TV-FM DX Report 2020.10 2020.10.22 UP
[受信情報]
◆グランドウェーブによる受信
■日本
●あさかエフエム…77.5MHz(S) 埼玉県朝霞市のコミュミティ放送局
10月1日, (9月30日から引き続き受信)〜2417, 2517〜2735, SINPO35353。
TV-FM DX Report 2020.09に報告したように埼玉県朝霞市・志木市のコミュニティ放送局 あさかエフエム・クローバーラジオは9月30日2400で閉局したが、その後も電波は出ており、9月30日の2400〜は無音、ピアノ音楽が流れた後、2415〜は延々と無音の電波が出ていた。
そして、10月1日の0500〜突然「洋楽ヒットソング」という番組が流れ始め、0530〜も「洋楽ヒットソング」で(内容は0500〜の番組とは異なる)、0600に音楽に乗せてIDが次のように出た。
「お聞きの放送は周波数77.5メガヘルツ、あさかエフエムです。現在放送局リニューアルのため特別編成でお送りしています。」(女声。呼出符号の告知は無し)
このIDの後、0600〜は「青春ヒットパラダイス」。
これらの「洋楽ヒットソング」、「青春ヒットパラダイス」はクローバーラジオで放送されていた音楽番組で、これ以降、後述の一部時間帯(2159〜2230,
2359〜2400)以外は、毎時0分にID(0600と同じID)を出した後、クローバーラジオで放送されていた音楽番組を流していた。これらの音楽番組は音楽以外は番組タイトル、パーソナリティ名、曲名の紹介くらいで、クローバーラジオの局名は一切出ていなかった。クローバーラジオの局名が出てこない番組を選んで流しているように思えた。
0500以降の放送内容は次の通り。IDは上述の0600と同じ。
0500〜「洋楽ヒットソング」
0530〜「洋楽ヒットソング」
0600〜ID、「青春ヒットパラダイス」
0700〜ID、「はっちぽっちわんだふぉー」
0800〜ID、「キラクラシック」
0900〜ID、「青春ヒットパラダイス」
1000〜ID、「はっちぽっちわんだふぉー」
1100〜ID、「洋楽ヒットソング」
1130〜「洋楽ヒットソング」
1200〜ID、「青春ヒットパラダイス」
1300〜ID、「はっちぽっちわんだふぉー」
1400〜ID、「洋楽ヒットソング」
1430〜「洋楽ヒットソング」
1500〜ID、「青春ヒットパラダイス」
1600〜ID、「はっちぽっちわんだふぉー」
1700〜ID、「洋楽ヒットソング」
1730〜「洋楽ヒットソング」
1800〜ID、「青春ヒットパラダイス」
1900〜ID、「はっちぽっちわんだふぉー」
2000〜ID、「キラクラシック」
2100〜ID、「青春ヒットパラダイス」
そして、20秒前倒しして2159(40秒)にIDが出た後、2200〜2229は「りどらじ」というバラエティトーク番組になった(パーソナリティ:小峰一己、山森圭介、穴井勇輝、熊谷)。
この「りどらじ」はクローバーラジオで放送されていた番組で、先週終了したはずだが継続放送が決定したもので、以前の局だったクローバーFM局(発言ママ)が終わりとなり、次の新しい局になるが、新しい局が開局するまでの間、試験放送として継続して放送するとのこと。パーソナリティが継続放送について僕らも最後の収録が終わった後に聞いたと言っていた。メッセージの宛先は番組公式Twitter宛てとしている。正式な番組名は「トモダチTV朗読部プレゼンツ
りどらじ」。番組の最後に「この番組はトモダチTV朗読部の有志にてお送りしました。」と言っていた。
この後の放送内容は次の通り。IDは特記ない限り0600と同じ。
2229〜音楽
2230〜ID(0分ではないがIDが出た)、「洋楽ヒットソング」
2300〜ID、「洋楽ヒットソング」
2330〜「洋楽ヒットソング」
2359〜ID
2400〜「青春ヒットパラダイス」(2400にIDは無し)。2417受信中断。
2517(途中から受信)〜「はっちぽっちわんだふぉー」(番組推定)
2600〜ID、「洋楽ヒットソング」
2630〜「洋楽ヒットソング」
2700〜ID、「青春ヒットパラダイス」。2735受信終了。
2359(30秒)のIDは0600のIDとは異なり、呼出符号など含んだIDが次のように出ていた。
「JOZZ3BK FM、JOZZ3BK FM。こちらはあさかエフエムです。送信周波数77.5メガヘルツ、送信出力10ワットで埼玉県朝霞市から放送しています。JOZZ3BK
FM、あさかエフエムです。」(女声)
クローバーラジオ公式サイトの9月30日の下記お知らせによると、この地域のコミュニティ放送局は運営母体を変えて継続されるようで、11月から生まれ変わり、10月は移行期間としてしばらくの間、次の運営会社の方針の下、特別編成で放送するとのことで、この放送がその特別編成の放送なのだろう。
【ご報告】10月以降について | CLOVER MEDIA Radio&NetTV
https://clovermedia.jp/post-45617/
放送全体でクローバーラジオの局名は出ておらず、クローバーラジオで放送されていた番組を流しているものの、クローバーラジオは9月30日で閉局したため、局名は呼出名称の「あさかエフエム」だけを告知しているのだろう。
