TV-FM DX Report 2019.06 2019.06.30 UP


[受信情報]

◆グランドウェーブによる受信

■日本

●エフエムしながわ・FMしながわ…88.9MHz(S)
〔開局日〕
 6月1日, 0951〜1456 b/out, SINPO45454〜43453〜41451。この日の1200に開局。
 1159までは試験電波で、音楽と4〜18分おきに日本語と英語のID(4月22日と同じもの)。日本語のIDのみ、英語のIDのみの時もあった。
 1159に試験放送の終了アナウンスが次のように出た。「試験電波」ではなく「試験放送」と言っていた。
 「JOZZ3CR FM、JOZZ3CR FM。こちらはエフエムしながわです。周波数88.9メガヘルツ、出力20ワット。ただいまをもちまして試験放送を終了します。なお、本放送開始はこの後正午を予定しています。」(男声)
 そして1200に開局、本放送開始アナウンスが次のように出た。
 「JOZZ3CR FM、JOZZ3CR FM。こちらはエフエムしながわです。周波数88.9メガヘルツ、出力20ワットでただいまから本放送を開始します。JOZZ3CR FM、JOZZ3CR FM。こちらはエフエムしながわです。周波数88.9メガヘルツ、出力20ワットでただいまから本放送を開始します。」(男声)
 1200に一般人(?)の開局アナウンス「FMしながわ開局」、1201〜株式会社エフエムしながわ代表取締役の開局挨拶、1202〜音楽が流れ、1202〜1232は「ほっとラジオしながわ」特別バージョンになった。
 「ほっとラジオしながわ」特別バージョンはパーソナリティが「品川区広報情報番組 ほっとラジオしながわ」のメインパーソナリティの原つとむ、環友加里で、同番組の紹介、品川区広報広聴課シティプロモーション担当者を呼んで「品川区ご当地イントロドン」をするものだった。
 途中SJが1206に「Eighty eight point nine. FM Shinagawa」(男女声)、1230に「Eighty eight point nine」(男女声)と出た。
 その後、1232にSJ「... FM Shinagawa」(混信で一部聞き取れず)(男女声)、1232〜音楽(途中1237, 1247, 1250, 1255に13時からの開局特番の案内、1237, 1247, 1255にSJ「FM Shinagawa」(男女声))、1256〜「FM Shinagawa Traffic and Weather」(天気予報、鉄道情報)、1256にCannned ID「お聞きの放送局はFMしながわ、88.9メガヘルツです」(女声)、1257にCannned ID「FM Shinagawa. Eighty eight point nine」(女声)、Cannned ID「お聞きの放送局はFMしながわ、88.9メガヘルツです」(女声)、Cannned ID「FMしながわ。88.9メガヘルツ」(女声)、1258〜CM、番組宣伝スポット、1259にSJ(1206と同じ)、ID「お聞きの放送局は88.9メガヘルツ、FMしながわです」(男声)。
 1300〜「Link Saturday」。
 この「Link Saturday」は神奈川県横浜市青葉区のFM Salusのレギュラー番組だが今日からFMしながわでも放送されるようになったもので、パーソナリティは木村英理(13時台前半はFMしながわパーソナリティの環友加里も参加)、今日は“FMしながわ開局おめでとう特番”の特別バージョンで、品川区戸越銀座のコミュニティスポットしなココ戸越銀座からの公開生放送となっていた。
 内容はFMしながわの紹介、「ほっとラジオしながわ」の紹介、品川区区長をゲストに呼んでトーク、品川区各地区の町会自治会の連合会会長からの開局お祝いメッセージ、近隣局のエフエム世田谷とかわさきFMのパーソナリティから電話でお祝いメッセージ、環がFMしながわを広め隊として開局PRを大井駅前から中継、「Linkミュージックランキング」などだった。
 途中1356〜1400は1256〜1300と同じく「FM Shinagawa Traffic and Weather」、Canned ID、CM、番組宣伝スポット、SJ、IDがあった。
 Eスポ入感の中国や台湾のFMが10時過ぎ〜11時半頃、12時台後半に時々混信し、その後もたまに混信してきたが、14時半過ぎ〜再び混信してきて、1438〜は混信が酷くて混信の中から時々聞こえる程度で内容がよくわからなくなり、1456には完全にb/outされた。同局サイト番組表 < https://www.fm-shinagawa.co.jp/?page_id=62 > によると「Link Saturday」は1530までなので1531までワッチして打ち切った。開局の1200前後は混信が全く無かったのはラッキーだった。
 開局後初めて流れたCMは1258の日立グループ。開局後初めて流れた音楽は1206の女声ボーカル洋楽(曲名不明)。
 リスナーからのメッセージは聞いた限りでは全く紹介されていなかった。
 公式サイト(開局日6月1日の11〜13時台の間に正式なものに更新された)
https://www.fm-shinagawa.co.jp/
 公式Twitter(開局日6月1日の12:42開設)
https://twitter.com/fmshinagawa

