TV-FM DX Report 2016.10 2016.11.13 UP
[受信情報]
◆グランドウェーブによる受信
■日本
●SBSラジオ…93.9MHz
静岡のSBSラジオ(静岡放送)のFM補完中継局が試験電波の発射を始めた。
10月31日, 1045〜1425(途中断続的停波), SINPO25342。内容は中波と同じ通常放送の内容がそのまま流れているようで、試験電波の旨のアナウンスは受信した限りでは出ていなかった。番組は1350 c/offまでが「ほのぼのワイド 中村こずえのsmile for you」、1400 c/on〜が「Go Goワイド らぶらじ」。
途中、1055〜1100, 1110〜1115, 1125〜1130, 1140〜1145, 1155〜1200, 1250〜1300, 1350〜1400は停波。
次のようなアナウンスが聞き取れ、CMや交通情報が静岡のものばかりだったので同局と確認。
1054 番組タイトルアナウンス「SBS交通情報です」
1119 宣伝スポット「SBSラジオいのちの葉書キャンペーンでは……」
1206 宛先アナウンス「葉書は郵便番号422の8680、SBSラジオ、大切なあなたへメッセージフォーユーの係」
1233 宛先アナウンス「葉書は郵便番号422の8680、SBSラジオ……」
1300 番組タイトルアナウンス「SBSラジオ、中村こずえのsmile for youをお送りしています」
1339 ID「1、4、まる、4、SBSラジオ」
1347 ID「お聞きの放送はSBSラジオです」
1400 番組タイトルアナウンス「SBSラジオ、Go Goワイド らぶらじ」
番組中、1246のワイドFMのお知らせによると、ワイドFMは12月1日に静岡県中部エリアで開始される予定とのこと。
電波は弱く、モノラル受信で、ノイズがあるが、内容は聞き取れる。88.8MHz NHK静岡FM放送より若干弱いように感じる。
1422に中継波の63.17MHzとパラチェックしたところ、93.9MHzと完全にパラで、時間差はなかった。
同局HPやインターネット上の受信情報によると、この日からFM補完中継局の試験電波の発射を始めたとのこと。
SBSラジオ「ワイドFM」試験電波発射のお知らせ
http://www.at-s.com/sbsradio/widefm/tech.html
[受信以外の情報]
■日本
●東京都練馬区で10月16日にイベントFM放送実施
今年も東京都練馬区のとしまえんで開催される練馬まつりでイベントFM放送が実施されるとのこと。ベリカードが発行される。総務省HP関東総合通信局の報道資料には掲載されていない。
練馬区からイベントFM放送の運用、番組制作を委託された練馬放送(コミュニティFM開局活動を行っている一般社団法人でインターネットラジオを行っている)のHPから一部引用する。
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練馬放送では、来たる10月16日(日)にとしまえんで開催される「第39回 練馬まつり」の会場内にて、練馬区が放送免許を得て当日限定で実施される臨時のイベントFM放送「練馬まつりイベントFM放送」について、下記の通り実施することとなりましたのでご案内いたします。当日はぜひ、FMラジオが聴くことができるポケットラジオを持って練馬まつりへご来場ください!
「練馬まつりイベントFM放送」
【日程】2016年10月16日(日)
【放送時間】8:00から16:00まで、8時間生放送
【周波数】FM88.5MHz
【出力】5W
【コールサイン】JOYZ3AG-FM
【演奏所・送信所】練馬区春日町一丁目・としまえん敷地内 練馬まつり会場内特設ブース
【放送エリア】としまえん敷地内を中心として、練馬区春日町、向山、早宮、練馬、高松、貫井、中村北、豊玉北の各地域とその周辺
※ 上記のエリア内でも、受信環境や受信機の性能等により、受信できない場合がございます。予めご了承ください。(中略)
当日の練馬まつりイベントFM放送をお聴き頂き、その様子を受信報告書にして郵送して頂いたリスナーの方には、練馬放送特製の限定ベリカードを進呈いたします。受信報告書にはベリカードの送付先が書かれたメモなどを忘れずに同封してください。
【受信報告書宛先】
〒176-0002 練馬区桜台2-34-2-1B 練馬放送 「練馬まつりイベントFM放送 受信報告書係」まで
(後略)
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一般社団法人練馬放送 練馬放送からのお知らせ 2016年10月13日
[NEWS] 練馬まつりイベントFM放送について (2016/10/13)
http://nerimabroadcast.jp/news/2016_0025.html
■ロシア
●GTRK Irkutsk(Radio Rossii Irkutsk)からの返信情報
Eスポで2016年7月2日に66.32MHzで受信したRadio Rossii Irkutskの受信報告書をGTRK Irkutskに送ったところ、返信があった。ロシア国営放送局のローカル局から返信があったのは初めて。QSLカード、日本語・英文QSLレターなどが書留で届いた。
QSLレターによると、私が受信したのはラジオ・ロシアのイルクーツク州地域放送と確認したとのこと。
また、QSLカード、QSLレターによると、66.32MHzのQTHはCheremhovo、出力4kW、アンテナは8エレとのこと。
QSLレターはGTRK IrkutskのLead Engineer署名のものだが、QSLカードはロシアの送信施設管理組織であるRTRS(ロシア語略称:PTPC)のイルクーツク地域放送センター発行のものだった。
QSLカードに押されているスタンプには次のように書いてあった。
ФЕДЕРАЛЬНОЕ ГОСУДАРСТВЕННОЕ УНИТАРНОЕ ПРЕДПРИЯТИЕ
РОССИЙСКАЯ ТЕЛЕВИЗИОННАЯ И РАДИОВЕЩАТЕЛЬНАЯ СЕТЬ
ФИЛИАЛ ≪ИРКУТСКИЙ ОБЛАСТНОЙ РАДИОТЕЛЕВИЗИОННЫЙ ПЕРЕДАЮЩИЙ ЦЕНТР≫
これをGoogle翻訳で英語に略すと次のようになる。
Federal State Unitary Enterprise
Russian Television and Radio Broadcasting Network
Branch "Irkutsk Regional Broadcasting Center"
返信元
Lead Engineer
GTRK "Irkutsk"
住所
The Russian Television and Radio Broadcasting Company
GTRK "Irkutsk"
15, Gorkiy Street, Irkutsk, 664025, Russia
封筒スタンプのロシア語住所
(2〜5行目は同局の正式名称で、実際は宛名は4行目だけで十分と思われる)
664025, г. Иркутск, ул. Горького, д. 15
Филиал Федерального государственного предприятия
"Всероссийская государственная телевизионная и радиовещательная компания"
"Государственная телевизионная и радиовещательная компания "Иркутск"
(ГТРК "Иркутск")
[QSL返信情報]
(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数
●Radio Rossii Irkutsk
(1)2016年7月2日・66.32MHz (2)受信音録音CD、米1ドル紙幣など (3)英語 (4)QSLカード(データ記入あり)、日本語・英文QSLレター、ロシア硬貨 (5)56日(書留で返信)
GTRK Irkutsk宛て送付
Lead Engineer, GTRK "Irkutsk"から返信(詳細は「受信以外の情報」参照)
http://tvfmdx.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/gtrk-irkutskrad.html
(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順
主な略語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス SJ=ステーションジングル
All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000A+3, ICOM IC-R7000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES
( For Europe ), SONY ICF-SW55
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : KUROUTOSHIKOU SAA7135-STVPCI/R ( Capture board )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, AR5000A+3 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )
情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。