TV-FM DX Report 2018.09 2018.10.15 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●放送大学・放送大学学園・ほうそうだいがくがくえんとうきょうエフエム…77.1MHz(S)/(M)
 9月30日で通常放送を終了し、10月1日からはBS移行の案内放送を行っている。状況をモニターした。
〔通常放送最終日〕
 9月30日, 0531 c/on〜0700, 1915〜2005, 2155〜2414 c/off, SINPO55555, (S)/(M)。前日までは2400放送終了だったが、この日は早めに2315に放送終了した。
 0531〜c/on、1kHzの変調音、0536〜無音、0540〜1kHzの変調音、0544に下記ID。
 「JOUD FM、ほうそうだいがくがくえんとうきょうエフエムです。東京から周波数77.1メガヘルツ、出力10キロワット、前橋から周波数78.8メガヘルツ、出力1キロワットでお送りします」(女声)
 0545〜1kHzの変調音、0550〜放送大学イメージソング「と・も・た・ち」、0555〜イージーリスニング音楽、0558〜s/on、放送開始音楽(地デジと同じもの)、0600〜「放送大学特別講義:原子力情報の公開と情報公開法」、0644〜関東地方にお住まいで放送大学のラジオ授業をFMでお聞きの方へお知らせ(ラジオ放送が10月からBSに完全移行しFMでのラジオ放送は9月いっぱいで終了する内容)、0645〜「放送大学特別講義:人間発達と初期環境」。
 1915(途中から受信)〜「放送特別講義:漢詩をうたう」、1944〜音楽、1945〜「大学の窓 授業科目案内」、1959に下記ID。
 「お聞きの放送は放送大学学園のラジオ放送です」(女声)
 2000〜「放送大学特別講義:口語で読み解く出雲神話」。
 2155(途中から受信)〜「放送大学特別講義:つなぐ言葉としての方言 3.11被災地から」、2214〜関東地方にお住まいで放送大学のラジオ授業をFMでお聞きの方へお知らせ(0644と同じ)、2215〜「放送大学特別講義:御国言葉でよきたより 心に響く聖書の和訳を求めて」、2259〜音楽、2300〜放送大学イメージソングと放送大学校歌(曲紹介:女性アナウンサー)、2313〜音楽、2315に下記の放送終了アナウンス。
 「これで今日の放送は全て終了しました。JOUD FM、ほうそうだいがくがくえんとうきょうエフエムです」(女声)
 2315〜s/off、無音、2316〜1kHzの変調音が延々と流れ、2414にc/offした。
 ステレオ送信(S)とモノラル送信(M)の切り替えは次の通り。
 0531〜0541(M)、0541〜0543(S)、0543〜0544(M)、0544〜0600(S)、0600〜0644(M)、0644〜0645(S)、0645〜(M)。1945まで(M)、1945〜2000(S)、2000〜(M)。2214まで(M)、2214〜2215(S)、2215〜2300(M)、2300〜2315(S)、2315〜2316(M)、2316〜2414(S)。
※10月1日以降の受信情報はTV-FM DX Report 2018.10参照。