◆Eスポによる受信

■日本

●不明国内FM…76.9MHz(S)
 6月1日, 1707〜1725 f/out。女性パーソナリティ2人による演歌リクエスト番組。1713〜1714にCM。
 パーソナリティのトークで「……牧之原の方は霧が結構ね……」「まあ牧之原に限らず霧の出ている地域も……」「ホリちゃんと私の2人づれ恋の街」「ラジオネーム霧島美人さんから。いつも楽しく聞いています。シコさん、香田晋の曲で……」「ラジオネーム霧島の……」と言っていた。
 CMでは南日本新聞のCMは「お問い合わせは45の0261、南日本新聞国分中央販売所まで」、より愛きりしま(?)のCMは「そんな時国分清水の天然温泉付き高齢者住宅(より愛きりしま)はあなたのお役に立ちます。……。電話48の5301またはネットで検索」(括弧内はフェーディングで不明瞭)と言っていた。
 宮崎のMRTラジオ 66.83MHzが弱くなった後、鹿児島のMBCラジオ(推定)67.55MHz、LOVE FM(推定)76.1MHz、FMK・エフエム熊本(推定)77.4MHzなどと同時入感。
 同波の鹿児島県霧島市のFMきりしまのサイトにある番組表 < http://plakiri.com/fm769/channel/ > を見ると2019年6月1日土曜日に「17:00〜19:00 (再) Shikoと堀ちゃんのプラきり演歌道」と書いてあった。
 牧之原は霧島市内にある地名。「ホリちゃん」「シコさん」は番組表にあるパーソナリティの名前と一致。CMの電話番号をネットで検索すると霧島市内にあるものが出てくる。
 オープン地域やこれらの放送内容からFMきりしまと思われる。
 JVUDXCの「TV-FM受信ガイド2019PDF版」では同局の愛称・通称は「プラスきりしま」となっているが、同局のインターネットライブストリーミング放送 < https://fmplapla.com/fmkirishima/ > をこの日の2258〜2302に聞いたところ局名は2259のスポットで「FMきりしま」、6月6日1042〜1133に聞いたところ局名は1129までの生放送番組(再放送)のパーソナリティは「FMきりしま」、スポットで「FMきりしま」と言っていた。後者では「プラスきりしまポイントカード」のCMが流れていたが、これはポイントカードの名称のようだ。同局が一般の放送上で用いている通称・愛称は「プラスきりしま」ではなく「FMきりしま」のようだ。

■中華人民共和国

●黒竜江八一農墾大学外語調音台…66.00MHz
 6月12日, 1039〜1043。音楽に乗せて女声ID「這里是黒竜江八一農墾大学外語調音台。FM六十六兆赫」の繰り返し。
 黒竜江八一農墾大学外語調音台=Heilongjiang ba yi nongken daxue waiyu diaoyin tai。
 Inoさんが2017年6月17日に受信した受信音の録音 < http://fmdx.blog81.fc2.com/blog-entry-2029.html > と局名が同じなので間違いないだろう。個人的には初受信。

●不明中国FM…70.64MHz
 6月12日, 1201〜1202。静かな音楽に乗せて語りかけるような静かな男声のトーク。周波数や言語(普通話)は間違いない。中国FMと思うが、周波数がズレていてロシアFMの常連周波数と同じで、1041に同波でロシアFMを受信していることもあり少々自信がない。R1ch/C1chの連続モニターの最中だったため短時間で受信を打ち切った。
 同時にロシアバンドのロシアFMは入感なし。神奈川のInoさんのブログを見るとInoさんはこの時間帯に70,80MHz帯で遼寧省方面を受信されている。

■ロシア

 特にニュース性のない報告もあるが、ロシアのFMは受信し易い65.9〜74.0MHzのロシアバンドのFMが近年削減されつつあるのでRadio Rossiiのローカル放送を詳しく調べてみた。
 語学力の壁があるため内容の解析にはGoogle翻訳の音声入力(受信音をPCで再生すると原語の聞き取りと翻訳を同時にやってくれる)を用いたが、Google翻訳の音声入力は優秀ではあるものの完全に信頼は出来ないので、重要な局名確認に関わる時は十分な慎重を期した。Google翻訳の音声入力を使用した部分は(※)印を記している。
 便宜上、この項目のみf/inは時間の前に+、f/outは時間の後に+を付して示した。例:+0000=0000 f/in、0000+=0000 f/out。

