TV-FM DX Report 2005.06 2005.07.03 UP
[受信情報]
◆Eスポによる受信
■大韓民国
●KBS第1テレビ…A4ch(C)
6月4日,0846〜0849,映像・音声共,カラー。素人参加ののど自慢番組。常時画面左上に局名があったが、「KBS1
HD」とあった。恐らく地上デジタル放送ではこの番組はハイビジョンで放送されているのだろう。パラでA5ch音声を受信。67.25/71.75MHz,-/81.75MHz。
■中華人民共和国
●高郵電視台…C3ch(C)
6月4日,0939〜0957,映像・音声共,カラー。0946までは『高郵新聞』で、最後に担当男性アナが音声で「観衆朋友、今天的高郵新聞ターチョーヨ播送完了。感謝您的収看。再見」と言い、その後、画面に制作スタッフロールが流れ、ラストに制作部署の名が「高邮电视台」「新闻部」と表示された。0946〜は文字だけのお知らせ告知(?)&無音、0947〜CM、0948〜ドラマとなった。常時画面右下に局名が「高邮电视台」と出ていたが(文字の色は黄色)、0947のCM中以降、何故かこの局名表示は消えてしまった。局ロゴの類は表示していない。この日は比較的良好に受像出来た。
●中央電視台総合頻道…C1ch
6月5日,1725〜1727,音声のみ。1726にCanned音声IDが「您現在収看的是中央電視台総合頻道」と出た。音声のみの受信のため、このID時の映像の方は不明。中央電視台-1の系統で、中央電視台新聞総合頻道から改称。
●蕪湖交通経済広播電台…96.3MHz(S)
6月11日,0757〜0803。Canned IDが0800に「……FM九六点三、蕪湖交通経済広播電台」、0802に「……。這里是FM九六点三、蕪湖交通経済広播電台」と出た。蕪湖経済広播電台から改称。
●阜陽交通広播(推定)…90.0MHz(S)
6月11日,0826〜0829。0827にCanned IDが「這里是FM九零、FM幺零三点五、フーヤン交通広播」、0828にDJのIDが「這里是ライツー フーヤン交通広播……」と出た。江蘇・安徽方面のオープンで、安徽省阜陽(Fuyang)市の局と推定。
→Follow Up Cf. TV-FM DX Report 2007.11-2
●安徽音楽広播…97.4MHz(S)
6月11日,0830〜0903。0855にスポットが「……。安徽音楽広播広告……」、0902にCanned IDが「……安徽音楽広播」と出た。0903〜パラで89.5MHz(S)も受信。安徽人民広播電台音楽台からの改称で、97.4MHzは初受信。
●ナンクワン交通音楽台…97.7MHz(S)
6月11日,0959にCanned IDが「您現在収聴的是ナンクワン交通音楽台。Traffic …… 調頻FM九七点七。……」、1000にDJのIDが「ナンクワン交通音楽台」、1008,1010にスポットが「……。ナンクワン交通音楽台。……」と出た。局名の「ナンクワン」は正式局名を略した「×広」と思われる。CMやトーク中では「ナンヤン」「ナンヤン市」が頻出していた。同波の上海の第一財経と混信しながらの入感。
江蘇・韓国(済州)・上海・安徽方面が大オープンしており、「ナンヤン市」に該当しそうなものとしては河南省南陽(Nanyang)市があり、同市の局とすれば局名は南広交通音楽台となると思われる。
しかし、保存用MDの録音を誤って消去してしまったため、これ以上の局名追求は困難になってしまった・・・。
●臨沂電台新聞総合頻道…97.6MHz(S)
6月11日,1018〜1031。1020,1028に同じCanned IDが「您現在収聴到的是臨沂電台新聞総合頻道。……」、1030にDJのIDが「您現在収聴到的是臨沂電台新聞総合頻道、毎天……」と出た。臨沂人民広播電台新聞台から改称。
●東営電台新聞頻道(推定)…102.2MHz(S)
6月11日,1059〜1105。1100にCanned IDが「……。トンイン電台新聞頻道。歓迎継続収聴」と出た。1059のCMでは「……地址、トンイン市……」と言っていた。山東・韓国方面のオープンで、山東省東営(Dongying)市の局と推定。同局も保存用録音MD誤消去のため、この受信の局名追求は困難。
●山東電視台…C9ch
6月11日,1156〜1213 f/out,音声のみ。山東・韓国方面のFM帯が大オープンしていたので、TVのHigh chを狙ってみたところ、12時前後にA8ch映像信号181.25MHz、C6ch 不明中国TV音声174.75MHz(映像信号168.25MHzも入感)、C7ch映像信号176.25MHz、C9ch 山東電視台の音声198.75MHz(映像信号192.25MHzも入感)、C10ch映像信号200.25MHzが受信出来た。
