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AOR AR5000A+3が修理から到着

2021.04.20 掲示板投稿の移植版
2021.08.27 UP


2021年3月~4月にメイン受信機のAOR AR5000A+3を修理に出しました。
同機はAORのサイトに「部分修理可能(お問合わせください)」と書いてあり、AORで修理を受け付けています。
https://www.aor.co.jp/repair/

2018年5月現在と書いてありますが、事前に電話で故障状況を伝え、今でも修理可能なことを確認してから故障機を発送しました。
同機を修理に出すのは今回が初めてです。

今回の修理の流れです。
2021年3月15日 ゆうパックで修理品発送
→本体と電源アダプターを発送。電源アダプターは修理依頼書に「なるべく付属品(特にACアダプター)も一緒にお送りいただくようお願いします」と書かれているため。
→当方の地域はゆうパックは箱が潰れたり凹んで届くことがあり、本来はヤマト便が望ましいです。
3月16日 先方到着
4月12日 先方から修理完了、修理代金の電話
     修理内容、修理代金などを聞く
同日 先方から修理完了品発送
4月13日 ヤマト宅急便の宅急便コレクト(代金引換払い)で修理完了品到着
     その場で修理代金+送料をヤマトに支払う

故障内容と修理内容は次の通りです。

<<故障内容>>
①POWERボタン(電源ボタン)を押しても電源が入らないことがたまにある。
②何も電波を受信していないのにSIGNALメーターが振っている。
 (40MHz付近~108MHz付近のFM放送受信時)
③背面の外部スピーカー端子(EXT SP)から音声を聞いているが、電源を入れた時は音量が小さく、次第に音量が大きくなって、10分くらい経つと正常な音量になる。
 スピーカー、前面のヘッドフォン端子(PHONES)、アクセサリー端子1(ACC1)からの音量は未確認。

②は2019年頃(?)から、③は2020年秋頃から起こっていましたが、騙し騙し使っていました。
同機は受信モニターのためここ半年は1日1回は電源を入れていましたが、①の故障が今年2月下旬頃から週に1、2回起こるようになり、さすがにまずいと思い、修理に出すことにしました。
<<修理内容>>
修理完了品に同梱されていた修理報告書から抜粋
修理内容
修理結果:症状は確認できませんでした。
①POWERボタンを押しても電源が入らないことがたまにある。現象は長時間のランニングテストにて再現出来ず
その代り受信が不可になり『PLL ERR』が発生し、2, 3の部品交換も試みましたが治らず、PLL回路のヘリカルフィルターの経年変化した物を再調整を致し、再度動作確認の為、長時間のランニングテストを致し、受信感度の計測等で良好な動作を確認致しました。
②外部アンテナを取り付けた状態ではFMモードではSメータはS8(半ば)程振ります。その他、内部発振を拾って39.32, 44.24, 100.00MHzなどの周波数にてアンテナを外した状態でも振れます、いずれも、仕様で御座います。

故障内容と修理内容ここまで。

修理費用
修理作業費 9750円
送料 1000円
代引き手数料 300円
消費税 1105円
合計12155円

実際にかかった費用にはこれに当方から先方へ送ったゆうパックの料金990円が加わります。

修理完了品が届いてから今日まで故障内容の改善について調べてみました。

故障内容①
電源ボタンを押しても電源が入らない点は、4月12日に修理完了の電話を頂いた際に詳しく聞きましたが、先方で再現が出来なかったため修理はしなかったとのことです。これはPLL ERRが出たPLL回路とは別問題で、再現が出来ないと修理は出来ないそうです。
これが一番大事だったのですが、先方で再現出来ないのでは仕方ありません。
30日以内に同一箇所の故障が発生した場合には無料で修理して頂けるので、その期間内に同じ症状が起こるかどうかです。修理から戻ってきてから今日現在までこの症状は起こっていませんが、さて?

故障内容②
何も電波を受信していないのにSIGNALメーターが振っている点は仕様とのことですが、修理から戻ってきたものを調べてみると完全ではありませんが改善されていました。

修理から戻ってきた4月13日に、17時台に何も電波が出ていない所でSIGNALメーターが振れる位置を調べてみました。
30~32MHz 6
32~40MHz 1未満
40~41.3MHz 4
41.3~50MHz 8
50~59MHz 6
59~63MHz 4
63~70MHz 3
70~88MHz 4
→ただしこの周波数帯は地元FM局や混変調オバケが多数おり、サンプル周波数がない位置が多め。
88~90MHz 3
90~110MHz付近 1未満
200.0, 300.0, 400.0, 500.0, 600.0, 700.0, 900.0, 1000.0MHz 1未満
→800.0MHzは何か電波が出ている。

故障内容③
電源を入れた時は音量が小さく、次第に音量が大きくなって10分くらい経つと正常な音量になる点は、完全に直っていました。電源を入れた直後からの音量は一定になっています。

修理から戻ってきてから故障内容①の再現が出来ていなかったため、数日かけて調べる必要があったので、修理完了報告が遅くなりました。
①については当分の間様子見をする必要があります。

また、4月12日に修理完了の電話を頂いた際にお尋ねしたところ、AR5000A+3の修理は、一部無い部品があるものの、ほとんどの修理はまだまだ可能とのことです。
ICOM IC-R7000がもうとっくにICOMでは修理不可になっているので、これは嬉しい情報でした。

修理から戻ってきてメモリーは消えずにそのまま残っていました。これは助かりました。
設定が変わっていたのはメインダイヤルとサブダイヤルの周波数ステップが変わっていた程度です。

以上、皆さんのご参考になれば幸いです。

★2021.08.27掲示板転載にあたって補足

文中にある故障内容①については、4ヶ月経った現在も、その後起こっていませんので直っていたようです。


転載元
WEST TOKYO TV-FM DX BBS Past Log 2021.01-06
http://konsu.sakura.ne.jp/bbspastlog/133.html


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