TV-FM DX Report 2012.05 2012.07.19 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●nottv1…チャンネル「1」、nottv2…チャンネル「2」、nottv NEWS……チャンネル「3」
 →「nottv受信モニター」参照

◆Eスポによる受信

■台湾(中華民国)

●民視…A6ch
 5月19日, 1925〜2010, 音声のみ。1927までは女性アナによるニュースで、1926に記者レポートの最後で「民視新聞…報道」と言っていた。最後に天気予報。その後、1927〜CM、1929〜バラエティ番組になった。全て国語。-/87.75MHz。1935〜パラでA5ch(-/81.75MHz)も音声のみ受信。
 6月30日で台湾のアナログTV放送が終了し、これが台湾のアナログTV放送の最後の受信となったため、報告した。

●大宝桑広播電台…92.5MHz(S)
 5月19日, 1954〜2006。DJのトークは台湾語、CMは国語だった。2002に台湾語のDJのIDが「……FMキョイー テン ウー、タイプーソン コンポーテンタイ……」と出た。受信音を福永光洋さんに聞いて頂いて局名を確認して頂いた。

■ブルネイ

●Kristal FM…90.7MHz(S)
 5月19日, 1803〜1817。89.1MHzのコーラン朗読がFBに入感していたので、ブルネイの各波をチェックしたところ、同波で英語局が2局受信できた。そのうちの1局がこの局で、内容は"American Top 40"(AT40)。CMスポット時の1810にIDが"AT40 on Kristal FM splash(?) by ..."と出た。
 この時のFMバンド内の受信状況は大オープンではなく、89.1MHzでコーラン朗読がFBに入感していた他は、89.1, 89.7MHzで不明台湾FM(推定。国語=普通話)、ブルネイがリストされている周波数のうちの3波(90.7, 92.3, 95.9MHz)+αが入感していた程度だった。
 WRTHやAsiawavesのブルネイのページ < http://www.asiawaves.net/brunei-radio.htm > によると、ブルネイの89.1, 90.7, 92.3, 95.9MHzの送信場所は同じ。
 数週間後、受信日と同じ土曜日の6月30日, 1745〜1835にKristal FMのインターネットライブ放送を聞いたところ、内容は1826までは英語の"American Top 40"で、CMスポット時の1755, 1759, 1812, 1816, 1825にIDが"AT40 on Kristal FM splash(?) by Kristal-Astro"と出ており、このIDは5月19日の受信時に1810に出ていたIDと全く同じものだった。Kristal-AstroはKristal FMと同じDST傘下の衛星ペイテレビ会社。CMスポット時には数種類のSJやマレー語CMが出ていた。その後、1826〜CM、番宣スポット、SJ、1827〜Pops、1830〜マレー語ニュースとなった。
 状況や内容からブルネイのKristal FMに間違いないと思う。ブルネイのFMをはっきり確認したのは初めて。
Kristal FMのHP
http://www.kristal.fm/
Kristal FMの親会社DSTのHPのAboutのページ
http://www.dst-group.com/aboutdst/
Kristal FMのインターネットライブ放送のページ
http://202.152.84.115/mWebStream/

■不明国

●不明FM…89.1MHz(S)
 5月19日, 1746〜1802。内容はアラビア語のコーラン朗読のみで、IDなどのアナウンスは一切なかった。
 この89.1MHzのコーラン朗読は過去にも何度か受信しており、状況からWRTHやAsiawavesのブルネイのページ < http://www.asiawaves.net/brunei-radio.htm > にリストされているブルネイのKristal RadioのRecitation of Al Quranと推定している。
 複数の方に受信音を聞いて頂いたところ、福永光洋さん経由でAsiawaves管理人のAlan G. Daviesさんから"Of course there's no ID, but I'm sure it's the Recitation of Al Quran service from Brunei."とのお返事を頂いた。
 今回はこれまで受信した中で最も良好に入感しており、たまに同波の不明台湾FM(推定。国語=普通話)、AFN Okinawa(推定。Pops・英語トーク)が少しかぶってくる程度で、受信時間中はステレオで安定して良好に受信できた。
 この時のFMバンド内の受信状況はブルネイのKristal FMの項に書いた通り。

●不明FM…92.3MHz
 5月19日, 1754〜1755, 1759〜1812 f/out。内容は不明語トークやPops。
 言語がよくわからなかったため(台湾語・フィリピン語でないことは確か)、複数の方に受信音を聞いて頂いたところ、福永光洋さんからはマレー系言語(マレー語又はインドネシア語)に聞こえるとのお返事、福永さん経由でオーストラリアのTodd Emslieさんからはマレー語とのお返事、福永さん経由でAsiawaves管理人のAlan G. Daviesさんからはマレー語とのお返事を頂いた。
 この時のFMバンド内の受信状況はブルネイのKristal FMの項に書いた通りで、状況からブルネイのRadio Brunei - Nasional FM(マレー語系統)の可能性がある。
 翌々週、受信日と同じ土曜日の6月2日, 1750〜1815にRadio Brunei - Nasional FMのインターネットライブ放送を聞いたところ、内容はマレー語トークやPopsで、5月19日の受信内容に酷似していた。IDはトーク中に"... Nasional FM, Radio Brunei ..."などと出ていた。
Radio Television BruneiのHP(TOPページからインターネットライブ放送が聞ける)
http://www.rtb.gov.bn/
Radio Television BruneiのHPのRADIOのページ
http://www.rtb.gov.bn/RTB_City/04_Others/RTB_Official_Organization/Services_Radio/index_services_radio.htm
Radio Brunei - Nasional FMのインタネットライブ放送
mms://202.160.15.86/nasional-01

