TV-FM DX Report 2001.04 2001.05.25 UP


[ 受信情報 ]

◆グランドウェーブによる受信◆

■日本

●NHK浦和FM放送→NHKさいたまFM放送…85.1MHz(S)

 4月1日、NHK浦和放送局がNHKさいたま放送局に改称したのに伴い(5月に浦和、大宮、与野の3市が合併して「さいたま市」になるのに伴う改称)、FM放送の局名も「NHK浦和FM放送」から「NHKさいたまFM放送」に改称した。3月31日の夕方以降、ニュース・天気予報の枠を中心にタイマー録音も含めてチェックした。
▽3月31日
 NHK浦和FM放送最後のIDは1859に出たものだったようだ。
「JOLP-FM。NHK浦和FM放送です」(女声)
 ローカル枠は少なくとも夕方以降は全て関東または関東・甲信越ネットで、浦和ローカルは放送されていなかった。
▽4月1日
 『ラジオ深夜便』の後、0459にNHKさいたまFM放送最初のIDが出た。
「JOLP-FM。NHKさいたまFM放送です」(女声)
 ローカル枠は朝、昼、夕方は全て関東または関東・甲信越ネットで、さいたまローカルは放送されていなかった(23時前後の枠は未チェック)。NHKさいたま放送局のホームページの番組表 < http://www.nhk.or.jp/urawa/schedule.html > にあるようにさいたまローカルは平日のみで、土日は放送されていないのだろう。
 なお、FMで放送されている朝、昼、夕方のニュースを聞いた限りでは、0710-0715の関東ローカルのニュース、1200-1210の全国ネットニュースにおいて、NHK浦和放送局がNHKさいたま放送局に改称した旨を伝えていた(昼のNHK総合テレビの全国ネットニュースでも同様に伝えていたのを見た)。
▽4月2日
 朝のローカル枠は関東または関東・甲信越ネットで、最初のさいたまローカルは1150-1200の『さいたま情報ランチ』だった。この番組冒頭と1210-1215のさいたまローカルニュースで浦和放送局からさいたま放送局に変わった旨を伝えていた。なお、『さいたま情報ランチ』は放送でのアナウンスや先のHPの番組表では昼の時間を一括りとして、1150-1215が『さいたま情報ランチ』となっている。
 それよりもこの日初めて知ったのだが、同局は平日1159のローカルIDを生放送でアナウンスしているのである! さいたまローカル枠の終了部分でアナウンスしているのだが、しっかりトチっており(笑)、「……夜には雨の見込みです。ジェイポー。(言い直して)JOLP-FM。お聞きの放送はNHKさいたまのFM放送です。この後全国のニュースに続いて……」と言っていた。NHKの生放送のローカルIDは初めて聞きましたが、こんな例は他にもあるのだろうか?


◆Eスポによる受信◆

■中華人民共和国


●昨年のEスポシーズンに受信した中国局の録音をアジア放送研究会の山中明さんに聞いて頂き、お返事の内容を別ページに掲載した。

TV-FM DX Report 2001.04-2


■中華民国

●昨年のEスポシーズンに受信した台湾局の録音をアジア放送研究会の山中明さんに聞いて頂き、お返事の内容を別ページに掲載した。

TV-FM DX Report 2001.04-2


◆F2、スプレッドFによる受信◆

■フィリピン

●PTV…A2ch

 4月3日, 2339-2410, 音声のみ, -/fair。"National Network News"の後、2344〜何かのスポットが"PTV is one of nation ..."、2347〜男性の"PTV ..."のアナウンスに続いてバスケットボールの中継になり、途中に何度かCMがあった。英語。
 4月6日, 0058-0117, 音声のみ, -/fair。スポーツ中継で、0110-0111にCM、0115-0116にスポットが"... サ PTV"と出た。
 全て英語放送。
 PTVはサイクル22の1989年の受信では番組宣伝スポットで"... on People's Network"という言い方をしていたが、今はこの言い方はしていないようで、単に"PTV"と称しているようだ。

