TV-FM DX Report 2018.07 2018.08.10 UP / 2018.09.09 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●栃木放送・CRT-FM・CRT葛生FM局…93.4MHz(S) FM補完中継局
 7月11日, 1236〜1432, SINPO44453〜41451〜45453。試験電波を初受信。
 試験電波独自の内容で、音楽とID。IDは1237, 1241, 1246, 1251など、音楽の合間1曲ごとに次のように女声または男声で出ていた。
 「こちらはCRT FM、栃木放送です。ただいま試験電波を葛生送信所、足利送信所から発射しています。CRT葛生FM局、周波数93.4メガヘルツ、CRT足利FM局、周波数91.1メガヘルツで放送しています。こちらはCRT FM、栃木放送です。」
 電波は比較的良好でステレオで放送内容が楽しめる程度で受信出来た。
 アンテナは北北西方向に向けたが、この日はEスポが出ていて1341までは同波の中国FM局の混信があり、特に1253〜1341は混信が酷く、完全に中国FM局にb/outされて放送内容が聞こえない時間帯があった。従って受信時間を1236〜1432としているが全時間放送内容が聞けた訳ではない。

●栃木放送・CRT-FM・CRT足利FM局…91.1MHz FM補完中継局
 7月11日, 1408〜1417, SINPO25352。試験電波を初受信。
 当初はEスポで入感していた同波の中国FM局が強くて受信出来なかったが、中国FM局がf/outした後に受信出来た。
 足利は葛生より距離が若干近いが電波は非常に弱く、AR5000A+3のIF帯域を6kHzにして受信感度を上げ、93.4MHzの葛生とパラチェックをしてID部分がパラになっているのが分かる程度だった。1409, 1416のIDが93.4MHzとパラになっているのを確認。

◆Eスポによる受信

■北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)

●朝鮮中央テレビジョン…R2ch
 7月13日, 1449〜1509 f/out, 音声のみ。音楽の後、1459〜IS(朝鮮の声放送と同じもの)、1500〜s/on、国歌、1501〜放送開始アナウンス(女声)が次のように出た。
 「……。チルウォル シプサムイル ……。チグムブト チュアン テレビジョン ……」
 (日本語訳:「……7月13日……。今から中央テレビジョン……」)
 1502〜「金日成将軍の歌」の伴奏、1503〜「金正日将軍の歌」の伴奏、1505〜番組案内、1507〜トーク、歌。
 ニコニコ生放送のインターネットライブストリーミング放送 < http://live2.nicovideo.jp/watch/lv314379578 >(約3秒遅れ。1458〜1509にパラ確認)ともパラで、ライブストリーミング放送で1500 s/onまでのテストパターンの上部に局名「조선중앙텔레비죤」(=朝鮮中央テレビジョン)、1500〜1501の国歌の最後に映像ID「조선중앙텔레비죤」が出ていた。
 またこのストリーミング放送で1501の放送開始アナウンスはGoogle翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。
 「여러분 안녕하십니까。오늘은 7월 13일 금요일 음력으로 6월 초하루。지금부터 중앙 텔레비전 방송을 시작하겠습니다。」
 (日本語訳:「皆さんこんにちは。今日は7月13日、旧暦6月の1日です。今から中央テレビジョン放送を開始します。」)
 -/65.97MHz。対応する映像信号と思われるものは59.50MHzで受信出来た。
 朝鮮中央テレビジョンのs/on時を受信したのは恐らく個人的には初めて。

■中華人民共和国

●上海新聞広播・上海人民広播電台…93.4MHz(M)
 7月11日, 1300〜1305。Canned IDが1300に「…… 上海新聞広播」、「……。FM九十三点四、AM九九零。上海新聞広播」、「上海人民広播電台、正在直播」、1301に「上海人民広播電台。……」と出た。
 同波の栃木放送・CRT-FM・CRT葛生FM局の試験電波を潰して入感。

