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2022.10.21 UP
[受信情報]
◆グランドウェーブによる受信
■日本
●ねりまくりんさいじっけん…77.1MHz
東京都練馬区の臨時災害放送の実験試験局。練馬まつりでの臨時災害放送の訓練に伴う実験試験局。
10月16日, 1147 c/on(?)~1501 c/off, SINPO35353。
1147にc/on(?)、1147~1501は次のようなID、臨時災害放送の説明アナウンスが女声2人で交互に繰り返し流れた。
「こちらはねりまくりんさいじっけんです。総務省関東総合通信局から免許が付与され、周波数77.1メガヘルツ、出力45ワットで実験試験局から電波を送信しています。本日は練馬まつりの会場である南町小学校において臨時災害FM放送の訓練を行っています。練馬区では今後起こることが予想されている大規模な災害に備えて臨時災害放送局の機材を導入しました。(略)」
1501に男声で放送終了アナウンスが次のように出てc/offした。
「こちらはねりまくりんさいじっけんです。ただいまをもちまして電波を停止します」
混変調オバケが被ってくるため、AR5000のアッテネーターをATT 10dBにして、アンテナ方向を微調整すると聞きやすくなった。電波が弱いためかステレオチューナー
SONY ST-SA50ESでのステレオ受信はできなかった。
関東総合通信局や練馬区役所のサイトによるとこの日の1000~放送開始の予定だったが、1000を過ぎて受信帯域IFを調整しても受信できなかったので、最初は電波が出ていなかったように思う。その後、混変調オバケを聞いていると、1147に混変調オバケの音が小さくなり(c/on?)、上記のアナウンスが聞こえ始めた。同日1119のTwitter現地受信情報によると断続送信だったとのことで、午前中の断続送信の間は混変調オバケの調整が悪かったため電波が出ているのに気付かなかったのかと思う。
◎関連サイト
総務省|関東総合通信局|練馬区が「練馬まつり」で放送試験 -自治体初の臨時災害放送局(FM)専用周波数(77.1MHz)を活用した放送試験-
https://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/2022/1014ho.html
臨時災害放送(FM放送)訓練を実施します:練馬区公式ホームページ
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/koho/oshirase/rinsaikunren.html
◆スプレッドFによる受信
■フィリピン
●TV5…A2ch
10月8日, 2100~2149 f/out, 映像・音声共受信。55.25/59.75MHz。今サイクルのサイクル25では初めて夜間のスプレッドFでフィリピンTVを受信した。映像は時々薄く像を結ぶ程度で主に音声を受信。
2130まではコメディドラマ"Oh My Korona"。2130にフィリピンのTVでよく聞けるMTRCB(Movie and Television Review and Classification Board)の視聴年齢制限評価のアナウンスが"Ang susunod na programa ay rated PG. ... sa mga batang manonood"と出て、2130~はコメディドラマ"Kalye Kweens"になった。
音声で2147に番組宣伝スポットが"... Sunday sa TV Five ..."と出て局名確認。
55.25MHzの映像信号は23時を過ぎても入感していた。
Manilaの新局ALL TV(AMBS)をスプレッドFでも受信してみたい。
[受信以外の情報]
■日本
●地上デジタル放送の高度化(4K・8K)に向けた実証実験(地デジ4K8K実験試験局)の電波発射スケジュール続報
TV-FM DX Report 2022.09に報告した以降、地デジ高度化実験受信対策センターのサイトに掲載されている地上デジタル放送の高度化(4K・8K)に向けた実証実験の電波発射スケジュールで、10月~12月のスケジュールが下記の通り追加・修正されている。2022年10月5日閲覧。
土日祝日は除く。下記スケジュールで該当する祝日は8月11日(木)、9月19日(月)、9月23日(金)、10月10日(月)、11月3日(木)、11月23日(水)。
◎東京都港区 UHF28チャンネル(560~566MHz)
9月26日(月)~11月8日(火)、11月10日(木)~12月23日(金) 1kW(定格出力) 1000~1800
◎名古屋市昭和区 UHF35チャンネル(602~608MHz)
9月20日(火)~10月4日(火)、10月11日(火)~10月28日(金)、11月21日(月)~12月2日(金) 1kW(定格出力) 1000~1800