●不明ロシアTV…R1ch デジタル放送移行の案内放送を流す局
 ロシア極東地域の多くの地域でアナログTV放送が終了した6月3日以降に受信したR1chのロシアTVのうち、デジタル放送移行の案内放送(映像は解説動画、音声は男声の解説トーク)は下記の通り受信出来た。
 6月4日, +1355+, 音声のみ。何も入感してない中から1355にロシア語の男声トークが約35秒間入感し、Google翻訳の音声入力に聞かせたところ、"Chtoby smotret' 20 besplatnykh kanalov ..."(日本語訳:「20の無料チャンネルを視聴するには……」)と聞き取れた。
 これはInoさんに教えて頂いた下記のYouTubeの現地受信動画にある4月15日にアナログTV放送が終了した地域で流れていたデジタル放送移行の案内放送ではないかと思い、同動画の該当部分を探して比較したところ、入感した全トークが完全に一致した。
Отключение аналогового телевещания в Кемерово (ГТРК Кузбасс, 15.04.2019)
(日本語訳:ケメロヴォでのアナログテレビ放送の切断(Kuzbass GTRK、04/15/2019))
https://www.youtube.com/watch?v=YtQQ3r9ba0U
 6月3日にロシア極東地域の多くの地域でアナログTV放送が終了してからロシアTVを受信したのはこれが初めて。
 6月7日, +1735〜1737+, 音声のみ。
 同日, +1804〜1919+, 映像・音声共。+1804〜音声が断続的に入感し、+1819+には映像も受像。+1837〜はC1ch 中国TVと混信しながらも映像・音声共に強力に入感し、映像は頻繁にカラーになった。1859〜1900は特にFBで音声は中国TVより強く入感し、映像は比較的綺麗にカラーで受像出来た。その後やや弱くなり1919 f/out。49.75/56.25MHz。
 画面隅の局ロゴは無かった。YouTubeの現地受信動画を見ても通常放送からデジタル放送移行の案内放送に切り替わると画面隅の局ロゴが消えている。
 1859〜1900の受信動画をTwitterにアップした。
https://twitter.com/konsubcldx/status/1137020943681765383
 6月8日, +0802〜1004 b/out, 音声のみ。C1ch中国TV音声と混信しながらの断続受信。デジタル放送移行の案内放送だが、同じ局が時折「無音と一瞬男声トークを流す状態」になっていたようだった。トラブルが起きているのだろうか。
 同日, +1421〜1544+, 音声のみ。断続入感。午前と違って中国TV音声の混信が全く無く、強く入感した時にデジタル放送移行の案内放送を流している局が時々「無音と一瞬男声トークを流す状態」になっているのがはっきり確認出来た。
 「無音と一瞬男声トークを流す状態」の時、+1531〜1533+には別のデジタル放送移行の案内放送を流す局が混信していた。
 同日, +1851〜1945+, 音声のみ。C1ch 中国TV音声と混信しながらの断続的受信。+1853〜1856, +1923〜1924+は映像も受像。49.75/56.25MHz。
 6月9日, +0930+, +1010〜1020+, +1050〜1058+, +1748〜1811+, +1847〜1848+, +1857〜1859+, 音声のみ。+1010〜1020+, +1050〜1058+, +1748〜1811+はC1ch 中国TVの混信の中から断続入感。
 6月10日, +0650〜0800+, 音声のみ。断続入感、その後C1ch 中国TVの混信の中から断続入感。
 この日の1030〜リアルタイム受信をしたが、1040, 1228のチェックでロシアバンドのロシアFMが多数良好に入感していた。1342, 1421, 1447のチェックでも数局入感。電波の弱い通常放送を流すロシアTVはC1ch 中国TV音声が入感していない時か極弱い入感時の入感である。
 この状態で比較的電波の強いデジタル放送移行の案内放送を流す局が0800以降全く受信出来なかったのは不自然で、第3段階終了日の6月3日から1週間後ということを考えると、大出力と思われるデジタル放送移行の案内放送を流す局はこの日の0800以降の午前中に停波した可能性も考えられる。
 6月11日以降にはデジタル放送移行の案内放送は全く受信出来ていない。