■フィリピン

●PTV…A4ch
 7月19日, 1056〜1213, 映像・音声共。67.25/71.75MHz。映像は少し映っただけでほとんど音声のみの受信。
 1104までは「DOS TV. Science For The People」という番組。YouTubeの番組公式チャンネルにある同番組の動画(Episode 547。2018年7月19日)< https://www.youtube.com/watch?v=YlxuX8hHUMc > と音声が受信全時間完全に一致していた。フィリピン語番組。
 1104〜1107はニュース番組「PTV Cordillera Newsbreak」。音声で冒頭の1104に"... PTV Cordillera Newsbreak. ..."、最後の1106に"... PTV Cordillera イティ Facebook. ... at PTV underscore cordillera. ... PTV Cordillera Newsbreak. ..."と言っていた。YouTubeのPTV公式チャンネルにある同番組の現地時間1004〜1007の動画 < https://www.youtube.com/watch?v=9mIaIxMIJ0E > と音声が全時間完全に一致していた。フィリピン語番組だが、フィリピン語に詳しい"General Dante"さんがこのYouTubeの動画を見たところイロカノ語との報告を当方HP掲示板に頂いた。後述のPinoy TV Radio Wiki掲載の番組表にもIlocanoと記載がある。
 1107には音声で音楽@、歌A、女声アナウンスBがあった。
 7月20日日中午後にPTVのYouTubeライブストリーミング放送 < https://www.youtube.com/watch?v=m72q0mmYu_0 > があるのに気付き、これを視聴して@ABの詳細がわかった。
 @の音楽は、7月20日日中午後にストリーミング放送を視聴して、映像で番組案内が表示されている時に音声で流れている音楽とわかった。
 Aの歌は女声ボーカルの歌で"... Para Sa Bayan"と言っていた。7月20日日中午後にストリーミング放送を視聴して、これは映像ID時に音声で流れている歌とわかり、ストリーミング放送で最後に映像で局ロゴとその下に文字が「PEOPLE'S TELEVISION」「PARA SA BAYAN」とあった(音声では"People's Television"の局名は無し)。WikipediaのPeople's Television Network < https://en.wikipedia.org/wiki/People%27s_Television_Network > によると「Para Sa Bayan」は同局のスローガンとのこと。
 Bの女声アナウンスは"... programa ... PG. Ito ..."と言っていた。7月20日日中午後にストリーミング放送で流れていたものと内容が完全に一致しており、ストリーミング放送で流れていた音声アナウンスがGoogle翻訳のタガログ語音声入力で次のように聞き取れた。
 「Ang susunod na programa ay rated PG. Ito ay nangangailangan ng patnubay at gabay ng magulang para sa mga batang manonood.」
 (日本語訳:「次のプログラムはPGを評価されています。それは若い視聴者のためにガイダンスや親の指導が必要です。」)
 この時ストリーミング放送の映像に「MTRCB」とあり、WikipediaによるとこれはフィリピンのMovie and Television Review and Classification Board (MTRCB)という組織で < https://en.wikipedia.org/wiki/Movie_and_Television_Review_and_Classification_Board >、映画やテレビ番組に視聴年齢制限評価を分類する組織であり、WikipediaのMTRCBのページのTelevisionにはG、PG、SPG、Xの4つの評価の説明がある。上記のアナウンスは次の1107〜のTVショッピング番組の視聴年齢制限評価がPGということだろう。
 1107〜1133はTVショッピング番組(英語番組)。1133に番組宣伝スポットが音声で"... サ PTV"と出た。
 1134〜1136に演説のような男声トークがあり、1136に音声で男声アナウンスが"Presidential Communications Operations Office"と出た。7月20日日中午後のストリーミング放送ではフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領の数分間の演説の後に映像と音声で「Presidential Communications Operations Office」と出ており(音声アナウンスは1136と同じもの)、WikipediaのPresidential Communications Group (Philippines) < https://en.wikipedia.org/wiki/Presidential_Communications_Group_(Philippines)#Presidential_Communications_Operations_Office > によると、Presidential Communications Operations Office (PCOO)は政府のメッセージを民間メディア企業に広める役割を担っているとのことで、PCOOのユニットの1つにPeople's Television Networkが記載されている。1134〜1136の演説のような男声トークはロドリゴ・ドゥテルテ大統領の演説かもしれない。
 1136に音楽(1107と同じ番組案内時の音楽)が流れ、1136〜1201はTVショッピング番組(英語番組)。
 1200頃から電波が弱くなり、1201〜1203はニュース番組で、タイトルは聞き取れなかったが、YouTubeのPTV公式チャンネルにある「PTVisMin Newsbreak」の現地時間1101〜1103の動画 < https://www.youtube.com/watch?v=eiekGQIxFqY > < https://www.youtube.com/watch?v=vn-Iz0XF3dY > と音声が一致していたので、同番組だろう。フィリピン語番組だが、フィリピン語に詳しい"General Dante"さんがこのYouTubeの動画を見たところセブアノ語との報告を当方HP掲示板に頂いた。後述のPinoy TV Radio Wiki掲載の番組表にはBisayaと記載がある。WikipediaのCebuano language < https://en.wikipedia.org/wiki/Cebuano_language > によるとCebuano語はBisayaと呼ばれることもあるとのこと。
 1203〜1204は男声トークで、ASEANの話をしており、最後に"Think Asean. Feel Asean"と歌っていた。7月20日日中午後のストリーミング放送で「Ako at Ang ASEAN」というミニ番組が同様の内容で放送されており、最後の歌が同じだったので、このミニ番組だろう。ASEANの友好をアピールするミニ番組だろうか。
 1204に番組宣伝スポット(?)、1205に番組宣伝スポットが音声で"... サ PTV"と出て、1206に音楽(1107と同じ番組案内時の音楽)が流れ、1206〜はTVショッピング番組(英語番組)。
 同局公式サイトの番組表(2018年7月9日〜15日)< http://ptni.gov.ph/program/ >、及びPinoy TV Radio Wiki掲載の番組表(2018年7月16日〜22日)< http://philippinetelevision.wikia.com/wiki/PTV-4_Program_Schedule > の掲載内容と受信内容がほぼ一致している。
 WikipediaのPTV Newsbreak < https://en.wikipedia.org/wiki/PTV_Newsbreak > によると「PTV Newsbreak」はPeople's Television Networkの毎時のニュース速報で、「PTV Cordillera Newsbreak」はPTV-8 Baguio制作、「PTVisMin Newsbreak」はPTV-11 Davao制作とのこと。
 この日はフィリピンのTVが長時間良好に入感しており、A2chのフィリピンTVは1051に気付いてから1405に受信を止めるまで入感していた。
 A4chのPTVが受信確認出来たのは1990年以来28年ぶりになる。

