TV-FM DX Report 2007.06 2007.07.08 UP
[受信情報]
◆グランドウェーブによる受信
■日本
●でじたるらじおすいしんきょうかい とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん…(190.214MHz/190.214286MHz/190.2MHz)
5月末にSKnetのPC用地上デジタルラジオ・ワンセグチューナー MonsterTV 1DRを購入し、早速、地上デジタルラジオ放送を行っている社団法人デジタルラジオ推進協会(DRP)の実用化試験局(本格的実用化試験放送)を聴取してみた。6月上旬〜中旬のモニター。
▽受信周波数
オートチューニングのため、受信周波数ははっきりしないが、チューナーの仕様に「受信チャンネル:デジタルラジオ(VHF
7ch〜8ch)」と書いてあることや、既報情報からVHF-TV 7chの帯域の190.214286MHzだと思う。上記には各チャンネルの放送開始・終了アナウンスで告知されている周波数をあくまで推定として記した。
総務省 報道資料 2001年9月19日
デジタル音声放送の実用化試験局に予備免許
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/joho_tsusin/010919_6.html
▽受信状態
F型コネクタ変換ケーブルが付属しているので、すぐに外部アンテナが繋げた。普通の東京タワー向けVHFアンテナを繋ぐと地上デジタルラジオが聞けたが、表示される信号強度(アンテナ本数)がいまいち小さいので、当地では電波が弱いのかと思ったが、回転可能なログペリアンテナCLP5130-1を繋いで、アンテナを振ってみたところ、東京タワー方向から90度回転させた位置が一番電波が強く、全chフルスケールになり、どうやらJ6ch
TBSテレビ、J8ch フジテレビの電波障害を受けているだ・・・。地上デジタルラジオは1つの電波で送信しているはずだが、なぜかチャンネルによって強弱がある。
デジタルなので、受信(復調)さえ出来ればノイズのないクリアーな音声が楽しめる。反面、テレビの地上デジタル放送同様、ある一定の受信強度以下になると、無音になり、全く何も聞こえなくなる。
▽放送内容
放送時間はチャンネルによって異なるが、おおむね毎日朝〜夜間の放送。全てのチャンネルでデータ放送が行われているが、画面表示は携帯電話向けという印象だ。一部のチャンネルではデータ放送と平行して簡易動画の放送も行われており、TOKYO
FM DIGITAL RADIOではDJの顔が映し出されたり、CM時には画面にもCM画面が現れ、TV
CMを見ているような雰囲気になる。
NHKでは複数のチャンネルを使って同時放送する時間帯があり、特に多言語天気予報はMain:日本語、Sub1:英語、Sub2:中国語、Sub3:韓国語を同時放送しており、BCL的には面白い。
▽所感
正直言って、普通のDJのような番組は聞いていても既存のラジオ番組と大差なく、あまり面白みがない。クラシック専門のOTTAVA、ジャズ専門のハマセグ、ニュース専門のTOKYO FM DIGITAL RADIO 703ch NEWS CHANNELのような専門チャンネルは評価出来ると思う。
▽各チャンネル
放送開始アナウンス、放送終了アナウンスなどを紹介する。
◎9101ch NHK
番組制作局:NHK。多言語天気予報など、マルチチャンネル放送も行っている。
放送開始アナウンス(6月2日 1059)
「JOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。JOBZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、おおさかデジタルエフエムじつようかしけんです。NHKが本日の放送を開始致します。」
放送終了アナウンス(6月2日 2100)
「JOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。JOBZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、おおさかデジタルエフエムじつようかしけんです。NHKが本日の放送を終了致します。」
◎9201ch ハマセグ(月曜〜水曜(?))/digitalBay(木曜(?)〜日曜)
番組制作局:ハマセグ…Fm yokohama、digitalBay…bayfm。
ハマセグ放送開始アナウンス(6月6日 0829)
「JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワット。JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワットで放送を開始します。お聴きの放送はチャンネル9201、ハマセグです。あらゆる音楽をジャズの視点からお届けするハマセグ。FM
yokohamaの制作でお送りします。」
ハマセグ放送終了アナウンス(6月6日 2200)
「お聴きの放送はチャンネル9201、ハマセグです。あらゆる音楽をジャズの視点からお届けするハマセグ。FM
yokohamaの制作でお送りしました。JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワット。JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワットでお送りしました。」
digitalBay放送開始アナウンス(6月3日 0859)
「JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワット。JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワットで放送を開始します。お聴きの放送はチャンネル9201、digitalBayです。bayFMの制作でお送りします。」
