TV-FM DX Report 2019.04 2019.04.22 UP / 2019.05.27 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●エフエムクマガヤ・FMクマガヤ…87.6MHz(S)
〔開局日〕
 4月3日, 0953〜1911, SINPO35353。この日の1410に開局。
 1339までは試験電波で、音楽と3〜6分おきにID(3月23日と同じもの)。
 1339〜無音、1341〜クラシック音楽、1352〜無音、1359〜クラシック音楽。
 そして1409(52秒)から男声と女声のカウントダウンが「8、7、6、5、4、3、2、1、ゼロー」と出て、1410に開局、男声の開局アナウンス(開局第一声)が「FMクマガヤ開局でーす。イェーイ」と出て、「開局特別番組 ハローFMクマガヤ」となった。
 1410〜1859の「開局特別番組 ハローFMクマガヤ」は最初に開局に至るまでの話などがあり、その後は地元店舗の店員、熊谷市長、行田市長、熊谷商工会議所会頭、行田商工会議所会頭をゲストに呼んでトークなどをするものだった。
 1459, 1559, 1659, 1759に音楽とSJがあり、SJは「FM Kumagaya, Eighty seven point six」(1459。男声)、「Stay tuned to FM Kumagaya」(1559, 1659。女声)、「You are listening to FM Kumagaya」(1759。女声)と出ていた。
 CMは毎時15分頃、30分頃、45分頃に出ており、熊谷市、行田市の店舗、企業の他、隣の深谷市のホテルのCMもあった。ほとんど毎回異なる店舗、企業のCMが流れており、開局日からこれだけ多くの店舗、企業のCMを流しているコミュニティ放送局は珍しい。同局が展開している会員制度のclubクマガヤのCMもあった。開局後初めて流れたCMは1428のエフティーコーポレーション。
 開局後初めて流れた音楽は1425のカジヒデキの「マスカット」。
 リスナーからのメッセージはFMラジオを聞いたものとしては熊谷市の他、埼玉県内近隣地域の吉見町、滑川町から来ていた。スマホアプリのインターネットライブストリーミング放送で聞いたものとしては群馬県高崎市、北海道札幌市、埼玉県鴻巣市、埼玉県秩父郡長瀞町、栃木県小山市から、聴取方法不明なものとしては埼玉県行田市、静岡県伊豆市、埼玉県秩父市から来ていた。
 その後、1859(50秒)にSJが「Stay tuned to FM Kumagaya, Eighty seven point six」(男声)と出て、1900〜は無音になり、1911までワッチしたが無音のままだった。

●かわさきFM・K-City…79.1MHz(S) 神奈川県川崎市のコミュニティ放送局
 4月17日, 1450〜1525, SINPO44454。タイトル不明番組の後、1459〜CM(?)、SJ「... Seventy nine point one. K City」(女声)、1500〜体操番組、1503〜CM、1504〜SJ「... Seventy nine point one. K City」(女声)、生放送番組。
 1504〜の生放送番組のパーソナリティは局名を「かわさきFM」と言っていた。生放送番組中にも数回SJが「... Seventy nine point one. K City」(女声)と流れた。
 4月17日閲覧の同局サイトの会社概要 < https://www.kawasakifm.co.jp/company/ > には送信出力が7Wと記載されており、以前の20Wから減力されている。いつから20W→7Wに減力したのかは不明。
 電波強度は1996年開局時の10W、その後の20Wの時とあまり変化がないように思える。これは開局時の10Wの時に最大実効輻射電力(ERP)が112Wあり(1996年開局当時に同局を訪問したJVUDXC会員の方の報告による)、20Wの時のERPは不明だが、4月17日閲覧の総務省 電波利用ホームページの無線局免許状等情報 < https://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=4&IT=A&DFCD=0001470429&DD=1&styleNumber=01 > によると空中線電力が7W、最大実効輻射電力が91Wとなっており、ERPにはほとんど変化がないためと思われる。
 4月18日, 0650〜0710, SINPO44454。0659までNon-stopの音楽(古い邦楽)、0659〜CM、SJ「Seventy nine point one. K City」(女声)、ID(呼出符号、呼出名称、出力を含むID)が「JOZZ3AK FM、JOZZ3AK FM。こちらはかわさきエフエムです。周波数79.1メガヘルツ、空中線電力20ワットでお送りしています。まもなく7時になります」(女声)と出て、0700〜時報、ID「お聞きの放送はかわさきFM、79.1メガヘルツです。この後は音楽をお楽しみください」(女声)が出てNon-stopの音楽(古い邦楽)となった。
 この0659のID(呼出符号、呼出名称、出力を含むID)では出力は以前のまま20Wと告知していた。
 同局サイト < https://www.kawasakifm.co.jp/ > では局名は「かわさきFM」が使用されているが、放送では局名は上記のように生放送番組パーソナリティは「かわさきFM」、SJでは「K-City」と言っていた。
2019.05.27追記
20W時のERPは300W
総務省 電波利用ホームページ 無線局免許状等情報 2013年2月16日のキャッシュ
https://web.archive.org/web/20130216220734/https://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=4&IT=A&DFCD=0001470429&DD=1&styleNumber=01