■ロシア

 特に大きなニュースはないが、ロシアのアナログテレビ放送は2019年1月までに廃止されると伝えられており、ロシアのアナログテレビがEスポで良好に受信出来るのは今年のEスポシーズンが最後になると思われること、また、ロシアのFMは受信し易い66.0〜74.0MHzのFMが近年削減されつつあるので、Radio Rossiiのローカル放送を詳しく調べてみた。
 語学力の壁があるため内容の解析にはGoogle翻訳の音声入力(受信音をPCで再生すると原語の聞き取りと翻訳を同時にやってくれる)を用いたが、Google翻訳の音声入力は優秀ではあるものの完全に信頼は出来ないので、番組タイトル、番組内容、終了アナウンスの聞き取り程度に使い、重要な局名確認に関わる時は十分な慎重を期した。
 下記報告の番組タイトル、番組内容、終了アナウンスの聞き取りは、Google翻訳の音声入力を使用した部分(※印で表記)については参考程度にして欲しい。

●Radio Rossii Birobidzhan…67.88MHz
 7月6日, 1320〜1332。1330までローカル放送。
 1325まではトーク番組「Zvuki (vremeni)」(括弧内はフェーディングではっきり聞き取れず)(※)で、番組の最後の1324に番組の演出としてイディッシュ語とロシア語の古いIDが「Es redt Birobidzhan. ...Birobidzhan. Govorit Birobidzhan. ...」と出ていた(7月13日70.07MHzの受信参照)。
 1325〜トーク番組「Rubrika Shabat ...」(※)、1328〜子供番組。
 1329にローカル放送終了アナウンス。Google翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。(※)
 「... programmy Vesti Birobidzhan na Radio Rossii v ponedel'nik v vosem' chasov desyat' minut i v chetyrnadtsat' desyat'. Prodolzheniye dnya priyatnykh vykhodnykh. S nastupayushchimi prazdnikami.」
 (日本語訳:「月曜日の8時10分、14時10分にラジオロシアで番組Vesti Birobidzhan……。楽しい週末を続けてください。ハッピーホリデー。」)
 この日は金曜なので次のローカル放送は月曜の0710〜と1310〜にあるということだろう。
 GTRK BiraのHPにあるプログラムスケジュール < http://biratv.ru/programma-peredach/ > を見たところ、Radio Rossii Birobidzhanの「Vesti Birobidzhan」は月曜〜金曜の0710〜と1310〜にあり、ローカル放送の時間が変わっている。
 1329にCanned IDが「Vy slushali(?) Radio Rossii Birobidzhan. Do novykh vstrech.」と出てローカル放送終了。「Do novykh vstrech」(※)の日本語訳は「次回まで」。
 1330〜はRadio Rossiiのネット番組のようで、トーク番組「Vzletnaya polosa」(=滑走路)(※)となった。

●Radio Rossii (Khabarovsk)・Teleradiokompaniya Dal'nevostochnaya…70.16MHz
 7月6日, 1354〜1402。1400までローカル放送。
 トーク番組の後、1358〜スポット(ハバロフスク地方知事選挙は2018年9月9日とのスポット)(※)、「Pogoda」(=天気)。
 1359にローカル放送終了アナウンスが次のように出てローカル放送終了。
 「... programmy Vesti Khabarovsk Teleradiokompaniya Dal'nevostochnaya na Radiokanal Rossii ...」
 これをGoogle翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。(※)
 「Na etom dnevnoy vypusk programmy Vesti Khabarovsk Teleradiokompaniya Dal'nevostochnaya na Radiokanale Rossii zavershayetsya v pryamom efire rabotali. Nadezhda Kurilina Irina Kurchina inzhener Yevgeniy Tumanov. Dobrogo vsem dnya i nastraivaytes' na nashu volnu zavtra v dvenadtsat' desyat'.」
 (日本語訳:「ラジオチャンネルロシアでこの毎日放送している番組Vesti Khabarovsk テレビラジオ会社極東はライブを終了します。Nadezhda Kurilina、Irina Kurchina、エンジニア Yevgeny Tumanov。明日12時10分に私たちの波に耳を傾けてみましょう。」)
 この日は金曜なので次のローカル放送は土曜の1110〜にあるということだろう。
 1400〜はRadio Rossiiのネット番組で、モスクワ時刻アナウンス、Canned IDが「Radio Rossii. Vesti」と出てニュース番組「Vesti」となった。
 Inoさんは今年「Radio Rossii Khabarovsk」の局名を聞き取られているが、私のこの日の受信では「Radiokanal Rossii」「Teleradiokompaniya Dal'nevostochnaya」「Radio Rossii」の局名しか聞き取れなかったため、上記のように局名を表記した。
 Inoさんの既報通りローカル放送の時間が変わっている。