●Telekanal Guberniya…R1ch ハバロフスク地方の地域民放テレビ局。初受信。今シーズン最大の成果か。
 6月8日, +1430-1431+, +1436-1437+, +1442+, +1443+, 音声のみ。デジタル放送移行の案内放送を流す局がf/outしていた時間帯に、何も入感していない中から通常放送を放送するTV局が受信出来た。
 +1430-1431+はニュースで、1430まで女性記者レポート、1430〜女性キャスタートーク、CM。
 1430に女性記者レポートの最後で"... Telekanal Guberniya."と言っていた(※)。"Telekanal"の後が初めて聞く単語で聞き取れなかったためGoogle翻訳の音声入力を使った。
 1430の女性キャスタートークはGoogle翻訳の音声入力で次のように聞き取れた。(※)
 "podvodim itogi nedeli posle reklamy smotri Chem opasny staryy Khabarovsk zhil'tsov v dome Net no mogli postradat' prokhozhiye"
 (日本語訳:「広告の後の週を要約して、家の中の古いハバロフスク住民がなぜ危険であるかを見てください。」)
 1430〜CMになったが1431にf/out。
 その後、下記のように受信。これらは厳密には局名推定。
 +1436-1437+。ニュース(?)で、女性記者レポート、女性キャスタートーク。女性記者レポートは最後に"Telekanal (Guberniya)"と言っているように聞こえる。括弧内は推定。
 +1442+。ニュース(?)で、女声トーク
 +1443+。ニュース(?)で、女声トーク。"Telekanal (Guberniya)"と言っているように聞こえる。括弧内は推定。
 Inoさんがブログで地上デジタル放送のマルチプレックス放送20番組に含まれない地域テレビなどはアナログ放送を継続すると書かれていたのを思い出し、これはハバロフスクの地域民放テレビ局ではないかと思い調べてみた。
 公式サイト
https://www.gubernia.com/
 YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/user/GuberniaTV
 1430までの女性記者レポートがYouTube同局公式チャンネルにある6月6日のニュース記者レポートの動画と完全に一致した。
 Inoさんに教えて頂いたハバロフスク地域情報サイトDVHAB.RU掲載のKanal ≪Guberniya (Khabarovsk)≫の6月8日の番組表 < https://www.dvhab.ru/tv/grid/2019-06-08?channel=1692 > を見ると「15:05 Новости недели」(Novosti nedeli)(=今週のニュース)と書かれている(次の番組は1555〜)。日本時間では「Novosti nedeli」は1405〜、次の番組は1455〜。
 同局公式サイトのインターネットライブストリーミング放送のページ < https://www.gubernia.com/projects/online/ > にも番組表があったが受信当日は気付かず、翌日気付いたがこのページの番組表は当日分しか表示されないため、受信当日の番組表は見れなかった。なお、このライブストリーミング放送は落ちていて見れない。
 ロシアの送信施設管理組織であるRTRS(ロシア語略称:PTPC)のサイトでKhabarovskのРАЗВИТИЕ АНАЛОГОВОЙ ТЕЛЕРАДИОСЕТИ(アナログテレビジョンラジオの開発)< http://khabarovsk.rtrs.ru/tv/analog/ > のページに載っている公式リストを見ると1chは次の2か所が載っている。
地区          設置ポイント  放送局     チャンネル番号
Vaninskiy rayon    Vanino    ITA Guberniya 1
Komsomol'skiy rayon Chernyy Mys ITA Guberniya 1
 ITA Guberniyaと書いてあるが、ロシアのDXerサイトVictor CityのVaninoのリスト < https://vcfm.ru/vc/Cities/habarovsk.htm#sovgavan > に「Губерния [ООО ИТА Губерния]」(=Guberniya [ITA Guberniya株式会社])と書いてあるのでこれが社名なのだろう。
 Inoさんに教えて頂いたハバロフスクの地域ニュースサイトХабаровский край сегодняの6月3日のニュース記事「Аналоговое ТВ в Хабаровском крае не ≪убили≫ до конца」(日本語訳:ハバロフスク地方のアナログテレビは最後まで「殺された」わけではない)< https://todaykhv.ru/news/society/20456/ > に「地方テレビ局「Guberniya」のアナログ放送が継続されます」(Google翻訳の日本語訳)と書いてある。
 これらから同局に間違いないだろう。
 C1ch 中国TVが入感しておらず、ロシアの大出力局と思われるデジタル放送移行の案内放送を流す局も入感していないEスポのスポット的入感時に受信出来たものと思われる。