◎愛知県弥富市 UHF25チャンネル(542~548MHz)、UHF35チャンネル(602~608MHz)
9月20日(火)~10月4日(火)、10月11日(火)~10月14日(金) 35ch 10W(定格出力) 1000~1800
◎三重県津市 UHF25チャンネル(542~548MHz)
11月14日(月)~12月2日(金) 30W(定格出力) 1000~1800
◎三重県伊勢市 UHF25チャンネル(542~548MHz)、UHF35チャンネル(602~608MHz)
11月14日(月)~11月18日(金) 25ch 10W(定格出力) 1000~1800
◎大阪府東大阪市 UHF19チャンネル(506~512MHz)
10月5日(水) 1kW(定格出力) 0930~1300
10月6日(木)、10月11日(火)~10月20日(木)、10月24日(月)、10月26日(水)~11月7日(月)、11月11日(金)~11月24日(木)、11月29日(火)~12月1日(木)、12月5日(月)~12月6日(火) 1kW(定格出力) 0930~1800
12月7日(水) 1kW(定格出力) 0930~1300
12月8日(木) 1kW(定格出力) 0930~1800
12月9日(金) 1kW(定格出力) 0930~1400
12月13日(火)~12月14日(水)、12月16日(金)~12月19日(月)、12月22日(木)、12月26日(月)~12月27日(火) 1kW(定格出力) 0930~1800
◎福岡市早良区 UHF51チャンネル(698~704MHz)
8月8日(月)~12月6日(火)、12月12日(月)~12月23日(金) 1kW(定格出力) 1000~1800
地デジ高度化実験受信対策センター
http://tvkoudoka.jp/
地デジ高度化実験受信対策センター 電波発射のスケジュール
http://tvkoudoka.jp/schedule.html
■大韓民国
●2022年11月8日をもって更に多くの韓国ラジオ局が中波を事実上廃止
各局公式サイトによると、2022年9月8日に続き、2022年11月8日をもって更に多くの韓国ラジオ局が中波を事実上廃止することがわかった。FM局ではないが、パラチェックできる中波周波数が減ったり、時報前のIDが変更されると思われるため報告する。
原文は長いため要所を要約して報告する。6か月の運用休止後の予定を書いていないラジオ局も他局同様、6か月の運用休止後に中波を送出中止すると思われる。どの局も標準FMを代替受信するように勧めている。
◎SBS Love FM 792kHz HLSQ
SBS AM放送局(792kHz)は運用休止期間が2022年11月8日~2023年5月7日で、6か月休止後は終了予定。
SBS AM放送(792kHz)サービス休止案内 2022年10月4日付
https://www.sbs.co.kr/radio/radioNotice.html?cmd=view&page=1&board_no=305
◎文化放送(MBC)(ソウル) 900kHz HLKV
2022年11月8日に文化放送AM放送局を6か月間運用休止する予定。6か月運用休止後はAM放送局を送出中止する予定。
文化放送AM放送局運用休止案内 日付記載なし
https://www.imbc.com/notice/notice_2018/3686275_75022.html
◎大田文化放送(大田MBC) 765kHz HLCQ
大田文化放送は2022年11月8日にAM放送局(765kHz)を6か月間運用休止後に送出中止する予定。
大田MBC AM放送局運用休止 2022年10月7日付
https://tjmbc.co.kr/board/SxUiu5Ln6g0YdxymS4o8/single/l4RDHXxm6H
◎MBC忠北 清州放送局 1287kHz HLAX (局名はWikipedia韓国語版による)
MBC忠北 清州AM放送局は中波1287kHz AM放送を2022年11月8日から6か月予定で一時中断。
MBC忠北 清州AM放送 中波1287kHz 運用休止案内
(トップページにポップアップでお知らせが出る。2022年10月6日閲覧)
http://www.mbccb.co.kr/rb/
◎蔚山文化放送(蔚山MBC) 846kHz HLAU
2022年11月8日から846KHz AM放送局を6か月間運用休止する予定。6か月運用休止後はAM放送局を送出中止する予定。
AM放送局中断案内 2022年10月7日付
https://www.usmbc.co.kr/board/crm-think/single/u4CfE--pwjY
◎MBC慶南 昌原放送 990KHz HLAP (局名はWikipedia韓国語版による)