●Telekanal Rossiya 1…R2ch
 7月6日, 1407〜1416, 音声のみ。ニュースで、途中1408〜1413はCMがあった。1416〜は電波が弱くなり、下記のPervyy Kanalも入感していたこともあり、内容の全体像がよくわからなくなった。R2chでロシアTV音声が1431にf/outするまでワッチはした。
 CMの途中、1409に音楽とピコピコ音があった。YouTubeにあるTelekanal Rossiya 1の2018年7月6日の「ВЕСТИ」の動画 < https://www.youtube.com/watch?v=2Q-IbU88ofw > を見たところ、再生時間14:22で出てくるTelekanal Rossiya 1の映像ID「РОССИЯ」の時に音声で流れている音楽&ピコピコ音と一致した。
 ピコピコ音はTelekanal Rossiya 24のYouTubeライブストリーミング放送 < https://www.youtube.com/watch?v=K59KKnIbIaM > を7月15日に見たところ、Telekanal Rossiya 24の映像IDの時にも音声で流れていたが、ピコピコ音の前の音楽がTelekanal Rossiya 1とTelekanal Rossiya 24とで違っていた。
 また1413のCM明けのニュース再開時にテーマ音楽が流れていたが、これもYouTubeにあるTelekanal Rossiya 1の2018年7月6日の「ВЕСТИ」の動画 < https://www.youtube.com/watch?v=iTTNX-lZpW8 > を見たところ、再生時間14:20で出てくるテーマ音楽と一致した。
 IDは取れていないがこれらのことから同局に間違いないだろう。
 Telekanal Rossiya 1のこの日の番組表 < https://russia.tv/tvp/index/date/06-07-2018 > を見ると、1400〜がニュース番組「Вести」となっており(次の番組は1440〜)、日本時間と同じモスクワ時間+6時間の時差送信Dubl'-2と思われる。
 -/65.75MHz。
 R2chのロシアTV音声は強力なC3chの中国TV映像信号に潰されて聞ける機会が少ないが、この時は中国TV映像信号が入感していなかったため、ロシアTV音声が聞き取れた。

●Pervyy Kanal…R2ch
 7月6日, 1417〜1422, 音声のみ。CMの後、1418〜番組宣伝スポット、1420〜番組宣伝スポットが流れたが、1421〜は電波が弱くなり1422にf/outしたようだが、上記のTelekanal Rossiya 1も入感していたこともありよくわからなくなった。
 この日Pervyy Kanalのインターネットライブストリーミング放送 < https://www.1tv.ru/live >(内容は恐らくモスクワで放送されているもの)を録画しておいたところ、1418の番組宣伝スポットがストリーミング放送で2034に流れていたスポット、1420の番組宣伝スポットがストリーミング放送で1952に流れていたスポットと完全に一致した。
 -/65.74MHz。対応する映像信号と思われるものが59.24MHzで入感。アンテナ入感方向は北。
 番組宣伝スポットが一致しただけだが、JVUDXCの「TV-FM受信ガイド2018PDF版」掲載のリストを参考にすると同局に間違いないだろう。

●Radio Rossii Sakhalin…69.92MHz
 7月6日, 1446〜1505。1500までローカル放送。
 1455まではニュースで、途中1453にIDが「Vy slushaete Novosti na Kanal Radio Rossii Sakhalin」(「Novosti na」の部分は※)と出た。
 1455〜トーク番組「Letopis' ostrovov」(=島の年表)(※)、1458にCanned ID・番組タイトルコール「Radio Rossii Sakhalin. Pogoda」、1458〜「Pogoda」(=天気)。
 1459にローカル放送終了アナウンス。Google翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。(※)
 「Eto nasha programma zakonchilos' dlya vas rabotali. Zvukorezhisser Svetlana, vedushchiy Georgiy Orlov dali Radio Rossii.」
 (日本語訳:「あなたのためのこの私たちのプログラムは終わりました。ラジオロシアを与えられたサウンドエンジニア Svetlana、ホスト Georgiy Orlov。」)
 1459にCanned IDが「Vy slushali Radio Rossii Sakhalin」と出てローカル放送終了。
 1500〜はRadio Rossiiのネット番組で、モスクワ時刻アナウンス、Canned IDが「Radio Rossii(?). Vesti」と出てニュース番組「Vesti」になった。
 Inoさんの既報通りローカル放送の時間が変わっている。