●STS…R1ch 全国放送民放TV局。初受信。
 6月10日, +1414〜1429+, +1429〜1432+, +1433〜1444+, 音声のみ。ドラマで、途中+1429〜1432+, +1433〜1435にはCMがあった。
 CMの時間帯、1429に番組宣伝スポット、1434に局のお知らせスポットが次のように聞き取れた。部分的にGoogle翻訳の音声入力聞き取りを参考にした。
(1)1429 番組宣伝スポット(部分的に※)
 "... Luchsheye kino na STS. ... Luchsheye kino na STS nikogda. ... sredu ... Ved'mina gora. Kino Dvadtsat' odin nol' nol' na STS."(Dvadtsat' odin nol' nol'=21 0 0)
 (日本語訳:「……。STSで最高の映画。……。これまでのSTSで最高の映画。……水曜日……魔女の山。STSのシネマ2100」)
(2)1434 局のお知らせスポット(部分的に※)
 "... prinimayet li televizor tsifrovoy signal. Yesli da ... A yesli net ... Kanalom STS. Nastraivaytes' poudobneye."
 (日本語訳:「……テレビはデジタル信号を受信しますか? もしそうなら……そしてそうでなければ……チャンネルSTS……。調整する」)
 (1)は同局公式サイト番組表の6月12日(水曜) < https://ctc.ru/programm/?date=2019-6-12 > に「21:00 ВЕДЬМИНА ГОРА」(VED'MINA GORA)(=魔女の山)があり、番組が一致する。
 YouTube同局公式チャンネルにある番組宣伝スポットの各動画を見ると、"Luchsheye kino na STS"、"Kino Dvadtsat' odin nol' nol' na STS"の言い回しが同じで、2000を"20 0 0"、2300を"23 0 0"と言う言い回しも同じである。
 (2)はYouTubeに同局のデジタル放送切り替え宣伝スポットを集めた動画 < https://www.youtube.com/watch?v=-Hdl0I7KiMA > があり、そのうちの1つと完全に一致していた。
 公式サイト
https://ctc.ru/
 YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCdmauIL-k-djcct-yMrf82A
 -/56.25MHz。対応する映像信号と思われるものは49.75MHzで入感していたが、テレビ映像は何か弱く映像が入感していたものの、像を結ばなかった。
 RTRSのサイトで日本に近い極東連邦管区の各地域、シベリア連邦管区南東部のイルクーツク州のРАЗВИТИЕ АНАЛОГОВОЙ ТЕЛЕРАДИОСЕТИ(アナログテレビジョンラジオの開発)のページに載っている公式リストを調べると、1chは次の1か所が載っている。
アムール州
地区        設置ポイント 放送局  チャンネル番号
Amurskaya oblast' Belogorsk   STS   1
http://amur.rtrs.ru/tv/analog/
 ロシアバンドのロシアFMは1421には69.92MHzのみ、1447には67.82, 68.36MHzのみが入感しており、アムール州のFMのみが入感していた。
 これらから同局に間違いないだろう。
 同局は地上デジタル放送のマルチプレックス放送20チャンネルに含まれているのでアナログ放送は停波するはずだが、同局はまだ停波していないのだろうか。

●不明ロシアTV…R1ch 通常放送で局名未確認の局
 6月3日以降に受信したR1chのロシアTVのうち、デジタル放送移行の案内放送ではない通常放送を放送し、局名が確認出来なかったものをまとめて報告する。
 6月7日, +1739+, 音声のみ。男声トーク。
 6月8日, +0928〜0930+, 音声のみ。CM。
 同日, +1516〜1531+(断続入感), 音声のみ。+1516-1518+は男声トークの後1517〜女声トーク。+1518-1520+は女声トークの後1519〜CMで、1519にCMで"Komsomolsk-na-Amur ..."と言っていた。+1521+はCM。+1522-1527+は男声トーク(一部女声)。+1530〜1531+は男声トーク。
 6月10日, +0639+, 音声のみ。歌に乗せた女声トーク。
 同日, +0648〜0649+, +0654〜0656+, 音声のみ。両者同じ男声トークが聞こえた。
 同日, +0800〜0805+, 音声のみ。C1ch 中国TVの混信の中から弱く断続入感。男声トーク。
 同日, +0812〜0846+, 音声のみ。C1ch 中国TVの混信の中から弱く断続入感してきたが0825〜0836は下記の局と同局のR1ch ロシアTV音声が単独入感。男声トークで、途中+0818〜0819,+0824+,+0825〜0828はCM(?)。男声トークは+0648〜0649+,+0654〜0656+の入感局と同じ声とわかった。
 同日, +0820〜0829+, 音声のみ。上の+0812〜の局に混信して別局が入感。演劇を流していた。
 同日, +0849〜0850+, 音声のみ。C1ch 中国TVの混信の中から入感。通常放送。CM。
 同日, +1318〜1341+, 音声のみ。断続入感。ドラマ。
 同日, +1622〜1719+, 音声のみ。断続入感。ドラマ。+1648+, +1650+, +1651+, +1718〜1719+にはCMが聞けたが、弱い入感で局名確認の手掛かりなし。
 6月11日, +0806〜0807+, 音声のみ。女性キャスターのニュース(?)。女性記者レポートがあったが局名告知は無し。
 同日, +0812〜0814+, 音声のみ。男声トーク
 同日, +0834〜0839+, 音声のみ。断続入感。男声たちのトーク。1人は+0812〜0814+と同じ声。
 同日, +0846+, 音声のみ。CM(?)
 同日, +0851〜0852+, 音声のみ。断続入感。男声トーク、女声トーク。
 同日, +1040〜1049+, 音声のみ。C1ch 中国TVの混信の名から断続入感。ドラマ。
 同日, +1053〜1059+, 音声のみ。C1ch 中国TVの混信の名から断続入感。CM。
 同日, +1725+, 音声のみ。CM(?)
 6月12日, +1711〜1727+, 音声のみ。断続入感。+1711+はCM(?)で"... kino ... nol' nol' ..."と聞こえる部分がある。+1715+, +1723+はドラマ。+1727+はCM。