●ABS-CBN General Santos…A3ch
 4月2日, 0035-0053*, 音声のみ, -/fair。A2,A3,A4chパラでABS-CBNが強力に入感しており、普段同波の業務局に潰されてることの多いA3ch音声が業務局をヌルポイントに追い込むと、業務局の混信をほとんど感じずに良好に聞こえたのでそのまま聞いていた。映画が終わり、0049になると、2局別局が混信しているのに気付いた。映画の時間は全国ネットのため、2局入感しているのに気付かなかったようだ。
 うち1局は0049に男性のトーク、ABS-CBNのテーマ曲、そして0050に終了アナが次のように出た。
 "This is ABS-CBN Broadcasting Corporation Channel 3 General (Santos), a commercial television station, transmitting on five kilo watts transmit output, ... BSD dash zero one ... オプライズイング this station ... studio located at ... General Santos City, ... (located at) ... General Santos City. Channel 3 engineering ... by the following personal ... license ... Commission and (National) Telecommunication Commission. Engineer(人名)... <以下同様数名>. This is ABS-CBN Channel 3 General Santos. (Now sign off)."
 コールサインは出てこなかった。その後、0051 国歌、0052 s/off、無音、0053 c/off。
 A4chのABS-CBNも同時刻にs/offしたようで、0054にはいなくなっていた。

●ABS-CBN(ロケーション不明)…A3ch
 4月2日, 0049-0050+, 音声のみ, -/poor。上記のGeneral Santosに混信していたもう1局のABS-CBN。映画が終わった後、0049にABS-CBNのテーマ曲、終了アナが出たが、General Santosの混信のため、"This is ABS-CBN Broadcasting Corporation Channel ... commercial television station ..."としか聞き取れず、そのままGeneral Santosに潰されてしまった。ABS-CBNの終了アナのパターンから考えて恐らく"Channel (3)"の後にロケーションをアナウンスしていると思うのだが、聞き取れず、残念。

●ABS-CBN Metro-Manila…A2ch
 4月2日, 0055-0121*, 音声のみ, -/fair。A3,A4chのABS-CBNはs/offしたが、A2chのABS-CBNだけは放送が続いていた。ニュースの後、0117に終了アナが次のように出た。
 "This is ABS-CBN Broadcasting Corporation, a commercial television station, transmitting on output sixty kilo watts ... in sixty kilo watts ... and ... forty six ..., a プレビット number BSD dash zero one O seven dash two ..., オプライズイング this station to operate until December thirty one, two thousand two. Channel 2 studio and transmitter are located at ABS-CBN Broadcasting Center on サージット Esguerra Avenue, Diliman, Quezon City, Philippines. Channel 2 engineering ... by the following personal ジーニー license by the Professional Regulation Commission and National Telecommunication Commission. Engineer(人名)ECE number two six seven seven. <以下同様数名>. This is ABS-CBN Channel 2. Now sign off."
 その後、0119 国歌、0120 変調音、0121 c/off。
 なお、同局のc/off後、A2chではABCが良好に入感していたが、0142に映画の途中で突然無音になり、0143にc/offしてしまった。終了アナなし(涙)。

●不明フィリピンFM…89.1MHz
 4月4日, 2337-2410+, poor。Popsがかかっており、その合間に2339 SJ(?)&ID(?), 2344 SJ(?), 2349 SJ(?), 2358 SJ(?), 2406 トーク&SJ(?)が出たが、局名らしきものは聞き取れなかった。結構内容が楽しめるくらい良く入っていたのだが……。
 他にフィリピンのFMと思われるものが2410頃のf/outまで88.5,89.3,89.5MHzで入っていたが、この日は私が今まで受信した中では一番信号が強かったと思う。

●ABS-CBN…A2ch(C)
 4月22日, 0035-0135*, 映像・音声共, fair/good。画像は比較的安定しており、スプレッドFではサイクル22以来久しぶりにカラー受像が出来た。s/off時まで映像・音声共に受像・受信出来た。踊りの番組の後、0038〜インド音楽についての女性トークプロ、0127〜"Sports Unlimited"(0037,0143に番組宣伝スポットが音声で"... ABS-CBN")、0158〜"Weekend News"、0231〜終了アナが音声で"This is ABS-CBN Broadcasting Corporation ..."(終了アナのパターンからMetro-Manila局かと思う)と出て、0233 国歌、0234 カラーバー&変調音、0235 c/off。55.25/59.75MHz。


■不明国(チリ?)