●Pervyy Kanal…R1ch
 7月6日, 1506〜1613, 音声のみ。1600までは討論番組「Vremya pokazhet」(※)で、途中1510〜1512, 1531〜1539に番組宣伝スポット、CMがあった。
 1539のCM明けの番組再開時にホストの局名を含めた番組タイトル告知があった。Google翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。(※)
 「Na Pervom Kanale vecherniy vypusk programmy Vremya pokazhet.」
 (日本語訳:「Pervom Kanaleで夕方お送りする番組Vremya pokazhet」)
 この日同局のインターネットライブストリーミング放送(後述)を録画しておいたが、1510の番組宣伝スポットがストリーミング放送で2055に流れていたスポット、1531の番組宣伝スポットがストリーミング放送で2034に流れていたスポットと完全に一致した。
 CMの途中、1532, 1533には音楽と時計の音が聞こえた。この音楽と時計の音はPervyy Kanalのストリーミング放送でCMの途中で印象的に聞ける音楽と時計の音と同じもので、この時にストリーミング放送の映像では現在の時刻の時計が映っている。
 1600〜は時報、ニュース番組「Vecherniye Novosti」(=夕方のニュース)(※)となった。
 このニュースの冒頭の1600にアナウンサーの局名を含めた番組タイトル告知があった。Google翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。(※)
 「Zdravstvuyte. Na Pervom Kanale Vecherniye Novosti (v studii) Andrey Kukharev.」(括弧内は推定)
 (日本語訳:「こんにちは。Pervom Kanaleで(スタジオの)Andrey Kukharevの夕方のニュース。」)
 また1600にニュースのヘッドラインの告知中、この日23時(JST)キックオフのロシアワールドカップのウルグアイ対フランスを伝える際に「... pokazhet Pervyy Kanal.」(日本語訳:「Pervyy Kanalで表示される……」)と言っていた。(※)
 局名は「Pervyy Kanal」の他に「Pervom Kanale」という名称が聞き取れたが、Google翻訳の音声入力に何度聞かせてもこう聞き取れ、「Pervom Kanale」も「第1チャンネル」という意味になるので言い回しによっては「Pervom Kanale」と言っているのかもしれない。
 -/56.26MHz。
 同局サイトのこの日(金曜)の番組表 < https://www.1tv.ru/schedule/2018-07-06 > を見ると、「12:15 ≪Время покажет≫」(Vremya pokazhet)、「15:00 Новости (с субтитрами)」(Novosti (s subtitrami)。「с субтитрами」は字幕付きの意味)、「15:15 ≪Время покажет≫」、「15:50 ≪Мужское / Женское≫」(Muzhskoye / Zhenskoye)、「16:40 Чемпионат мира по футболу 2018. 1/4 финала. Сборная Уругвая - сборная Франции」(FIFAワールドカップ2018。1/4決勝。ウルグアイチーム - フランスチーム)、「19:00 ≪Человек и закон≫」(Chelovek i zakon)とある。
 しかし日中午後〜夕方の時間帯にワールドカップの中継が無い他の平日の7月2日〜7月5日(月曜〜木曜)、7月13日(翌金曜)、7月20日(翌々金曜)などの番組表(上の7月6日の番組表の右上にあるカレンダーの日にちをクリックすると各々の日の番組表が出てくる)では「12:15 ≪Время покажет≫」、「15:00 Новости (с субтитрами)」、「15:15 ≪Давай поженимся!≫」(Davay pozhenimsya!)、「16:00 ≪Мужское / Женское≫」、「17:00 ≪Время покажет≫」、「18:00 Вечерние новости (с субтитрами)」(Vecherniye novosti (s subtitrami))」、「18:25 ≪Время покажет≫」となっている。
 この日の同局のインターネットライブストリーミング放送 < https://www.1tv.ru/live >(番組表の6時間前と放送内容が一致するので恐らくモスクワで放送されているもの)の6時間後の放送内容は1900(モニター開始)〜2101は「Время покажет」、2101〜2118は「Новости」、2118〜2151は「Время покажет」、2151〜2207(モニター終了)は「Мужское / Женское」となっており、この日の番組表の通りだった。
 受信したのが時差送信Orbita-1(モスクワ時間+8時間)、Orbita-2(モスクワ時間+6時間=日本時間)のどちらかだとしても当日の番組表やストリーミング放送の内容は受信内容と一致していない。しかし、モスクワ時間1640〜1900にワールドカップの生中継があるので、この日モスクワでは1515以降は通常とは異なる特別編成だったと思われる。一方、時差送信Orbita-1やOrbita-2は1515〜夕方の時間帯はワールドカップによる特別編成の影響を受けないため通常編成だったと考えられる。他の平日の通常編成では番組表で1700〜「Vremya pokazhet」、1800〜「Vecherniye Novosti」となっており、この日受信出来たのは日本時間1600まで「Vremya pokazhet」、1600〜「Vecherniye Novosti」だったことから、受信したのは日本時間+2時間のOrbita-1の可能性がある。

●Telekanal Rossiya 1…R4ch
 7月7日, 1736〜1748, 音声のみ。ドラマで、1744〜はCM。1748〜は電波が弱くなり内容がよくわからなくなった。ロシアTV音声が1754にf/outするまでワッチはした。
 CMの途中、1745に音楽とピコピコ音があり、上記のR2chのTelekanal Rossiya 1と同じく、YouTubeにあるTelekanal Rossiya 1の2018年7月6日の「ВЕСТИ」の動画で出てくるTelekanal Rossiya 1の映像ID「РОССИЯ」の時に音声で流れている音楽&ピコピコ音と一致した。
 IDは取れていないが同局だろう。
 -/91.75MHz。地元の91.6MHz 文化放送の混信を避けるため音質は悪くなるがAR5000A+3のIF帯域を30Hzにして受信した。対応する映像信号と思われるものが85.25MHzで入感。
 1746にR1ch(音声のみ。-/56.25MHz)をパラで受信。
 60MHz帯では67.82, 68.36, 69.92MHzでAmur州方面のロシアFMが入感していた。
 R4chのロシアTV音声の受信はかなり久しぶりで、極東ロシアのFMが87.5〜108.0MHzを使い始めて久しくなるがまだこのチャンネルを使っていたという印象だった。

