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2022.11.13 UP
[受信以外の情報]
■日本
●地上デジタル放送の高度化(4K・8K)に向けた実証実験(地デジ4K8K実験試験局)の電波発射スケジュール続報
TV-FM DX Report 2022.10に報告した以降、地デジ高度化実験受信対策センターのサイトに掲載されている地上デジタル放送の高度化(4K・8K)に向けた実証実験の電波発射スケジュールで、10月~12月のスケジュールが下記の通り追加・修正されている。2022年11月13日閲覧。
土日祝日は除く。下記スケジュールで該当する祝日は8月11日(木)、9月19日(月)、9月23日(金)、10月10日(月)、11月3日(木)、11月23日(水)。
◎東京都港区 UHF28チャンネル(560~566MHz)
9月26日(月)~11月8日(火)、11月10日(木)~12月23日(金) 1kW(定格出力) 1000~1800
◎名古屋市昭和区 UHF35チャンネル(602~608MHz)
9月20日(火)~10月4日(火)、10月11日(火)~10月28日(金)、11月21日(月)~12月2日(金) 1kW(定格出力) 1000~1800
◎愛知県弥富市 UHF25チャンネル(542~548MHz)、UHF35チャンネル(602~608MHz)
9月20日(火)~10月4日(火)、10月11日(火)~10月14日(金) 35ch 10W(定格出力) 1000~1800
◎三重県津市 UHF25チャンネル(542~548MHz)
11月14日(月)~12月2日(金) 30W(定格出力) 1000~1800
◎三重県伊勢市 UHF25チャンネル(542~548MHz)、UHF35チャンネル(602~608MHz)
11月14日(月)~11月18日(金) 25ch 10W(定格出力) 1000~1800
◎大阪府東大阪市 UHF19チャンネル(506~512MHz)
10月5日(水)~12月27日(火) 1kW(定格出力) 0930~1800
◎福岡市早良区 UHF51チャンネル(698~704MHz)
8月8日(月)~12月6日(火)、12月12日(月)~12月23日(金) 1kW(定格出力) 1000~1800
地デジ高度化実験受信対策センター
http://tvkoudoka.jp/
地デジ高度化実験受信対策センター 電波発射のスケジュール
http://tvkoudoka.jp/schedule.html
■大韓民国
●2022年11月8日をもって更に多くの韓国ラジオ局が中波を事実上廃止(続報)
TV-FM DX Report 2022.10に報告した11月8日に中波を事実上廃止する韓国ラジオ局のうち、MBC江原嶺東 江陵放送局 1287kHz HLAF(局名はWikipedia韓国語版による)についてはWikipedia韓国語版に事実上の中波廃止の記載があるが、公式サイトにお知らせは見当たらないため、未確定としていた。
11月13日にWikipedia韓国語版を閲覧すると、10月28日に「江陵放送局のAM中断は決まっていない」として文章が削除されていた。公式サイトには相変わらず中波廃止のお知らせは見当たらない。このことから同局は中波放送を継続している可能性がある。MBC各局の公式サイトのお知らせに中波廃止の記事が見当たらない局は次の3局になる。
▽MBCで公式サイトのお知らせに中波廃止の記事が見当たらない局
中波放送継続?
◎光州文化放送(光州MBC) 819kHz HLCN
光州文化放送のAM(819KHz)ラジオは休止なしで正常運用しており現在休止計画はないとお知らせに明記された。
文化放送AM放送局運用休止案内 2022年11月9日付
https://kjmbc.co.kr/board/notice/single/sHV28bKMif8N
https://kjmbc.co.kr/board/notice
◎全州文化放送(全州MBC) 855kHz HLCX
https://www.jmbc.co.kr/program/board/jmbc_000001/64/13
◎MBC江原嶺東 江陵放送局 1287kHz HLAF (局名はWikipedia韓国語版による)
https://www.mbceg.co.kr/board/cp_12
●韓国中波の11月8日停波状況受信モニター
FM-DXに直接関係ないが、中波が廃止されると、パラチェックできる中波周波数が減ったり、時報前のIDが変更されると思われるため、TV-FM DX Report 2022.10報告の各局公式サイトのお知らせで11月8日に事実上の中波廃止が予定されている10局の韓国のラジオ局のうち、当地東京西部で良好に受信できる次の3局を11月7日夜~11月8日夜に受信モニターした。「 」内は59分のIDで実際に告知していた局名。
◎「SBS Love FM」(ソウル) 792kHz HLSQ
11月7日2055~2110、2255~11月8日0224、11月8日0316~0505 f/out、0559受信。
11月7日2059,2259のIDではAMとFM両方の周波数を告知していたが、11月8日0159のIDではFM周波数のみを告知していた(11月7日2359、11月8日0059,0359,0459のIDは不明瞭)。
11月8日の朝は電波が弱く、0505に入感しているのかどうかわからなくなったが、0559(55秒)に同局の印象的な時報の一部の小鳥の鳴き声が聞こえたのでこの時点までは電波が出ていたようだ。11月8日2045~2105の受信チェックでは受信できず、既に停波したようだ。
◎「MBCラジオ」(ソウル) 900kHz HLKV
11月8日0245~0315受信。