●i-dio - Amanekチャンネル…105.428571MHz(周波数推定) 周波数はi-dioの本免許の周波数を記載したもので推定。
 4月22日, 0020〜0025, 0150〜0210, SINPO55555。V-Lowマルチメディア放送i-dioの開局当初からの主要チャンネルの一つ、Amanekチャンネルが4月21日で放送休止になると同局公式サイト < http://amanek.co.jp/ > に記載されているのに気付き、この日の0020〜0025にスマホ+i-dio Wi-Fiチューナー 日本アンテナ TUVL01+付属ロッドアンテナで受信チェックしたところ、メイン画面に次のような放送休止のお知らせが表示されていた。
 「Amanekチャンネル 放送休止のお知らせ」「2016年3月より放送してまいりました「Amanekチャンネル」は2019年4月21日(日)をもって放送を休止させていただくことになりました。これまでのご愛顧、ありがとうございました。」「株式会社アマネク・テレマティクスデザイン」
 音声は洋楽。放送で画面に表示されている番組名は「ドライブミュージック(70's洋楽)」。
 0150〜0210の受信は画面表示は上記と同じ放送休止のお知らせで、音声は0200まで洋楽が流れた後、0200にs/off、無音になった。s/off時には何のアナウンスもなかった。放送で画面に表示されている番組名は0200までが「ドライブミュージック(70's洋楽)」、0200〜が「放送休止」。
 放送の番組表には4月22日0500以降の番組も表示されていたが(0200〜0500は放送休止)、0500〜番組が放送されていたかどうかは未確認。
 この日4月22日の2215にi-dioを受信チェックしてみると、Amanekチャンネルはチャンネル自体が無くなっており消滅していた。
 主要チャンネルの一つが実質廃止されたということはi-dioの将来は明るくないのかもしれない。

●エフエムしながわ…88.9MHz(S) 東京都品川区のコミュニティ放送局
〔試験電波〕
 4月22日, 1331 c/on〜1915, 2217〜2237, SINPO45454。試験電波を初受信。
 1331にc/on、試験放送開始アナウンスが女声で次のように出た。ここでは「試験電波」ではなく「試験放送」と言っていた。
 「JOZZ3CR FM、JOZZ3CR FM。こちらはエフエムしながわです。周波数88.9メガヘルツ、出力20ワットでただいまから試験放送を開始します。」
 その後は音楽と7〜13分おきに試験電波のIDで、IDは1335, 1346, 1355などに女声の日本語と男声の英語で次のように出ていた。音楽に重ねて出ることも多かった。
 「JOZZ3CR FM、JOZZ3CR FM。こちらはエフエムしながわです。周波数88.9メガヘルツ、出力20ワットでただいま試験電波を発射しています。」
 「JOZZ3CR FM, JOZZ3CR FM. This is FM Shinagawa. We are now test broadcasting. Frequency eighty eight point nine megahertz, transmission power twenty watts. JOZZ3CR FM, JOZZ3CR FM. This is FM Shinagawa.」
 音楽は時間帯によってイージーリスニング、洋楽、邦楽が流れていた。
 途中1339〜1340, 1405〜1407は停波した。
 2217〜2237の受信もほぼ同内容。
 ステレオにすると少しノイズが出るが大変良好。
 余談だが国内用チューナー SONY ST-SA50ESではアンテナを品川区方向に向けると88.9MHzにInterFM897とTBSラジオの強力な混変調が出ていてまともに受信出来ず、アンテナを混変調のヌルポイントに回転させるとなんとか同局が弱く受信出来る。海外仕様チューナー SONY ST-SA5ESは周波数ズレが再び起きておりまともに受信出来ない。AR5000A+3は混変調を潰して同局が受信出来るがモノラルである。このため今回はアンテナを品川区方向に向けても88.9MHzで混変調が出ない海外仕様チューナー KENWOOD KT-6040(普段は休眠中)で受信した。東京のFM補完中継局各局が開局、InterFM897が89.7MHzにQSYした頃からFM帯各所に混変調オバケが増え、受信機器の経年劣化も相まって困りものである。
 公式サイト(情報が古い)
https://www.fm-shinagawa.co.jp/


[受信以外の情報]

■ロシア

●ロシアの地上アナログテレビ放送停波情報
 下記ページの「第1報」にまとめて報告する。

ロシアの地上アナログテレビ放送停波情報

■NHK放送文化研究所 放送研究と調査より

▽2019年4月号
●香港,2020年11月末にアナログ放送終了へ
https://www.nhk.or.jp/bunken/book/monthly/asia/201904.html


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順

主な略語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス SJ=ステーションジングル


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000A+3, ICOM IC-R7000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), KENWOOD KT-6040 ( For Europe ), TECSUN PL-398MP
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : KUROUTOSHIKOU SAA7135-STVPCI/R ( Capture board )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES, KT-6040 )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, AR5000A+3 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


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