●不明局…47.90MHz

 その後もMDタイマー録音を行い、下記のように受信した。全てEasy Listeningのみで、FM Narrowでの受信。
▽4月7日, +1044-1045+,+1049+,+1052+,+1053+,+1055-1109+,+1111-1115+, poor。
▽4月8日, +1010-1057+,+1100-1101+,+1102-1120+,+1122+,+1125-1128+, poor。1041と1113から数分間は別内容の2局が混信しており、後者はそれまで入感していた局をつぶして、後から入感してきた局に入れ替わっていた。2局混信しながら受信したのは初めて。この1045前後と1115前後はFBだった。内容は全てEasy Listening。
▽4月10日, +0745-0810+,+0813-0823+, poor。
▽4月13日, +1026-1032+, poor。

 なお、"TV-FM DX Report 2001.03"に書いたSCAMUSICA(Sociedad De Difusion De Musica Ambiental Scamusica Ltda.)宛てに、3月22日, +0958-1103+受信の受信報告書もどきの手紙と受信テープなどを送ったところ、同社の放送のChannel One Orquestral, Instrumentalの系統であるとの返信があった。チリのVHF帯の放送が受信出来たとは信じられない気持ちだ。
 詳しいことは、下記コンテンツにまとめたので、参考にして欲しい。

47.90MHzのBGM放送の受信とチリのSCAMUSICAからの返信



[ 受信情報以外の情報 ]

■大韓民国

●AFKNがAFN Koreaに改称

 3月末〜4月初めにインターネット上で情報が駆け巡ったので、ご存知の方も多かっただろうが、同局のHP < http://afnkorea.com/ > によると、4月2日からAFKNがAFN Koreaに改称した。ロゴマークも変わり(同局のHP参照)、恐らく同局のTVに出てくる局マークも変わっているものと思われる。FMの愛称は変更なく、Eagle FMのまま。HPにはロゴマークの看板の取り替え作業風景の写真もあった。


■ブルネイ

●Radio Bruneiのインターネット放送

 同局のHP< http://www.rtb.gov.bn/ >内の下記ページで同局のインターネット放送が聞ける。

http://www.rtb.gov.bn/netradio/index.htm

 同ページに"Rangkaian Pilihan / Nur Islam are now online."と書いてあるように、日によって95.9/96.9MHzの系統(Rangkaian Pilihan)が流れている日と、Rangkaian Nur Islamの系統が流れている日があるようだ。21〜23時台に何度か聞いた限りでは、前者は英語DJや英語ニュース(周波数アナは頻繁に出ていたが系統名は未確認)、後者はその名の通りイスラム風の放送で、正時には英語も含めて各国語でIDが出ていた。
 同局の系統については、HPに"Presently, there are five radio networks - 'Nasional', 'Harmoni', 'Pelangi', 'Nur Islam' and 'Pilihan' airing to different audienceship."と記載がある。
 なお、私は同局のHPの古いURLは知っていたが、いつの間にか移転しており、新しいURLは私のHP上において、長老さんより教えて頂いた。TNXです。


■マレーシア

●RTMのTVインターネットライブ放送とTV・FM公式リスト

 今まで事あるごとにRTM tv1のライブ放送として

http://prisma.mmu.edu.my/gong/livevideo.cgi

を紹介していたが、RTMのライブ放送は下記のアドレスでも見れる。
下記のアドレスは以前から同局のHPにあったものの、いつもエラーが出ていて見れなかったものだが、3月下旬頃からよく見れるようになった。tv2も見れてこれまたパラチェックに使えそうだ。ただ、これら3つのライブ放送共にエラーが出て見れないことも相変わらずよくある。なお、3つ共、全てRealPlayer。

tv1
http://202.190.233.11:8080/ramgen/encoder/live.rm

tv2
http://202.190.233.11:8080/ramgen/encoder/live2.rm

tv2を少し見たところ、番組宣伝スポットの際には画面の隅などにtv2の局マークがあり、ラストには音声で"... only on tv two", "... on tv two"とアナウンスされていた。英語のドラマは画面下部にマレー語のテロップ入りだった。
また、ア放研掲示板の福永さんの書き込みを拝見して知ったのだが、同局のHPにいつの間にかFMとTVの公式リストが掲載されている(Netscape 6のページ情報で調べたところ、今年2月14日更新)。

http://www.rtm.net.my/facilities.html



[ QSL返信情報 ]

(1)受信日・周波数/ch (2)同封物 (3)受信報告作成言語 (4)返信物 (5)返信日数

●チリ/SCAMUSICA
(1)2001年3月22日・47.90MHz (2)受信テープ、米1ドル○○2枚(一部伏字……汗) (3)英語 (4)QSLレター、ステッカー、蝶のシール (5)19日



(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, YAESU FRG-9600, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ICF-SW55
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Victor AT-A20 ( For ST-SA50ES )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


Logs 2001.04>


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