-sapo.com/tsapo/wp-content/uploads/20130314_information.pdf

■NHK放送文化研究所 放送研究と調査 放送界の動きより

▽2013年3月号
●フィリピン,デジタルTVは日本方式を支持
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/title/month/2013/2013_03/ugoki/asia.html


[QSL返信情報]

(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数

●エフエムとうきょう・TOKYO FM
(1)2013年2月11日・80.0MHz (2)50円切手 (4)新アンテナ記念QSLカード(データ記入なし)、タイムテーブル、新アンテナ記念クリアファイル (5)32日
http://tvfmdx.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/tokyo-fmqsl-b1e.html


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, AOR AR5000A+3, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY XDR-F1HD ( For USA ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations )
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : JVC HR-S5980AH ( Multi system ), HDD/BD recorder for Japan ( For reception of local TV stations )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


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