◆Eスポによる受信
■中華人民共和国
地上デジタルTV放送への完全移行に伴う中国の地上アナログTV放送停波が全土で急速に進んでいることから、受信自体はニュース性がなくても最後になるかも知れない中国TV受信情報を主に局名確認出来た局を中心に報告する。
●安徽衛視…C1ch
10月21日, 1543 f/in〜1552 f/out, 音声のみ。スポットやCMの後、1547〜ドラマ。1543にスポットが「……。安徽衛視。……。安徽衛視。……」と出ていた。
●中央電視台-1・綜合…C1ch
10月21日, 1656 f/in〜1736 f/out, 音声のみ。内容はドラマ。
同chでは1652 f/in〜別の不明中国TV音声のドキュメント番組が聞こえていたが、1656にf/outし、それに代わって1656 f/in〜同局が入感してドラマのオープニングソングが聞こえ、1657〜ドラマ本編になった。ドラマの途中で1736
f/out。
同局サイトのインターネットライブストリーミング放送の同日同時刻のアーカイブ < https://tv.cctv.com/live/cctv1/index.shtml?spm=C28340.P2qo7O8Q1Led.S87602.76&stime=1603266975&etime=1603270120&type=lbacks > と比較したところ(10月22日1〜2時台に比較チェック)、日本時間1656〜のドラマ「小大夫第22集」と受信音の1656 f/in〜1736
f/outのドラマオープニングソング、ドラマ本編が全て一致していた。
アーカイブの画面左上には常時局ロゴ「CCTV1」「综合」があり、ドラマが始まる直前の1656には映像ID「CCTV1」&音楽があった。また画面右上には現地時間(JST-1時間)の時刻表示が15:59:30〜16:00:29, 16:29:30〜16:30:29に出ており、これを基準に比較すると受信音声よりアーカイブの方が約3秒進んでいた。
ライブストリーミング放送とのパラチェックは出来なかったが、これらのことから同局に間違いないだろう。
当サイト掲載の「中国の地上アナログテレビ放送停波情報」の広播電視局や文化広電和旅遊局などの通知や公告などにあるように、中央電視台-1は2020年8月31日までに停波している地域が多いが、一部では停波していない地域もあり、まだ電波が出ている地域の中央電視台-1が受信出来たのだろう。
なお、同chでは1700 f/in〜1716 f/outには不明中国TV音声のドキュメント番組、1702 f/in〜1716 f/outには不明中国TV音声のTVショッピング番組が混信していた。
[受信以外の情報]
■中華人民共和国
●中国のアナログテレビ放送停波情報
下記ページにまとめて随時報告する。
☆中国のアナログテレビ放送停波情報
[QSL返信情報]
(1) 受信日・受信周波数/チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数
●あさかエフエム・クローバーラジオ
(1)2020年9月30日・77.5MHz (2)94円分切手 (4)QSLカード(データ記入あり)、礼状、ステッカー、送った切手のうち10円切手 (5)18日
クローバーラジオ2020年9月30日2400閉局の瞬間の受信
http://tvfmdx.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-34eb8b.html
(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順
主な略語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス SJ=ステーションジングル
All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000A+3, ICOM IC-R7000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES
( For Europe ), KENWOOD KT-6040 ( For Europe ), SONY ICF-SW7600GR
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : KUROUTOSHIKOU SAA7135-STVPCI/R ( Capture board )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES, KT-6040 )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, AR5000A+3 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )
情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。