TV-FM DX Report 2019.11 2019.11.21 UP
[受信情報]
◆グランドウェーブによる受信
■日本
●こまえエフエム・コマラジ・FM狛江…85.7MHz
〔試験電波〕
11月1日, 1059〜1138, 1155〜1210, 1323〜1339, 1526〜1551, SINPO25452。AR5000A+3でIF110kHzで受信。音楽と1〜3分おきにID(10月4日と同じID@、IDA)。内容は10月4日と同じ。9月14日から11月11日に開局日延期が決定された頃の東スポWebの記事
2019年9月2日付 < https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1534122/ > に「11月1日にFM電波の放送を開始」との記述があり、これはサービス放送開始のことかと思い、この日断続的に受信チェックしたが、10月4日と同内容の試験電波しか聞けなかった。
〔試験電波:開局日前日〕
11月10日, 2328〜2445, SINPO25452。AR5000A+3でIF110kHzで受信していたが電波が弱くて聞き取り辛いため2346〜IF30kHzにすると音質は落ちるが内容が聞き取れるようになった。音楽と1〜3分おきにID(10月4日と同じID@、IDA)。内容は10月4日と同じ。
〔本放送開始日=開局日〕
11月11日, 0947〜1317, SINPO25452。この日の1111に開局。
電波が弱くてAR5000A+3でIF110kHzでは内容が聞き取り辛いため、音質は落ちるが内容を聞き取り易くするためIF30kHzで受信した。
1100までは試験電波で、音楽と1〜3分おきにID(10月4日と同じID@、IDA)。内容は10月4日と同じ。
1100に試験電波終了アナウンスが次のように出た。音質が劣るIF30kHzで受信したため「……」の部分は聞き取れなかった。
「JOZZ3CS FM、JOZZ3CS FM。こちらはこまえエフエムです。周波数85.7メガヘルツ、出力2.3ワット、最大実効輻射電力1.8ワットでお送りしています。この試験電波は8月から3か月間に渡り皆様にお送りしてまいりました。本日からは本放送が始まります。コマラジの番組をどうぞお楽しみ下さい。これまでマスター室から……社のみねみずがお送りしておりました。ただいまからコマラジの番組が始まりますのでスタジオからの放送に切り替えます。それでは最後のコールを致します。JOZZ3CS FM、JOZZ3CS FM。こちらはこまえエフエムです。……から放送を開始致します。スタジオの相川さん、野崎さん。あー疲れた。」(男声)。
そして1101〜1155は「FM狛江コマラジ本放送開始特別番組」となった。
「FM狛江コマラジ本放送開始特別番組」はパーソナリティが相川ひとみ、野崎淳之介で、最初にこれから本放送開始への助走が始まることや、メッセージ募集、コマラジの聞き方の説明などがあった後、1111に次のようにカウントダウンが始まり、1111(13秒)に本放送開始となった。
「ということでそろそろですね。カウントダウン。8、7、6、5、4、3、2、1。開局。……」
「……」の部分はSJが重なって流れたため音質が劣るIF30kHzでの受信では聞き取れなかったが、インタネットライブストリーミング放送のリスラジで聞き取った内容は「コングラチュレーション」。
1111(13秒)の本放送開始と同時に流れたSJも聞き取れなかったが、リスラジで聞き取った内容は「... Eighty five point
seven. Komaraji. Oh, Yeah.」。
本来は令和1年11月11日11時11分11秒に開局するはずだったが、カウントダウン直前にパーソナリティの方が若干焦っており、カウントダウンで「開局」と言ったのは11時11分13秒だった。
カウントダウンの後はスタジオにいるパーソナリティを紹介した後、9月14日に狛江駅前のエコルマホールで行われた開局式の模様を録音で流していた。
この開局式は司会が香月りさで、ジャズオーケストラの演奏、社長の挨拶、来賓の挨拶などだった。途中1123〜1127はトラブルで開局式の録音が途切れて音楽が流れてスタジオからのトークに戻ったり、1151には開局式の録音の途中でお時間となったとのことで終わってしまった。
その後、1155〜「防災インフォメーション」、1159〜SJ「Ruuu〜。ココロにまっすぐ、コマラジ」(男女声)、時刻アナウンス「コマラジが正午をお知らせします」(男声)、1200〜時報、レギュラー番組「Afternoon Navi」(途中1255〜1259「防災インフォメーション」、1259にSJ(1159と同じ)、時刻アナウンス「コマラジが午後1時をお知らせします」)となった。
「Afternoon Navi」の12時台前半には社長と取締役が出演しており、台風で狛江市の要請を受けて10月12日夕方から10月13日朝まで臨時災害放送局を放送した時の話もあり、同局はコマラジのスタジオからではなく送信アンテナがある狛江市防災センターから放送したと言っていた。
CMは流れていなかった。
開局後初めて流れた音楽は1204のThe Rolling Stonesの「Start Me Up」。
リスナーからのメッセージは聞いた限りでは全く紹介されていなかった。
局名は1101〜の「FM狛江コマラジ本放送開始特別番組」以降は「コマラジ」「FM狛江」と言っている。
当初の開局予定だった9月14日に開局式を行っているためか、同局としてはこの日は開局というより本放送開始というスタンスのようだ。
1100に試験電波終了アナウンスでは試験電波は8月からと言っていたが、私が同局の試験電波を初受信したのは10月4日で、Twitter上で見られる受信情報も10月3日が最初である。最近の社長さんへのインタビュー記事(TOKYO
HEADLINE 2019年11月8日付)< https://www.tokyoheadline.com/471948/3/ > を読むと、狛江市防災センター屋上に送信アンテナを設置したものの、ビス留めが雨漏れの原因になると指摘があり、急遽仕様変更が出たものの必要な鉄骨と留め具が鉄骨不足で入荷せず、開局予定がずれてしまったとのことで、最初に送信アンテナを設置した時(8月)に短期間試験電波を出していた可能性がありそうだ。