digitalBay放送終了アナウンス(6月9日 2100)
「お聴きの放送はチャンネル9201、digitalBayです。bayFMの制作でお送りしました。JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワット。JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワットでお送りしました。」
◎9202ch OTTAVA
番組制作局:TBSラジオ。クラシック専門。
放送開始アナウンス(6月3日 0559)
「JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワット。JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワットで放送を開始します。お聴きの放送はチャンネル9202、Ottavaです。コンテンポラリー・クラシック・ステーション、Ottava。TBSラジオの制作でお送りします。」
放送終了アナウンス(6月4日 0100)
「お聴きの放送はチャンネル9202、Ottavaです。コンテンポラリー・クラシック・ステーション、Ottava。TBSラジオの制作でお送りしています。JOAZ-FM、JOAZ-FM。こちらは社団法人でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけんです。周波数190.214メガヘルツ、出力2.4キロワットでお送りしました。」
◎9301ch UNIQue the RADIO
番組制作局:文化放送、NACK5の共同制作。
放送開始アナウンス(6月17日 0859)
「こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけんです。周波数190.2メガヘルツ、送信出力2.4キロワットでお送りします。お聴きの放送はチャンネル93、Unique
the Radioです。この放送は文化放送とNack5の制作でお送り致します。」
放送終了アナウンス(6月17日 2200)
「こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけんです。周波数190.2メガヘルツ、送信出力2.4キロワットでお送りしました。お聴きの放送はチャンネル93、Unique
the Radioです。この放送は文化放送とNack5の制作でお送り致しました。これで本日の放送を終了致します。」
◎9401ch DiGiPiCO!
番組制作社:伊藤忠商事。放送開始、終了アナでは古いチャンネル、チャンネル名の「チャンネル95」「D95」を告知している。
放送開始アナウンス(6月3日 0959)
「JOAZ-FM。こちらはでじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん、チャンネル95、D
Ninety Fiveです。JOAZ-FM。こちらはでじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん、チャンネル95、D
Ninety Fiveです。」
放送終了アナウンス(6月3日 1900)
放送開始アナウンスと同じ。
◎9501ch Suono Dolce
番組制作局:ニッポン放送。簡易動画放送も行っている。簡易動画は24時間流れているようだ。放送開始、終了アナでは「東京デジタルラジオ実用化試験放送」という変な名称を告知している。
放送開始アナウンス(6月16日 0859)
「Good morning from Marunouchi。JOAZ-FM。こちらは東京デジタルラジオ実用化試験放送、チャンネル9501、Suono Dolceです。Good morning from Marunouchi。JOAZ-FM。こちらは東京デジタルラジオ実用化試験放送、チャンネル9501、Suono Dolceです。」
放送終了アナウンス(6月17日 0000)
「Good night to Lovers。JOAZ-FM。こちらは東京デジタルラジオ実用化試験放送、チャンネル9501、Suono Dolceです。JOAZ-FM。こちらは東京デジタルラジオ実用化試験放送、チャンネル9501、Suono
Dolceです。」
◎9502ch JOLF+
番組制作局:不明。常時放送休止になっている謎のチャンネル。
◎9701ch TOKYO FM DIGITAL RADIO・DIGITAL RADIO CHANNEL 701
番組制作局:TOKYO FM。簡易動画放送もあり。放送開始、終了アナでは「でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうじつようかしけん」というちょっと変な名称を告知しており、出力は古い出力の「800W」を告知している。
放送開始アナウンス(6月16日 0559)
「こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうじつようかしけん、チャンネル97、Tokyo FM Digital Radioです。Tokyo
FM Digital Radioの放送は東京タワー芝送信所、周波数190.214286メガヘルツ、出力800ワットでお送りします。こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうじつようかしけん、チャンネル97、Tokyo
FM Digital Radioです。」
放送終了アナウンス(6月17日 0200)
「こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうじつようかしけん、チャンネル97、Tokyo FM Digital Radioです。Tokyo FM Digital Radioの放送は東京タワー芝送信所、周波数190.214286メガヘルツ、出力800ワットでお送りしました。こちらはJOAZ-FM、でじたるらじおすいしんきょうかい、とうきょうじつようかしけん、チャンネル97、Tokyo FM Digital Radioです。」
独自のジングル
「Digital Radio、Channel Seven O One」
◎9702ch TOKYO FM DIGITAL RADIO・DIGITAL RADIO CHANNEL 702
番組制作局:TOKYO FM。簡易動画放送もあり。
放送開始アナウンス(6月17日 0559)、放送終了アナウンス(6月18日 0000)
放送開始、終了アナウンス共に、9701chと同じ。
独自のジングル
「Digital Radio、Channel Seven O Two. ...」
◎9703ch DIGITAL 703 NEWS CHANNEL
番組制作局:TOKYO FM。音声は平日のみの放送のようだ。土日はデータ放送のみ。ニュース専門チャンネル。
放送開始アナウンス、放送終了アナウンス
放送開始時、終了時の6月21日 0700前後、2100前後のチェックでは、放送開始、終了アナウンスは無かった。
独自のジングル
「Digital Seven O Three、News Channel」
◆Eスポによる受信
■ロシア
●Sakhalinskoe Radio(推定)…69.92(M), 69.20(M)MHz
6月23日, 1035〜1101。1035〜1053は69.92MHz(69.20, 70.40MHzパラ)、受信状態の悪くなった1053〜は69.20MHzで受信。1100までは朝鮮語放送で、「サハリン」と頻繁に言っていた。大韓民国KBSがどうのこうのという話もしていたが、私には理解不能だった・・・。1055〜1100の終了アナウンス中で「……。サハリン ジョーリン TV ラジオ パンソンギ。…… Radio Rossii チャンネル FM ペンユ メガヘルツ ……」、「サハリン ジョーリン TV ラジオ パンシングン。…… サハリン ジョーリン TV ラジオ パンソングク」と聞き取れた。1100〜はRadio Rossiiの中継(ロシア語。ニュース)となった。
●Mayak…67.16MHz(S)
6月23日, 1102〜1112, 1147〜1200。60・70MHz帯のロシアバンドだが、IC-R7000+TV-R7000Jの組み合わせで、TV-R7000Jの出力からステレオで受信出来た。内容もステレオだった。明らかに日本、ヨーロッパ、アメリカなどと同じステレオ方式になっている。この件についてはJVUDXC会報の最新号(2007年6月号)で某氏が数波を受信して指摘しており、これに基づいてチェックして確認した次第。この日、私も67.16,
73.64, 71.84, 66.26, 67.88MHzのロシアのFMをステレオで受信した。
以前は60・70MHz帯のロシアバンドのステレオ方式はロシア(旧ソ連)独自のステレオ方式を採用していたはずだが(87.5〜108MHzの欧州バンドのロシア局は以前から日本などと同じステレオ方式だった)、いつの間に60・70MHz帯のロシアバンドも日本などと同じステレオ方式になったのだろうか。ラジオ受信機メーカー側も日本などと同じステレオ方式の方が安いコストで製造出来るので自然な流れではあるが・・・。今までチューナーに出番を取られ、無用の長物だったTV-R7000J、TV-R7100J(IC-R8500に接続)だが、思いの他、活躍の場が出てきた。
SJが1107, 1147に「……。V efire Mayak」、Cannned IDが1147に「ラジオ カンパーニャ
Mayak。……」、1152に「V efire Mayak」、ISが1159に出て確認。1200〜はパラで66.26MHz(S)もステレオ受信。
●Radio Shanson na Amur(推定)…73.64MHz(S)
6月23日, 1114〜1132。DJ番組で、SJが1116に「ナ ラジオ シャソン プログラマ
……」、1120に「…… ラジオ シャソン …」と出た。また、1126〜1130にはローカルCMやローカルスポットらしいものがあり、ローカルCMらしいものでは「アモールスキー」「アモールスカー」という言葉が、またローカルスポットらしいものでは「……
エリクローマナ ラジオ シャソン ナ アムール。……」、「…… ラジオ シャソン
ナ アムール ……」と聞き取れた。同局もステレオ放送。
JVUDXCの「TV-FM受信ガイド2007」に局の公式サイトによる情報として(?)、Radio
Shanson - Blagoveshchensk 73.64MHzが載っていたので、Radio Shanson HP <
http://www.chanson.ru/ > の各地の周波数ページ < http://www.chanson.ru/regions/ > を見たところ、確かにБлаговещенск(Blagoveshchensk) 73.64MHzが載っていた。
局名はローカルスポットらしいもので出てきた名称によったが、自信はない。
→Follow Up Cf. TV-FM DX Report 2007.11-2
※「→Follow Up Cf. TV-FM DX Report 2007.11-2」とあるものは録音の聞き取り結果を「TV-FM DX Report 2007.11-2」に掲載してある(2007.11.25追記)
[受信以外の情報]
■日本
●2011年7月のアナログTV停波後、地上デジタルラジオが90〜108MHzを使用 海外FM-DXが受信困難に!?