●Radiostantsiya Mayak…70.52MHz
 6月8日, 1442〜1523, 1544〜1550。極東地域から消えたはずの同局が受信出来た。
 男女トーク番組の後、1459にIS、1500にモスクワ時刻アナウンス、1500〜ニュース。ニュースの冒頭で"Novosti na Mayak ..."と言っていた。
 1505のスポットで"... Radiostantsiya Mayak ..."と出た。
 1506〜歌が流れて、1509〜は「Khochu vso znat'」(=全部知りたい)の中の「60 sekund」(Shest'desyat sekund)(=60秒)という番組になった。
 2つの受信時間共にインターネットライブストリーミング放送 < https://radiomayak.ru/ > (約9秒遅れ)とのパラも確認。
 ロシアのDXerサイトVictor City で検索すると< https://vcfm.ru/radio/poisk.php > 、70.52MHzのMayakはハカシア共和国Balyksa(0.03kW)、イルクーツク州Zima(4kW)、ノヴォシビルスク州Chulym(0.15kW)がリストされている。
 しかし、アンテナの入感方向が北北東だったのでこれらのどれかというより、同波のRadio Rossii Sakhalin(QTH:Krabozavodskoe)(Victor Cityによると0.03kW)がMayakに変わったと考えるのが妥当だと思う。
 Krabozavodskoeはサハリン州南クリル管区Shikotan島の村(日本名:北海道根室振興局色丹郡(色丹島)の穴澗)で、北方領土にあるFMである。

●Radio Rossii Sakhalin…70.40MHz
 6月23日, 0958 f/in〜1000 f/out。浮いたり沈んだりしながら入感しており、IDが取れたのはこの入感時間だけだった。
 1000までローカル放送。
 CMの後、0959にCanned ID・番組タイトルコール"Radio Rossii Sakhalin. Pogoda"、0959〜「Pogoda」(=天気)、0959にCanned IDが"... Radio Rossii Sakhalin"(冒頭は地元業務局のQRMで聞こえず)と出てローカル放送終了。
 1000〜はRadio Rossiiのネット番組で、モスクワ時刻アナウンス、Canned IDが"Radio ..."と出たところでf/outした。
 6月26日, 1454 f/in〜1503。浮いたり沈んだりしながら入感しており、IDが取れたのはこの入感時間だけだった。
 1500までローカル放送。
 トーク番組「Sakhalin moyey molodosti」(=私の青春サハリン)(※)の後、1456〜CM、1457〜音楽、1458にCanned ID・番組タイトルコール"Radio Rossii Sakhalin. Pogoda"、1458〜「Pogoda」(=天気)がありローカル放送終了(最後は信号強度が落ちてよく聞き取れず)。
 1500〜はRadio Rossiiのネット番組で、モスクワ時刻アナウンス、Canned IDが「Radio Rossii. Vesti」と出てニュース番組「Vesti」になった。

●Radio Rossii Birobidzhan…70.07MHz
 6月25日, 1328〜1331。1330までローカル放送。
 トークの後、1329にCanned IDが「Vy slushali Radio Rossii Birobidzhan. Do novykh vstrech.」と出てローカル放送終了。
 1330〜はRadio Rossiiのネット番組と思われるトーク番組。


[受信以外の情報]