●不明FM…95.9MHz
 5月19日, 1757。Popsが受信できたのみ。
 この時のFMバンド内の受信状況はブルネイのKristal FMの項に書いた通りで、状況からブルネイのRadio Brunei - Pilihan FM(英語・中国語系統)の可能性もあるが、Popsが受信できただけで言語が不明なため、なんとも言えない。

●不明FM…90.7MHz
 5月19日, 1803〜1808 f/out。ブルネイのKristal FMと混信しながら英語トークが受信できた。ニュースのようだった。
 この時のFMバンド内の受信状況はブルネイのKristal FMの項に書いた通り。
 複数の方に受信音を聞いて頂いたところ、福永光洋さん経由でオーストラリアのTodd EmslieさんからマレーシアのRadio Malaysia - Traxx fm(英語系統)の90.7MHz(ブルネイ近くのKota Kinabalu送信)ではないかとのお返事を頂き、状況から同局の可能性がある。
 Radio Malaysia - Traxx fmのHPにも"Kota Kinabalu, Sabah 90.7fm"が記載されている。
 翌々週、受信日と同じ土曜日の6月2日, 1750〜1815にRadio Malaysia - Traxx fmのインターネットライブ放送を聞いたところ、内容は英語放送で、1800までPops DJ、1800〜1810はニュース、1810〜はPops DJで、1803〜1808の部分は5月19日の受信内容に似ていた。IDはPops DJの時にSJで"... Traxx FM"、DJのトークで"... right here on Radio Malaysia Traxx FM"と出ていた。ニュースではニュース中に"... true news on Traxx"と出たり、ニュースの最後に"... RTM or E mail ... radio at RTM dot GOV dot MY"と出ていた。
Radio Malaysia - Traxx fmのHP
http://traxxfm.rtm.gov.my/
Radio Malaysia - Traxx fmのインターネットライブ放送のページ
http://www.rtm.gov.my/filtering/traxx.php

●不明FM…88.5MHz
 5月19日, 1848〜1922 f/out。不明語トークの後、1859〜歌、1900〜Popsの英語DJ。ただし、受信状態が悪く、1900頃は信号が沈んでいたため、1900前の不明語トークと1900以降の英語DJは別局の可能性がなくもない。
 1859までの不明語は複数の方に受信音を聞いて頂いたところ、“化石”さんからはマレー/インドネシア語系とのお返事、福永光洋さんからはマレー系言語(マレー語又はインドネシア語)に聞こえるとのお返事、福永さん経由でオーストラリアのTodd Emslieさんからはマレー語とのお返事、福永さん経由でAsiawaves管理人のAlan G. Daviesさんからはマレー語で、"there are mentions of some primary or elementary schools that match with place names in Brunei."とのお返事を頂いた。
 WRTHやAsiawavesのブルネイのページ < http://www.asiawaves.net/brunei-radio.htm > にはブルネイのRadio Brunei - Pelangi FM(若者向け英語・マレー語系統)の非公称周波数として88.5MHzがリストされている(送信場所は89.1, 90.7, 92.3, 95.9MHzと同じ)。受信時間が他の周波数と異なるが、内容や状況から同局の可能性がある。
 19時頃は沖縄・台湾方面のFMが入感していた(大オープンというほどではなく、10波くらい入感する程度)。
 翌々週、受信日と同じ土曜日の6月2日, 1845〜1915にRadio Brunei - Pelangi FMのインターネットライブ放送を聞いたところ、内容は1856までマレー語ニュース、1856〜は短い英語トーク、SJ、マレー語CMの後、Popsが流れて、そのままPopsの英語DJになっており、5月19日の受信内容に酷似していた。IDはマレー語ニュースの最後に"... Radio Brunei ..."、英語DJ中にSJで"... Pelangi FM"と出ていた。
Radio Television BruneiのHP(TOPページからインターネットライブ放送が聞ける)
http://www.rtb.gov.bn/
Radio Television BruneiのHPのRADIOのページ
http://www.rtb.gov.bn/RTB_City/04_Others/RTB_Official_Organization/Services_Radio/index_services_radio.htm
Radio Brunei - Pelangi FMのHP
http://www.pelangi.fm/
Radio Brunei - Pelangi FMのインターネットライブ放送
mms://202.160.15.86/pelangi-01


[QSL返信情報]

(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数

●J-WAVE
(1)2012年4月23日・81.3MHz (2)80円切手 (東京タワー送信最後の放送)
(1)2012年4月23日・81.3MHz (2)80円切手 (東京スカイツリー送信初日の放送)
(4)QSLカード(旧QSL・東京タワー送信・データ記入あり)、QSLカード(新QSL・東京スカイツリー送信・データ記入あり)、TIME TABLE (5)10日
 東京タワー送信最後の放送の受信報告書と、東京スカイツリー送信初日の放送の受信報告書を別々に送ったが、一緒に返信が届いた。


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像 (T)=エフエム文字多重放送・RDS復調
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, AOR AR5000A+3, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY XDR-F1HD ( For USA ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations ), Smart phone for Japan ( For reception of local mobile multimedia broadcasting station )
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : Panasonic NV-FJ630 ( Multi system ), JVC HR-S5980AH ( Multi system ), HDD/BD recorder for Japan ( For reception of local TV stations )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


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