●Radio Rossii Primor'e…72.08MHz
 7月13日, 1104〜1204。1110まではRadio Rossiiのネット番組と思われるニュースで、ニュースの最後の1109にCanned IDが「Radio Rossii」と出た。
 1110〜1200はローカル放送。
 1110にCanned ID「V efire Radio Rossii Primor'e」、時刻アナウンス(12:10)(※)、1110〜「Prognoz Pogody」(=天気予報)(※)、1112にCanned ID・周波数アナウンス「Radio Rossii Primor'e. Vladivostok Sto dva i odin, Ussuriysk Sto shest, Nakhodka Sto odin i chetyre.」(=「Radio Rossii Primor'e. Vladivostok 102.1, Ussuriysk 106, Nakhodka 101.4.」)、1112〜音楽番組「Muzyka dlya Vas」(=あなたのための音楽)(※)(1117にDJのID「... Radio Rossii Primor'e ...」)、1128にCanned ID・周波数アナウンス(1112と同じもの)、Vostok24の宣伝スポット(※)、1129〜ニュース番組「Vesti Primor'e」、1133〜「Prognoz Pogody」(=天気予報)(※)、1134にCanned ID「Vy slushaete Radio Rossii Primor'e」、1134〜音楽番組「Muzyka dlya Vas」(=あなたのための音楽)(※)、1158〜「Prognoz Pogody」(=天気予報)(※)、1159にCanned ID・周波数アナウンス「Radio Rossii Primor'e. Vladivostok Sto dva i odin」が出てローカル放送終了。
 1200〜はRadio Rossiiのネット番組で、モスクワ時刻アナウンス、Canned IDが「Radio Rossii. Vesti」と出てニュース番組「Vesti」になった。
 1128に宣伝スポットがあったVostok24は初耳で、全ロシア国営テレビラジオ会社(VGTRKのこと)の極東の新しい情報チャンネルと言っていた(※)。少し検索してみたところ、GTRK Vladivostokのニュース記事5月30日付 < http://vestiprim.ru/news/ptrnews/64270-vostok-24-ves-dalniy-vostok-na-odnom-kanale.html > によると6月1日に開始されたテレビチャンネルとのこと。公式サイト < http://vostok24.tv/ > によると、GTRK Vladivostokの制作で、ロシアの地図のうち沿海地方、ハバロフスク地方、ユダヤ自治州、アムール州、サハ共和国、サハリン州、マガダン州、カムチャツカ地方が塗られていた。これらの行政地域のネットテレビチャンネルだろうか。
 1118にパラで67.58, 67.79, 68.60, 69.20, 69.32, 70.04MHzを受信。

●Radio Rossii Birobidzhan…70.07MHz
 7月13日, 1308〜1333。1310まではRadio Rossiiのネット番組と思われるニュースで(1309には「Pogoda」(=天気))、ニュースの最後の1309にCanned IDが「Radio Rossii」と出た。
 1310〜1330はローカル放送。
 1310にCanned ID「Vy slushaete Radio Rossii Birobidzhan」、ローカル放送開始アナウンス、1310〜ニュース番組「Novosti vremya mestonye」(=ローカルニュースタイム)(※)、1315にCanned ID「Radio Rossii Birobidzhan」、1315〜トーク番組「Rubrika Shabat Shalom」(=Shabat Shalomの見出し)(ユダヤ人の話で、検索したところShabat Shalomはユダヤ教の安息日の挨拶とのこと)(※)。
 1318〜1328は歴史のトーク番組「Zvuki vremeni」(=時間の音)(※)で、最初にRadio Odin Birobidzhan地域のラジオ放送の断片を聞くと言っていたが(※)、番組冒頭の1318と最後の1328に番組の演出として昔の形式のIDが次のように出ていた。番組の演出だがイディッシュ語のIDを初めて聞いた。
 「Es redt Birobidzhan. ... Es redt Birobidzhan. Govorit Birobidzhan. ...」
 1328〜子供番組「Detskiy al'bom」(=子供のアルバム)(※)。
 1329にローカル放送終了アナウンス。Google翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。(※)
 「Nasha programma podoshla k kontsu dlya vas rabotali. Zvukorezhisser Yekaterina Mikhaylova Vedushchiy programmy Sergey Kornilenko. Vstretimsya Teper' uzhe v ponedel'nik vsegda vosem' chasov desyat' minut na volna Radio Rossii takikh vyydet budet vypusk Vesti Birobidzhan. ... Pozhelat' vsem khoroshego dnya i udachnykh vykhodnykh.」
 (日本語訳:「あなたのための私たちのプログラムは終わりました。サウンドエンジニア Ekaterina Mikhaylova、プログラムプレゼンター Sergey Kornilenko。私たちは月曜日いつも8時10分にラジオロシアの波で朝刊Vesti Birobidzhanで会うでしょう。……。すべての人々に良い一日と成功した週末を願って。」)
 1329にCanned IDが「Vy slushali Radio Rossii Birobidzhan. Do novykh vstrech.」と出てローカル放送終了。
 1330〜はRadio Rossiiのネット番組のようで、トーク番組「Vzletnaya polosa」(=滑走路)(※)となった。
 1312にパラで67.88MHzを受信。

●Radio Rossii Blagoveshchensk…68.36MHz
 7月13日, 1338〜1403。1400までローカル放送。
 トーク番組の後、1359にCanned ID・番組タイトルコール「Radio Rossii Blagoveshchensk. Pogoda」、1359〜「Pogoda」(=天気)。
 1359にCanned IDが「Vy slushali Radio Rossii Blagoveshchensk. Do novykh vstrech.」と出てローカル放送終了。
 1400〜はRadio Rossiiのネット番組で、モスクワ時刻アナウンス、Canned IDが「Radio Rossii. Vesti」と出てニュース番組「Vesti」になった。
 Inoさんの既報通りローカル放送の時間が変わっている。