2011年7月のアナログテレビ放送停波後、地上デジタル放送がJ1〜J3chの帯域、90〜108MHzを使用することになったようだ。これによって、海外FM-DXが受信困難になる可能性が出てきた。
情報元を引用する。
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答申の結果、デジタルラジオなどテレビジョン放送以外の放送に割り当てられる周波数が、VHF帯の90〜108MHzと207.5〜222MHzとなったことから、「今後、DRPと会員各社は、同帯域を利用したデジタルラジオの本放送実施を目指し、総務省はじめ関係団体と調整を行なう予定」としている。
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引用元:AV Watch最新ニュース 2007年6月28日 デジタルラジオ、’11年以降に現行機で受信できない恐れ
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070628/dradio.htm
数ヶ月前からこういう周波数配置になるというニュースは出ていたので、正式決定が出たことになる。現実に結果が出ると、やはり大変ショックである。
地上デジタルラジオの電波だが、アナログ受信機で受信した場合の聞こえ具合は、テレビの地上デジタル放送と全く同じであり。電波の信号強度はアナログ放送は波形にすると ∧∧∧ のようになるが、デジタル放送は ППП のようになる。アナログ放送は∧の谷間の部分があったので、FM-DXも出来ていたが(実際は∧の側面のあたりでも十分聞こえたり、映像信号はПに近い信号強度だが)、デジタル放送はПのようにバンド全体に均等に電波が受信でき、「ザー」というノイズ音が聞こえる。これが90〜108MHz全体に出てくるものと思われまる。
TVの地上デジタル放送の場合の電波のノイズ音はこんな感じである。
録音内容はIC-R7000でJ20ch帯域内の512.30MHzあたり〜518.20MHzあたりまでダイヤルを回した所のもので、次のようになっている。受信モードはAMモード。
0:00〜0:05 何も電波が出ていない所のノイズ音(512.30MHzあたり〜512.35MHz)
0:05〜0:35 地上デジタル放送の電波のノイズ音(512.35MHz〜518.00MHz)
0:35〜0:39 何も電波が出ていない所のノイズ音(518.00MHz〜518.20MHzあたり)
http://konsu.sakura.ne.jp/tvfmsound/tdigital01.rm
昨年の秋にJ20chの長野朝日放送の音声を受信した際、同一chのTOKYO MXの地上デジタル放送が出ている時でも受信は出来たが、やはりTOKYO MXの地上デジタル放送が停波している時の方が明瞭に受信出来た。地上デジタルラジオの電波が出ていてももしかしたら、海外FMなどは受信出来るかもしれないが、やはり受信障害になるものがないのがベストなのは言うまでもない。
アナログTV停波後の地上デジタルラジオの周波数割り当てについては現在までに次のような過程があった。
・地上デジタルラジオ側は、地上デジタルラジオ放送をアナログTV停波後、アナログTVのHigh ch(J4〜J12ch)の帯域全体を使い、全国放送を行う方針を策定。これを総務省側も容認。
(この時点ではJ1〜J3chの記載はなく、私もJ1〜J3chは使われないものと思っていたので、安心していた)。
↓
・ところが、放送業界(地上デジタルラジオ側)以外の業界(携帯電話会社、インターネット関連会社)などが、アナログTV停波後に空き周波数が出来ることに目をつけ、ここで新規事業を行うことを目論み、総務省に空き周波数の使用を要望。総務省側も電波の公共性の観点から(?)、従来のHigh ch(J4〜J12ch)の帯域全体を地上デジタルラジオに割り当てるという方針を撤回、空き周波数の周波数割り当てについては再審議することになった。
(昨年予定されていた地上デジタルラジオの本放送開始が2011年以降に変更になったのは、このためである)。
↓
・審議中、地上デジタルラジオ側は今回割り当てられた周波数帯域幅より広い帯域を要望していたが、結果としてはそれより狭い周波数帯域幅となった。
つまり、地上デジタルラジオ放送側は、当初予定して周波数帯域幅より、2段階に渡って要望周波数帯域を削られ、地上デジタルラジオ放送側にとっては非常に狭い周波数帯域幅となってしまったわけである。