C9ch音声では1156〜ドキュメントっぽい男性トーク番組を受信していたが、1200〜はもう1局バラエティっぽい男女トーク番組が混信してきた。前者のドキュメントっぽい男性トーク番組は1209にC2chで入感していた山東電視台と映像・音声共に一致しており、C2chの画面左上局ロゴで山東電視台と確認した。C9ch音声は1213に2局共f/out。
●不明中国FM…92.4MHz(S)
6月11日,1117〜1124。1117にCanned ID(?)が「調頻九二四、中波八零一、チンチー広播。ターチャー
チンソン チョムー。……」、1120にDJのID(?)が「您現在収聴的是シーアーシンチーシーホー広播、毎天上午的……節目」と出た。山東・韓国・上海方面のオープンで、上海各波が良好に入感しており、上海東方広播電台少児頻率と思われるが、後述のように上海のいくつかの系統の名称に変更があるようで、同系統も名称が変わっているように思える。同局も保存用録音MD誤消去のため、この受信の局名追求は困難。
●動感101…101.7MHz(S)
6月11日,1255〜1315。1300にCannedタイトルコールが「動感一零一。整点チューシューポーパオ。……。動感音楽一零一点七」、1301にはCannedタイトルコールが「動感一零一。気象フーウー」と出た。トーク中でも「動感一零一」の名称が出てきた。
東方広播電台流行音楽頻率の系統だが、上海東方広播電台の名称は全く出ておらず、系統名(愛称)の「動感101」しか出てこなかった。「動感101」は2002年7月19日の受信時に「東方広播電台、FM101.7、流行音楽頻率」の名称と共に告知されていた(参照:TV-FM DX Report 2002.11-2)。
上海では政府のメディア集団化政策に伴い、上海人民広播電台や上海東方広播電台は上海文広新聞伝媒集団の傘下に入っており、同集団のHP < http://www.smg.cn/ > を見ても両局は特に分離されておらず、またいくつかの系統に名称変更もあるようだ。以前の両局のHPアドレスにアクセスしても同集団のHPに飛ばされるようになっている。
余談だが、この日の受信では短時間の受信ながら、大塚愛の『さくらんぼ』が日本語のまま流れていたり、ヴィレッジ・シンガース/島谷ひとみの『亜麻色の髪の乙女』の中国語バージョンが流れており、従来の中国のラジオ局とあまり変化はなく、現地の反日感情はそれほど深刻でもないようにも思えたが・・・。
●第一財経…97.7MHz(S)
6月11日,0958〜1005,(S)。0958にCanned IDが「……第一財経。為您創造価値」などと出て、1003にはDJのIDが「這里是FM九……AM一……第一財経広播頻率」と出た。
同日,1229〜1233。1232に0958と同じCanned ID、1233に別のCanned IDが「第一財経頻率。……」、DJのIDが「……第一財経頻率……」と出た。
同日,1255〜1315,(S)。1300にCanned IDが「……。調頻九十七点七兆赫、中波幺四二二千赫。第一財経。為您創造価値」、「您現在収聴的是調頻九十七点七兆赫、中波幺四二二千赫、第一財経節目。第一財経、為您創造価値」と出て、直後のスポットでも「……第一財経……」というものがいくつか流れた。1302にはDJのIDが「這里是第一財経、調頻九十七点七、中波幺四二二的……」と出た。
以前の東方広播電台財経頻率の系統だが、同系統も上海東方広播電台の名称は全く出ておらず、「第一財経」の系統名しか出てこなかった。「第一財経」の他に、「第一財経広播頻率」「第一財経頻率」「第一財経節目」とも言っている。
●東方広播電台都市792…89.9MHz(S)
6月11日,1325〜1333。1330にCanned IDが「在上海生活、听都市広播。中波七九二、調頻八十九点九。都市七九二」、「您正在収聴的是東方広播電台、都市七九二。……」と出た。同系統では東方広播電台の局名をちゃんと告知していた。
●舟山人民広播電台経済台…99.8MHz(S)
6月11日,1400〜1403。1401にCanned IDが「……。舟山人民広播電台経済台。……」などと出た。舟山人民広播電台の99.8MHzからの転用。
●トンフー人民広播電台経済台…88.7MHz(S)
6月11日,1429〜1431。1430にCanned IDが「……。トンフー人民広播電台経済台」と出た。山東・浙江方面がオープン。同局も保存用録音MD誤消去のため、局名追求は困難。
●葫蘆島人民広播電台交通文芸台…87.8MHz(S)