2022年11月8日からMBC慶南 昌原AM放送(990kHz)を6か月間運用休止する予定。6か月運用休止後はAM放送を送出中止する予定。
昌原AM放送運用休止通知 2022年10月7日付
https://mbcgn.kr/board/notice/single/HkooEDnL__kUOM
◎浦項文化放送(浦項MBC) 1107kHz HLAV
2022年11月8日から浦項文化放送 AM放送局を6か月間運用休止する予定。
AM放送局運用休止に伴うリスナー通知 2022年10月8日付
http://www.phmbc.co.kr/www/viewer_center/notice?idx=215922&mode=view
◎光州CBS 999kHz HLCL
光州CBS AM放送局は中波999KHz AM放送を2022年11月8日から2023年5月7日まで運用休止。
CBS光州AM放送局運用休止計画 2022年9月30日付
http://www.gjcbs.co.kr/board.es?mid=a10501000000&bid=0023&act=view&list_no=78
◎全北CBS 1314kHz HLCM
全北CBS AM放送局は<中波1314KHz> AM放送を2022年11月8日(火)~2023年5月7日(日)まで運用休止する。
全北CBS AM放送(中波1314KHz)運用休止案内 2022年10月7日付
https://jbcbs.co.kr/cbs_board/34500
◎釜山CBS 1404kHz HLKP
釜山CBS AM局は中波1404KHz AM放送を 2022年11月8日から2023年5月7日まで運用休止。6か月の運用休止後は、AM放送局を送出中止する予定。
釜山CBS AM放送局運用休止通知 2022年10月8日付
https://bscbs.co.kr/index.php?mid=sub6_1&document_srl=55396&listStyle=list
▽未確定
◎MBC江原嶺東 江陵放送局 1287kHz HLAF (局名はWikipedia韓国語版による)
公式サイトにお知らせは見当たらないが、Wikipedia韓国版に2022年11月8日に地上波AM放送6か月一時休止、2023年5月8日に地上波AM放送終了と書いてある(ソース不明)。2022年10月8日閲覧。
https://ko.wikipedia.org/wiki/MBC%EA%B0%95%EC%9B%90%EC%98%81%EB%8F%99_%EA%B0%95%EB%A6%89%EB%B0%A9%EC%86%A1%EA%B5%AD#%EB%9D%BC%EB%94%94%EC%98%A4%EB%B0%A9%EC%86%A1
公式サイトには掲示板にリスナーからの質問がある。
https://www.mbceg.co.kr/post/100474
▽MBCで公式サイトのお知らせに中波廃止の記事が見当たらない局
中波放送継続?
◎全州文化放送(全州MBC) 855kHz HLCX
https://www.jmbc.co.kr/program/board/jmbc_000001/64/13
◎光州文化放送(光州MBC) 819kHz HLCN
https://kjmbc.co.kr/board/notice
[QSL返信情報]
(1) 受信日・受信周波数/チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数
●ねりまくりんさいじっけん
(1)2022年10月16日・77.1MHz (2)PFC、84円切手、返信用自分宛て宛名シール (4)サイン入り確認済みPFC、礼状 (5)4日
東京都練馬区
TV-FM DX QSL Gallery
(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順
主な略語・用語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス Canned ID=録音されたID SJ=ステーションジングル
主持人=中国の放送の番組ホスト
All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe
), KENWOOD KT-6040 ( For Europe ), SONY ICF-SW7600GR
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES, KT-6040 )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of AR5000A+3, AR5000 )
情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。