また、この試験電波終了アナウンス中に出てくる“みねみず”さんは狛江ラジオ放送株式会社の取締役の峯水延浩さんと思われ、ネットで調べると峯水さんは調布市の電気通信大学の先生で、電気通信大学のエリアワンセグ実験試験局に大きく携わっている方のようだ。アナウンス中の「……社」の社名は不明。
[受信以外の情報]
■日本
●東京都狛江市のこまえエフエム(愛称:コマラジ)に本免許交付
東京都狛江市のこまえエフエム(愛称:コマラジ)に11月5日に本免許が交付された。社長さんのTwitterに無線局免許状の画像がアップされているが、放送局の本免許状が見れる機会は珍しいので、主な内容をピックアップする。
免許人の氏名又は名称:狛江ラジオ放送株式会社
免許人の住所:東京都狛江市中和泉1-2-6
無線局の種別:特定地上基幹放送局
免許の番号:関放第10740号
免許の年月日:令 元.11.5
免許の有効期間:令 2.10.31まで
無線局の目的:基幹放送用 超短波放送(コミュニティ放送)
運用許容時間:常時
放送区域:別紙(無線局事項書添付)の放送区域を示す図のとおり
識別信号:JOZZ3CS-FM こまえエフエム
無線局の設置場所:
送信所:東京都狛江市和泉本町1-1-5
演奏所:東京都狛江市中和泉1-2-6
電波の形式、周波数及び空中線電力:
F8E 85.7MHz 2.3W
最大実効輻射電力:1.8W
方向別実効輻射電力:「工事設計書添付の送信空中線の水平指向図又は空中線指向情報による」
Marble/AURA Twitter 2019年11月5日 1337
https://twitter.com/Marble0225/status/1191575279849721862
●地上デジタル放送の高度化(4K・8K)に向けた実証実験(地デジ4K8K実験試験局)の電波発射スケジュール続報
TV-FM DX Report 2019.10に報告した以降、地デジ高度化実験受信対策センターのサイトに掲載されている地上デジタル放送の高度化(4K・8K)に向けた実証実験の電波発射スケジュールで、10月、11月、12月のスケジュールが下記の通り追加、修正されている。また新たに大阪と福岡が予定として加わっている。2019年11月20日閲覧。
原則土日祝日除く。下記スケジュールで該当する祝日は9月16日(月)、9月23日(月)、10月14日(月)、11月4日(月)。変更がある場合はその都度お知らせ。
◎東京都港区 UHF28チャンネル(560〜566MHz)
9月17日(火)〜10月7日(月)、10月10日(木)〜10月18日(金)、10月23日(水)〜11月22日(金) フルパワー送信 最長0900〜1800
11月25日(月) 休止
11月26日(火)〜11月29日(金)、12月2日(月)、12月4日(水)、12月6日(金) フルパワー送信 最長0900〜1800
12月3日(火)、12月5日(木)、12月9日(月)以降 休止
◎名古屋市昭和区 UHF35チャンネル(602〜608MHz)
9月2日(月)〜10月4日(金)、10月15日(火)〜10月18日(金)、10月23日(水)〜11月1日(金) フルパワー送信 最長0900〜1800
11月5日(火)〜12月13日(金) 休止
12月16日(月)〜12月25日(水) 段階増力送信、12月20日よりフルパワー送信 最長0900〜1800
12月26日(木)以降 休止
◎愛知県弥富市 UHF35チャンネル(602〜608MHz)
9月2日(月)〜10月4日(金)、10月15日(火)〜10月18日(金)、10月23日(水)〜11月1日(金) フルパワー送信 最長0900〜1800
11月4日(月)〜12月27日(金) 休止
◎大阪府東大阪市 UHF19チャンネル(506〜512MHz)(予定)
2020年3月(予定)
◎福岡市早良区 UHF51チャンネル(698〜704MHz)(予定)
2020年2月(予定)
地デジ高度化実験受信対策センター
http://tvkoudoka.jp/
地デジ高度化実験受信対策センター 電波発射のスケジュール
http://tvkoudoka.jp/schedule.html
[QSL返信情報]
(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数
●マリンエフエム(マリンFM)
(1)2019年8月6日・86.1MHz (2)PFC、82円切手 (4)QSLカード(データ記入あり。8)、TIME TABLE (5)105日
http://tvfmdx.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-25284d.html
(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順
主な略語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス SJ=ステーションジングル
All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000A+3, ICOM IC-R7000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES
( For Europe ), KENWOOD KT-6040 ( For Europe ), TECSUN PL-398MP
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : KUROUTOSHIKOU SAA7135-STVPCI/R ( Capture board )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES, KT-6040 )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, AR5000A+3 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )
情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。