■ロシア

●ロシアの地上アナログテレビ放送停波情報
 下記ページの「第3報」にまとめて報告する。

ロシアの地上アナログテレビ放送停波情報

●RTRSの地上アナログテレビ放送公式チャンネルリスト
 ロシアの送信施設管理組織であるRTRSのサイトにある各地域の"РАЗВИТИЕ АНАЛОГОВОЙ ТЕЛЕРАДИОСЕТИ"(日本語訳:アナログテレビジョンラジオの開発)のページに地上アナログテレビ放送の公式チャンネルリストが掲載されている。このうち、日本に近い極東連邦管区の各地域、シベリア連邦管区南東部のイルクーツク州で、Eスポで受信可能な1ch〜5chを使用している送信地を抜粋して転載する。
 下記ページにまとめて報告する。

ロシア地上アナログテレビ放送公式リスト

●RTRSの地上アナログテレビ放送公式チャンネルリスト(現在放送中と思われるチャンネル)
 上記の公式リストのうち、カムチャツカ地方、マガダン州、ハバロフスク地方、ユダヤ自治州、イルクーツク州のページがその後更新され、停波したと思われるチャンネルが削除され、現在放送中と思われるチャンネルのみが掲載されているので、1ch〜5chを使用している送信地を抜粋して転載する。
 サハリン州、沿海地方、アムール州、サハ共和国、ブリヤート共和国、及び2019年10月14日地上アナログテレビ放送終了予定のザバイカリエ地方は更新されていないため、上記の公式リストから地上デジタル放送のマルチプレックス放送20チャンネルに含まれるテレビ局(Pervyy Kanal、Rossiya 1、Rossiya 24、NTV、5 kanal、Karusel')を除いたリストを掲載する。全国放送TV局のSTSは地上デジタルテレビ放送のマルチプレックス放送20チャンネルに含まれるため停波するはずだが、現地受信情報によるとSTSは地上アナログテレビ放送を継続しているため、STSは除いていない。
 2019年6月30日閲覧。

〔チュクチ自治管区〕
なし
〔カムチャツカ地方〕
なし
〔マガダン州〕
地区				設置ポイント			Kanal(テレビ局名)	チャンネル
Magadan				Magadan				TV Kolyma Plyus		5
Yagodninskiy rayon		Debin				TV Kolyma Plyus		3
〔サハリン州〕(2019年6月30日現在未更新)
地区				設置ポイント			Kanal(テレビ局名)	チャンネル
Noglikskiy rayon		Val				TRK "OTV"		2
Kholmskiy rayon			Kostromskoye			TRK "OTV"		4
Kholmskiy rayon			Yablochnoye			TRK "OTV"		3
Yuzhno-Kuril'skiy rayon		Yuzhno-Kuril'sk			TRK "OTV"		4
〔沿海地方〕(2019年6月30日現在未更新)
地区				設置ポイント			Kanal(テレビ局名)	チャンネル
Vladivostok			Vladivostok			RVK			3
Fokino				Fokino				Tikhookeanskoye TV; MIR	2
〔ハバロフスク地方〕
地区				設置ポイント			Kanal(テレビ局名)	チャンネル
Amursk				Amursk				Amursk			5
Vaninskiy rayon			Vanino				ITA Guberniya		1
Imeni Poliny Osipenko rayon	im P.Osipenko			ITA Guberniya		5
Komsomol'skiy rayon		Boktor				ITA Guberniya		3
Komsomol'skiy rayon		Chernyy Mys			ITA Guberniya		1
〔ユダヤ自治州〕
地区				設置ポイント			Kanal(テレビ局名)	チャンネル
Birobidzhan			Birobidzhan			2x2			1
〔アムール州〕(2019年6月30日現在未更新)
地区				設置ポイント			Kanal(テレビ局名)	チャンネル
Amurskaya oblast'		Belogorsk			STS			1
Amurskaya oblast'		Blagoveshchensk			5 videokanal		5
〔ザバイカリエ地方〕(2019年6月30日現在未更新)
なし
〔サハ共和国〕(2019年6月30日現在未更新)
なし
〔ブリヤート共和国〕(2019年6月30日現在未更新)
地区				設置ポイント			Kanal(テレビ局名)	チャンネル
Ulan-Ude			Ulan-Ude			STS			3
Ulan-Ude			Ulan-Ude			STS Baykal		3
〔イルクーツク州〕
地区				設置ポイント			Kanal(テレビ局名)	チャンネル
Bratsk				Bratsk				TVK-2 kanal; TK REN-TV	2