このような過程から、せっかく獲得した周波数帯域を地上デジタルラジオ放送側がおいそれと手放すとは思わないと思う。
90〜108MHzを使ってもらわないようにする対策としては、やはりこの帯域はEスポにより混信障害が起こることを地上デジタルラジオ放送側(DRP 社団法人デジタル推進協会)側に強く説明することかと思う。放送局にとって何より困るのは、放送が聴取者に届かない(極端に言ってしまえばCMが聴取者に届かない)というトラブルが起き、聴取者やスポンサーから苦情が来ることであるから・・・。総務省側は割り当ててしまった以上、周波数使用者(地上デジタル放送側)から周波数の撤退の要望がない限り、割り当て変更は難しいだろうから、現時点では総務省側に働きかけるのは無駄かもしれない。
言い方は悪いが、その相手の弱みをうまくつき、90〜108MHzを使うと、Eスポによって中国や韓国などのFM放送が地上デジタル放送に混信し、聴取者が地上デジタル放送を受信出来なくなる可能性があることをうまく説明するのがベストかと思う。実際、Eスポで入感頻度の高い中国東部の各省は裕福な省が多く、FM放送も数が多く、出力も高出力で(10kw、5kw、1kw程度のFM放送がほとんどである)で、韓国もFM帯が飽和状態になるほどFM放送が多数存在し、出力も親局は高出力である。電波の強いFM放送が中国東部、韓国に多数存在し、更に増加し続けていることは、実際のEスポ受信を見ても明らかだろう。
地上デジタルラジオ放送側に90〜108MHzを使って頂かないように要望し、総務省側がそれに代わる周波数帯域を与えてくれるのがベストなパターンかと思っている。
なお、これとは別に関東地区などTVにJ1chを使用していた地域では、今まではTVへの混信障害のため使用が避けられていた86〜90MHzが、2011年のアナログTV停波後、FM放送に使用されることが大いに予想される。87〜90MHzにも多くの海外のFM放送があり、周波数が低いだけに特にこの周波数帯のFMは受信しやすいので、本当はこの周波数帯は使って欲しくないが、これについては仕方ないとは思う。90MHzまでが日本のFM放送帯であるから・・・。残念だが。
■NHK放送文化研究所 放送研究と調査 放送界の動きより
▽2007年6月号
●韓国放送委員会,京仁TVに許可推薦状交付
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/ugoki/asia_0706.html
[QSL返信情報]
(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数
●NHK千葉FM放送
(1)2007年3月31日・80.7MHz(エフエム文字多重放送受信) (2)80円切手、PFC (4)確認済みPFC (5)14日
PFCを同封して再送付
●あさかエフエム(すまいるエフエム)
(1)2007年4月12日・76.7MHz (2)80円切手 (4)QSLカード(データ記入あり。No.18)、ステッカー、小冊子 (5)48日
(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順
All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, AOR AR5000A+3, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations ), Digital radio tuner for Japan ( For reception of local radio stations )
TV set : SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : Panasonic NV-FJ630 ( Multi system ), JVC HR-S5980AH ( Multi system ), HDD/DVD recorder for Japan ( For reception of local TV stations )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )
情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。