●Pervyy Kanal…R1ch
 7月24日, 1150〜1230, 映像・音声共。画面右上に常時局ロゴ「1A」があった。局ロゴは以前は「1」だけだったが「1」の右側に「A」が加わっていた。
 TV-FM DX Report 2018.06の受信以外の情報でロシアのアナログテレビ放送終了のニュース記事の中で、アナログテレビ放送には画面隅に「A」の文字が表示されているとの情報があったがこれがその「A」の文字表示だろう。
 1158まではファッション番組。録画・録音しておいた番組ラスト部分(1158)がこの日同局のインターネットライブストリーミング放送(後述)で放送されていた「Modnyy prigovor」の番組ラスト部分(1758〜1759)と一致したのでこの番組だろう。
 1158〜1200は番宣スポット。
 1200に映像で時計、音声で時報が出て、1200〜1214はニュース番組「Novosti」となった。
 このニュースの冒頭の1200に音声でアナウンサーの局名を含めた番組タイトル告知があった。Google翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。(※)
 「Zdravstvuyte. Eto Novosti na Pervom Kanale v studii Sergey Tugushev.」
 (日本語訳:「こんにちは。これはスタジオのSergey TugushevのPervom Kanaleのニュースです。」)
 1214〜は討論番組「Vremya pokazhet」で、途中1222〜1227に番組宣伝スポット、CMがあった。
 番組冒頭に映像で番組タイトルが「ВРЕМЯ ……」と出た。
 番組冒頭の1214に音声でホストの局名を含めた番組タイトル告知があった。早口過ぎることと拍手の音でGoogle翻訳の音声入力ではうまく聞き取れなかったため、同局サイトに別の日の同番組の動画 < https://www.1tv.ru/shows/vremya-pokazhet/vypuski > で冒頭アナウンスが同じ言い回しでゆっくりめのものがあり、これをGoogle翻訳の音声入力で聞き取らせたものを参考にして、自力で次のように聞き取った。
 「Dobryy den'. Na Pervom Kanale programma Vremya pokazhet ...」
 (日本語訳:「こんにちは。Pervom Kanaleで番組Vremya pokazhet……。」)
 CMの途中、1223, 1224には音声で音楽と時計の音が聞こえた(7月6日 R1ch受信と同じもの)。
 この日の受信では局名は「Pervom Kanale」しか聞けなかったが、局名表記はPervyy Kanalとしておいた。
 映像は1201〜1215に良好に見えた。
 49.75/56.25MHz。
 同局サイトのこの日の番組表 < https://www.1tv.ru/schedule/2018-07-24 > を見ると、「10:55 ≪Модный приговор≫」(Modnyy prigovor)、「12:00 Новости (с субтитрами)」(Novosti (s subtitrami)。「с субтитрами」は字幕付きの意味)、「12:15 ≪Время покажет≫」(Vremya pokazhet)とあり、受信時間と受信内容が一致している。
 日本時間と同じ時間(=モスクワ時間+6時間)に放送されている時差送信Orbita-2と思われる。
 同局のこの日のインターネットライブストリーミング放送 < https://www.1tv.ru/live >(番組表の6時間前と放送内容が一致するので恐らくモスクワで放送されているもの)の6時間後の放送内容と比較したところ、1158(録画・録音開始)〜1200の「Modnyy prigovor」と番組宣伝スポット(ストリーミング:1758〜1801)は完全に一致、1200〜1214の「Novosti」(ストリーミング:1801〜1816)は別内容、1214〜の「Vremya pokazhet」(ストリーミング:1816〜)は番組は同じだが番組内容は別内容だった。ただ、1214〜の「Vremya pokazhet」は同局サイトにある同番組の前日2018年7月23日の4つの動画のうちの1つと完全に一致していた(番組宣伝スポット、CMの時間以外。受信時は番組オープニング映像&音楽があったが動画では無し)。
 ニュースは速報性があるので別内容は当然と思うが、ニュース以外の番組は時差送信とは言っても、モスクワより先行して放送される番組とモスクワで前日に放送された内容を流す番組の2つのパターンがあるようだ。