チュクチ自治管区 http://chukotka.rtrs.ru/tv/analog/
カムチャツカ地方 http://kamchatka.rtrs.ru/tv/analog/
マガダン州 http://magadan.rtrs.ru/tv/analog/
サハリン州 http://sakhalin.rtrs.ru/tv/analog/
沿海地方 http://vladivostok.rtrs.ru/tv/analog/
ハバロフスク地方 http://khabarovsk.rtrs.ru/tv/analog/
ユダヤ自治州 http://eao.rtrs.ru/tv/analog/
アムール州 http://amur.rtrs.ru/tv/analog/
ザバイカリエ地方 http://chita.rtrs.ru/tv/analog/
サハ共和国 http://yakutia.rtrs.ru/tv/analog/
ブリヤート共和国 http://ulan-ude.rtrs.ru/tv/analog/
イルクーツク州 http://irkutsk.rtrs.ru/tv/analog/

●ロシアの地上デジタル放送のマルチプレックス放送20チャンネル
 ロシアの送信施設管理組織であるRTRS(ロシア語略称:PTPC)のサイトにある20 ТЕЛЕКАНАЛОВ СВОБОДНОГО ДОСТУПА(20の無料アクセステレビチャンネル)< http://moscow.rtrs.ru/tv/channels/ > によると、ロシアでは現在、次の2つの送信チャンネルで無料の地上デジタル放送を送信している。1つの送信チャンネルで10チャンネルのテレビチャンネルをマルチプレックス放送(多重放送)で送信し、合わせて20チャンネルある。2019年6月16日閲覧。
・Пакет цифровых каналов РТРС-1 (Первый мультиплекс)
 (Paket tsifrovykh kanalov RTRS-1 (Pervyy mul'tipleks))
 (日本語訳:デジタルチャンネルRTRS-1のパッケージ(第1マルチプレックス))
・Пакет цифровых каналов РТРС-2 (Второй мультиплекс)
 (Paket tsifrovykh kanalov RTRS-2 (Vtoroy mul'tipleks ))
 (日本語訳:デジタルチャンネルRTRS-2のパッケージ(第2マルチプレックス))
 同ページによると、ロシアの地上デジタル放送のマルチプレックス放送20チャンネルで放送しているテレビチャンネルは次の通り。
☆МУЛЬТИПЛЕКС РТРС-1: СПИСОК ТЕЛЕКАНАЛОВ
 (日本語訳:MULTIPLEX RTRS-1:テレビチャンネル一覧)
Pervyy kanal
Rossiya 1
Match TV
NTV
Pyatyy kanal
Rossiya K
Rossiya 24
Telekanal ≪Karusel'≫
Obshchestvennoye televideniye Rossii (OTR)
TV Tsentr
☆МУЛЬТИПЛЕКС РТРС-2: СПИСОК ТЕЛЕКАНАЛОВ
 (日本語訳:MULTIPLEX RTRS-2:テレビチャンネル一覧)
REN TV
Telekanal ≪SPAS≫
STS
Telekanal ≪Domashniy≫
Telekanal TV-3
Telekanal Pyatnitsa
Telekanal ≪Zvezda≫
Telekanal ≪MIR≫
Telekanal TNT
MUZ-TV


[QSL返信情報]

(1) 受信日・受信チャンネル (2) 同封物 (3) 受信報告書作成言語(国内局の場合は日本語のため省略) (4) 返信物 (5) 返信日数

●エフエムしながわ(FMしながわ)
(1)2019年4月22日・88.9MHz (2)PFC、82円切手 (4)QSLカード(データ記入あり。1)、番組表、ステッカー2枚 (5)42日
QSLカード記載の住所:〒142-0041 東京都品川区戸越一丁目7番20号 戸越台ビル 株式会社エフエムしながわ
http://tvfmdx.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-2002be.html


(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順

主な略語
s/on=放送開始(sign on) s/off=放送終了(sign off)
c/on=電波送信開始(carrier on) c/off=電波停波(carrier off)
f/in=フェードイン(fade in) f/out=フェードアウト(fade out)
b/out=block out(他局の電波に潰されること)
ID=局名告知アナウンス SJ=ステーションジングル


All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : AOR AR5000A+3, ICOM IC-R7000, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), KENWOOD KT-6040 ( For Europe ), TECSUN PL-398MP
TV set : JVC CX-60ME(K) ( For overseas ), SONY KV-AR142M80 ( Multi system )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : KUROUTOSHIKOU SAA7135-STVPCI/R ( Capture board )
ANT : CREATE CLP5130-1
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES, KT-6040 )
Option - TV/FM Adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, AR5000A+3 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )

情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。


Logs 2019.06>


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