6月18日,0959〜1008。1004にCanned IDが「ニン交通文芸台……FM八十七点八兆赫……」、1006にDJのIDが「歓迎継続収聴調頻八十七点八兆赫、シューティン葫蘆島人民広播電台交通文芸台的節目」と出た。スポット中にも「交通文芸台」が何度か出てきた。以前は「葫蘆島人民広播電台交通文芸台」で、昨年2004年6月13日に受信した際には「葫蘆島人民広播電台交通文芸頻道」と言っていたが、元の系統名に戻ったのだろうか。
●温州電台経済交通台…88.8MHz(S)
6月18日,1103〜1105。1103にDJのIDが「歓迎チーシーラー温州市、温州電台経済交通台……節目」と出た。温州人民広播電台経済台から改称。
●遼寧人民広播電台経済台…89.5MHz(M)
6月19日,1420〜1436。Canned IDが1432に「……。遼寧経済台。……」、1434に「您現在収聴的是遼寧人民広播電台経済台」と出て、1435には周波数告知が「遼寧人民広播電台経済台頻率ソーソー。瀋陽 八十九点五、大連 八十七点六、営口 九十三点三……」と出たが、後半は信号が弱く聞こえなくなってしまった。同波で同局が明らかに2波混信して入感しており、そのうちの1波は零コンマ数秒遅れていた。恐らく瀋陽以外にも送信所があり、どちらか1波は中継回線受けに衛星を使用しているのかもしれない。
●不明中国FM…98.9MHz
6月19日,1456〜1457 f/out。モンゴル語の女性トークの後、音楽になったがf/outしてしまった。遼寧方面が入感した直後の入感で、ほぼ同時に89.6MHzで内蒙古人民広播電台のモンゴル語放送と思われる局が入感していたことから、中国の内蒙古自治区東部の局と思われる。同波でモンゴル語を受信したのは初めて。
→Follow Up Cf. TV-FM DX Report 2007.11-2
●アリラン放送…88.0MHz(S)
6月19日,1530〜1532。朝鮮語放送。1531にスポットが「……アリラン バンソン……アリラン
バンソン……」と出ていた。14時台には遼寧方面、15時前後には内蒙古自治区東部方面が入感しており、以前、延吉アリラン放送と名乗っていた同波の延吉放送と思われるが、局名の再変更なのかどうかは不明。
→Follow Up Cf. TV-FM DX Report 2007.11-2
●河北音楽広播…88.1MHz(S)
6月25日,1827〜1831。1829にCanned IDが「……音楽……。河北音楽広播」、1830にDJのIDが「……収聴河北音楽広播」と出た。新系統?
●唐山人民広播電台交通文芸広播…102.0MHz
6月26日,1455〜1502。1459にCanned IDが「……。唐山交通文芸広播。唐山交通文芸広播」、1501にDJのIDが「聴衆朋友、您現在収聴到的是唐山人民広播電台交通文芸広播的直播節目……」と出た。
●中央人民広播電台経済之声…98.0MHz(S)
6月26日,1457〜1502。1500にCanned IDが「中央人民広播電台経済之声。China Business Radio」、続けて周波数紹介アナウンスが「……。北京 調頻九十六点六、上海 調頻九十一点四、天津 調頻九十八点零、広州 調頻ヤズー点六、杭州 調頻九十七点九、武漢 調頻九十七点八、瀋陽 調頻九十三点五。……中央人民広播電台経済之声」と出た。放送の中身の音楽などもちゃんとステレオになっていた。山東・韓国・河北・江蘇・北京方面のオープンで、送信地は周波数紹介アナウンス中に出てくる天津だろう。
●中央人民広播電台音楽之声(推定)…87.4MHz(S)
6月26日,1527〜1534 f/out。CM、1528にスポットが「…… Radio。……」、1529にSJが「……
Music Radio。……」と出て歌になった。1529のSJが中央人民広播電台音楽之声のものだったので、同局と推定。山東・韓国方面のオープンだが、前後には山東・韓国・河北・北京・江蘇・上海・沖縄方面もオープンしており、どの方面なのかよく分からない。この周波数での受信は珍しいが、イメージかもしれない。
●日照人民広播電台交通文芸頻道…88.1MHz
6月26日,1705〜1708。スポットが1706に「……。チャンティンチンチョーイン収聴日照広播交通文芸頻道、毎天晩上二十点……」、1707に「……収聴(日照)人民広播電台交通文芸頻道、毎天上午九点……」(括弧内はフェーディングで不明瞭)と出た。以前の日照人民広播電台第二套節目の系統だろう。
●福建電視台-1・総合頻道…C2ch
6月26日,1853〜1910,映像・音声共。番組と番組の合間のCM枠中の1901に長めの映像・音声IDがあり、風景映像&音楽の後ラストに映像で「福建电视台 綜合频道」、音声で「……。福建電視台総合頻道」と出た。その後、ドラマのオープング、CMがあり、ドラマ本編が始まる直前の1906に短めの映像・音声IDが2つ流れ、1つは映像は不鮮明、音声で「福建電視台総合頻道。為您……」と出て、もう1つは映像で「福建电视台 綜合频道」、音声で「您現在収看的是福建電視台総合頻道」と出た。常時画面左上にいつもの局ロゴ(ロゴの右下に「-1」とあるもの)が出ていた。局ロゴは変わらないが、「福建電視台総合頻道」という名称は初めて聞いた。