■不明国

●不明局…48.25MHz(E2ch映像信号?)
 今シーズン48.25MHzで不明局の電波が受信出来る。受信詳細は下記の通り。内容は全て無音。全てA5000A+3のIF15kHzでの受信。全て53.75MHzでは何も入感無し。
 7月13日, 1058〜1102。比較的電波は強かった。66〜74MHzの同時入感局:ロシア沿海州(多数)。神奈川のInoさんのブログの55〜73MHz同時間入感局:ロシア沿海州(多数)・ユダヤ自治州、北海道。
 7月27日, 1405〜1420。アンテナ入感方向:北西。66〜74MHzの同時入感局:ロシアユダヤ自治州。Inoさんのブログの87.5〜108MHz同時間入感局:中国江蘇省・浙江省・安徽省・山東省。DXSCAPE Web cluster < http://www.dxscape.com/ja6cw.html > 記載の同時間受信局:1416 インド VU2NKS。
 同日, 1443〜1502。1405より電波強い。アンテナ入感方向:北西。66〜74MHzの同時入感局:ロシア沿海州・ユダヤ自治州、69.0MHz 中国の杭州人民広播電台。Inoさんのブログの87.5〜108MHz同時間入感局:中国江蘇省・安徽省。DXSCAPE Web cluster記載の同時間受信局:1443 ウクライナ UT7QF、1448 クウェート 9K2YM、1448 パキスタン AP2AM。
 同日, 1619〜1630。1443より電波弱い。アンテナ入感方向:北西。66〜74MHzの同時入感局:ロシアユダヤ自治州・アムール州、69.0MHz 不明中国FM(杭州人民広播電台?)。Inoさんのブログの87.5〜108MHz同時間入感局:中国河北省・山東省。DXSCAPE Web cluster記載の同時間受信局:1621 イタリア IT9TYR。
 E2ch映像信号と思われるが、53.75MHzで音声が受信出来ていないためE2ch映像信号との確証が持てない。
 E2chでは2017年までタイTV(直近では2016年にChong 7 Siと確認)が受信されているがこれは48.26/53.76MHzのオフセットなので周波数が異なる。また過去に受信されているタイのThai TV Si Chong 3(48.24/53.74MHz)は周波数が異なる上に海外DXerの情報では既に停波している。
 過去に受信されているマレーシアのRTM tv1は48.25/53.75MHzで周波数が一致するが、これも海外DXerの情報では既に停波している。
 E2ch映像信号と思うのだが、7月27日にアンテナを回転させて調べた入感方向が北西であり、どこのTV局の映像信号なのか全く見当が付かない。それとも映像信号ではない電波なのだろうか。
→Follow Up:TV-FM DX Report 2018.09


[受信以外の情報]

■日本

●FMひがしくるめの呼出名称と住所
 関東総合通信局報道資料の予備免許 < http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/30/0621ho.html >には同局の呼出名称の記載が無かったが、同局から届いたQSLカードに記載されている呼出名称は「FMひがしくるめ」。
 ただしコミュミティ放送局の呼出名称は通常「(地名)エフエム」であるため、疑問点が残る。
 またQSLカード記載の住所は次の通り。
〒203-0014 東京都東久留米市東本町8-14 成美教育文化会館1F
FMひがしくるめ

■マレーシア

●マレーシアがアナログテレビ放送の停波予定日を延期
 マレーシアでは今年6月までにアナログテレビ放送を停波する予定だったが(参考:TV-FM DX Report 2018.01)、マレーシアの英字新聞The Sunのニュースサイトthe Sun dailyの5月5日付の記事によると、switch-offの日にちを今年6月30日ではなく、後日に延期するとのこと。
------- 引用ここから -------
Analogue TV switch-off date deferred for smooth transition to digital TV
PUTRAJAYA: Malaysia will now switch off its analogue TV service at a later date instead of June 30 this year, Communications and Multimedia Minister Datuk Seri Dr Salleh Said Keruak announced today.
------- 引用ここまで -------
the Sun daily 2018年5月5日
Analogue TV switch-off date deferred for smooth transition to digital TV
http://www.thesundaily.my/news/2018/03/05/analogue-tv-switch-date-deferred-smooth-transition-digital-tv

■ロシア

●Sakhalinskoe Radio文芸音楽プロの局名は「Radiostantsiya Kril'on」
 旧ソ連時代に受信出来たSakhalinskoe Radio文芸音楽プロ(66.08MHz)の局名は「Radiostantsiya プリビオン」と聞き取られていたが、「プリビオン」の綴りが不明だった。
 1987年6月11日に受信した1300 s/on時のCanned IDの録音をGoogle翻訳の音声入力に聞かせたところ次のように聞き取れた。
 「В эфире Радиостанция Крильон」
 (V efire Radiostantsiya Kril'on)
 「Крильон」を検索してみると、樺太島(サハリン島)最南端にある岬のロシア名クリリオン岬(Mыс Крильон(Mys Kril'on)。日本名:西能登呂岬)が出てきた。
 Inoさんに「プリビオン」はこれでしょうか?と尋ねたところ、ロシアのDXサイトVictor Cityの掲示板 < http://vcfm.ru/forum/viewtopic.php?f=12&t=832&start=15#p99520 > で2017年7月7日にInoさんのブログ記事掲載の受信音声(1987年8月9日 0600〜 66.1MHz受信)が紹介されていて、「Радиостанция "Крильон" (Южно-Сахалинск)」と書かれており、「ロシア人が不明局云々の先入観なく聞いて「Крильон」としているので、これで間違いないのでしょう。」とお返事を頂いた。
 長年不明だった局名表記が約30年ぶりに確認されたことになる。


[QSL返信情報]

(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数

●FMひがしくるめ
(1)2018年6月21日・85.4MHz (2)受信音録音CD、82円切手 (4)QSLカード(データ記入あり) (5)10日
http://tvfmdx.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/fm-61b7.html


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順

主な略語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス SJ=ステーションジングル


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000A+3, ICOM IC-R7000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), KENWOOD KT-6040 ( For Europe ), TECSUN PL-390
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : KUROUTOSHIKOU SAA7135-STVPCI/R ( Capture board )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES, KT-6040 )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, AR5000A+3 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


Logs 2018.07>


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