前日11月7日0459のIDではAMとFM両方の周波数を告知していたが、11月8日0259のIDではFM周波数のみを告知していた。
上記受信時間には電波が出ていたが、11月8日2145~2205の受信チェックでは受信できず、既に停波したようだ。
◎「光州CBSラジオ」 999kHz HLCL
11月7日2150~2210受信。
2159のIDはFMとAM両方の周波数を告知。
上記受信時間には電波が出ていたが、11月8日2245~2305の受信チェックでは受信できず、既に停波したようだ。
◎この他の局は国内民放が停波する月曜早朝でないと受信困難だったり、元々受信困難なため受信チェックができていない。
●韓国ラジオ局の中波受信の受信報告書に対する返信状況
9月8日と11月8日の事実上の中波廃止前に中波が受信できた韓国局10局程度に受信報告書を送った。FM受信ではないが、参考のためにこれまでに返信があった局を「受信以外の情報」に報告する。フォーマットは「QSL返信情報」と同じ。
(1) 受信日・受信周波数/チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語 (4) 返信物 (5) 返信日数
◎釜山MBCラジオ
(1)2022年9月7日・1161kHz (2)受信音声録音CD、米1ドル紙幣1枚、返信用自分宛て宛名シール、QSLカードとQSLレターの例のコピーなど (3)英語、韓国語(両者ほぼ同一内容。韓国語はGoogle翻訳で訳したものを自分で微修正) (4)QSLレター(英語。受信データ記入あり) (5)20日
Director of Technologyから返信
封筒記載の宛先・住所
<韓国語>
부산문화방송(주)
48276 부산광역시 수영구 감포로 8번길 69
<英語>
Busan Munhwa Broadcasting Corp.
69 Gampo-ro 8beon-gil, Suyoung-gu, Busan, 48276, Korea
Konsu BCL/DX Blog
◎原州文化放送
(1)2022年8月22日・1242kHz (2)米1ドル紙幣1枚、返信用自分宛て宛名シール、QSLカードとQSLレターの例のコピーなど (3)英語、韓国語(両者ほぼ同一内容。韓国語はGoogle翻訳で訳したものを自分で微修正) (4)韓国語QSLレター(受信データ記入あり)、英語QSLレター(受信データ記入あり)、内封筒 (5)28日(EMSで返信)
返信部署は記載なし。
内封筒記載の宛先・住所
<韓国語>
원주문화방송(주)
26412 강원도 원주시 학성길 67
<英語>
Wonju Munhwa Broadcasting Corp.
67 Hakseong-gil, Wonju, Gangwon 26412, Korea
Konsu BCL/DX Blog
■中華人民共和国
●中国の国家広播電視総局が今年も放送局一覧を発表
中国の国家広播電視総局は数年前から放送局一覧を発表しているが、今年も下記のような放送局一覧が発表された。
地級以上広播電視播出机構及頻道頻率名録(截至2022年9月) 2022年10月31日掲載
http://www.nrta.gov.cn/art/2022/10/31/art_69_62604.html
県級広播電視播出机構名録(截至2022年9月) 2022年10月31日掲載
http://www.nrta.gov.cn/art/2022/10/31/art_69_62605.html
教育電視台及頻道名録(截至2022年9月) 2022年10月31日掲載
http://www.nrta.gov.cn/art/2022/10/31/art_69_62607.html
これは周波数リストではなく、国家広播電視総局がまとめている各放送局の「公式の」放送局名、系統名の一覧である。ご存じのように実際に放送で告知している局名はこの通りではないため、あまり役に立つものではない。
ただ、今回発表された一覧で目についたのは県級局の名称が「××広播電視台」ではなく、「公式」でも「××融媒体中心」になっている局が多くなっていることである。数年前から県級のFM局が「××融媒体中心」を名乗っているのがEスポで度々受信できていたが、国家広播電視総局の一覧でもこれが確認されたことになる。
一方で一部の省級局・地級局の中には「××広播電視台」ではなく、昔のままラジオは「××人民広播電台」、テレビは「××電視台」となっている局がある。
いずれにせよ、中国の放送局が告知する局名は同じ放送局であっても、その時々によってバラバラなため、「放送で実際に告知していた局名を受信局名として表記する」という私の個人的な原則には変わりがない。
(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順
主な略語・用語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス Canned ID=録音されたID SJ=ステーションジングル
主持人=中国の放送の番組ホスト
All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe
), KENWOOD KT-6040 ( For Europe ), SONY ICF-SW7600GR
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES, KT-6040 )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery
of FM stereo of AR5000 )
情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。