※「→Follow Up Cf. TV-FM DX Report 2007.11-2」とあるものは録音の聞き取り結果を「TV-FM DX Report 2007.11-2」に掲載してある(2007.11.25追記)
[今月の受信画像]
KBS第1テレビ A4ch 6月4日 0847頃 かなり見づらいですが、画面左上にうすく「KBS1 HD」とあります。その下に日付、曜日、時刻があります。 |
高郵電視台 C3ch 6月4日 0944頃。 画面右下に局名テロップが「高邮电视台」とあります。 |
高郵電視台 C3ch 6月4日 0946。 『高郵新聞』のアナウンサー。 |
高郵電視台 C3ch 6月4日 0946。 『高郵新聞』の最後に出たスタッフロールのラスト部分。見づらいですが中央に「高邮电视台」「新闻部」とあります。 |
福建電視台-1・総合頻道 C2ch 6月27日 1901。 映像・音声IDのラスト部分。見づらいですが中央に「福建电视台」「綜合频道」とあります。 |
福建電視台-1・総合頻道 C2ch 6月27日 1903。 CM。画面左上の局ロゴはこっちが見やすいですね。 |
[受信以外の情報]
■NHK放送文化研究所 放送研究と調査 放送界の動きより
▽2005年4月号
●05.02.01 タイ,MCOTが新たにラジオ局5局を開設
▽2005年5月号
●05.03.01 韓国,放送委員会が地上波DMB6社を選定
●05.03.01 豪ABC,第2の地上デジタルチャンネル開始
▽2005年6月号
●韓国,放送委員会が 衛星DMBの地上波再送信を承認
●05.04.01 タイ,コミュニティー・ラジオ局の取締り強化へ
●05.04.01 伊・サルデーニャ州,2006年1月末に完全デジタル化
(同州における地上アナログ放送を2006年1月31日で停止。イタリアは全アナログ放送の中止時期を2006年末日と定めている)。
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/houken_back.html
(S)=ステレオ受信 (M)=モノラル送信 (C)=カラー受像
TV受信周波数:映像周波数/音声周波数の順
All received and reported by "Konsu"
in Tokyo, JAPAN
with
RX : ICOM IC-R7000, ICOM IC-R8500, SONY ST-SA50ES ( For Japan ), SONY ST-SA5ES ( For Europe ), SONY ICF-SW55, TV tuner for Japan ( For reception of local TV stations )
TV set : SONY KV-AR142M80 ( Multi system ), TV set for Japan ( For reception of local TV stations )
TV converter : HS PUBLICATIONS D-100<DE-LUXE>
TV recorder : Panasonic NV-FJ630 ( Multi system ), JVC HR-S5980AH ( Multi system ), SONY SLV-ED100 ( Multi system ), Samsung SV-9000W ( Multi system )
ANT : CREATE CLP5130-1, TV antenna for Japan ( For reception of local TV stations )
Booster : Nippon Antenna VTR-331-SP ( For ST-SA50ES, ST-SA5ES )
Option - TV/FM adapter : ICOM TV-R7000J, ICOM TV-R7100J ( For recovery of FM stereo of IC-R7000, IC-R8500 )
Option - Text display unit : SONY CTD-S100 ( For recovery of FM multiplex telecasting of ST-SA50ES )
情報を転載・引用する際には「WEST TOKYO TV-FM DX」の"こんす"の情報である旨を明記して下さい。