●放送大学・放送大学学園・放送大学学園東京デジタルテレビジョン…J28ch
 9月30日で通常放送を終了し、10月1日からはBS移行の案内放送を行っている。状況をモニターした。
〔通常放送最終日〕
 9月30日, 0535 c/on〜0700, 1930〜2100, 2200〜2316 c/off, 映像音声共, S-5。前日までは2400放送終了だったが、この日は早めに2315に放送終了した。
 0535〜c/on、カラーバー(画面右下に「放送大学学園」の文字入り)&変調音、0540〜カラーバー&変調音(これ以降カラーバーに文字無し)、0544に下記の映像ID&音声ID。
 映像ID「JOUD-DTV」、「東京デジタルテレビジョン」、局ロゴ+「放送大学学園」
 音声ID「JOUD DTV、放送大学学園 東京デジタルテレビジョンです」(女声)
 0545〜カラーバー&変調音、0546〜真黒画面&無音、0547〜カラーバー&変調音、0550〜カラーバー(静止画、4:3)&変調音、カラーバー&音楽(放送大学イメージソング「人間の贅沢ひとつ」、イージーリスニング)、0559〜s/on、放送開始映像&音楽、0600〜「放送大学 特別講義 東日本大震災復興支援と地域福祉」、0644〜10月から放送大学のBSマルチチャンネルがスタートする旨のお知らせスポット、0645〜「放送大学 特別講義 地域包括ケアの理論と実践」。
 放送開始映像は最後に局ロゴ+「放送大学」。
 1930(途中から受信)〜番組タイトル不明(同局HP番組表によると「授業科目ガイド」)、1944〜風景映像&音楽、1945〜「授業科目案内」、2000〜「「BSキャンパス」でかわるニッポンの学び」(最初に9月で地上波とFM放送終了について)、2044〜番宣スポット、2045〜「放送大学 特別講義 文人精神の系譜 −与謝蕪村から吉増剛造まで−」。
 2200(途中から受信)〜「特別講義 薩摩硫黄島の熊野三山と『平家物語』」、2214〜番宣スポット、2215〜「放送大学 特別講義 森鴎外と明治の青春 −『青年』を中心に−」、2259〜風景映像&音楽、2300〜放送大学イメージソング「人間の贅沢、ひとつ」「と・も・た・ち」、「放送大学学歌」、2312〜風景映像&音楽、2315に下記の映像ID&放送終了アナウンス。
 映像ID(0544と同じ)
 放送終了アナウンス「これで今日の放送は全て終了しました。JOUD DTV、放送大学学園 東京デジタルテレビジョンです」(女声)
 2315〜s/off、真黒画面&無音、2316 c/off。
 全時間画面右上に常時局ロゴ+「放送大学」。
 0559(放送開始映像)〜0700, 1930〜2100, 2200〜2315は常時L字画面でL字部分に下記のように地デジとFM放送が終了する旨とBSの案内を表示していた。
 L字左側「9月末で放送大学の 地デジ・FM放送は終了します お問い合わせは0570-010-017(平日・月〜金9時〜19時)」
 L字下部「10月からBSで以下の2チャンネルの放送を開始します (ロゴ)BS231 学び直しのチャンネル (ロゴ)BS232 授業科目のチャンネル」
 放送開始前の0559までのカラーバーや映像ID、放送終了時の2315〜の映像IDなどはL字画面ではなく通常の画面。
※10月1日以降の受信情報はTV-FM DX Report 2018.10参照。

◆Eスポによる受信

■不明国

●Follow Up
◎不明局…48.25MHz(E2ch映像信号?)
 7月13日、7月27日受信。
 TV-FM DX Report 2018.07に報告した同局の7月27日 1623〜1630の受信音録音(AR5000A+3でFMモード、IF15kHzで受信)を音声ソフトのAudacityを使って解析したところ、変調周波数が50Hzと判明した。
 このことからこれは変調周波数が50HzのシステムBかシステムDのアナログTV映像信号ということになり、システムBの西欧方式 E2chのTV映像信号に間違いないだろう。
 これは福永さんからの「アナログTVの映像信号なら、60Hzまたは50Hzが振幅変調(AM)されていますので、もし録音されていれば、音声解析ソフトにより、この変調周波数(60Hzか50Hzか)を識別できます」とのアドバイスに基づくものである。
 Audacityで受信音を再生して一時停止、適当な部分を選択、解析→スペクトラム表示で「周波数解析」のグラフを表示したところ、50Hzに最も大きなピーク、その右側に100Hz、150Hz、200Hz、250Hz、300Hz、350Hz、400Hz(以下略)と、50Hzの倍数にピークがあった。


[受信以外の情報]

■タイ

●タイの国営放送のテレビSor.Tor.Tor.がアナログ放送終了
 NHK放送文化研究所の放送研究と調査2018年9月号によると、タイの国営放送のテレビSor.Tor.Tor.(正式名称:Sataanee Wittayu Tohratat Haeng Bpratayt Tai。英語名称:NBT;National Broadcasting Services of Thailand)が2018年7月15日夜で全国でアナログ放送を終了したとのこと。
 同局はE4chでEスポやスプレッドFで受信出来ていた。
 記事によるとChong 7 Siも地域ごとに順次アナログ放送を終了しているとのことで、今年E2chの同局が全く受信出来ていないのはE2chを使用していた地方中継局がアナログ放送を終了した可能性がある。
 以下、記事を転載する。
------ ここから転載 ------
 タイ,国営放送NBTがアナログ放送終了
 タイの国営放送NBTは,7月15日夜をもって全国でアナログ放送を終了した。これまで2年間,アナログ放送を維持しながら地上デジタル放送を運用してきたが,移行準備が完全に整ったとして,NBT幹部や政府関係者らが見守るなか,アナログ放送を停止する作業が行われた。タイではこのほか5つの放送局が現在もアナログ放送を続けている。2015年以降,公共放送PBSやチャンネル5,チャンネル7が地域ごとに順次アナログ放送を終了しているが,完全デジタル化の時期は現時点では明確にされていない。
NHK放送文化研究所 放送研究と調査 放送界の動き 2018年9月号
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/monthly/asia/201809.html


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順

主な略語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス SJ=ステーションジングル


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000A+3, ICOM IC-R7000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), KENWOOD KT-6040 ( For Europe ), TECSUN PL-390
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : KUROUTOSHIKOU SAA7135-STVPCI/R ( Capture board )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES, KT-6040 )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, AR5000A+3 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


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